畑のワナにツキノワグマが・・【ニュース記事】

畑のワナにツキノワグマが・・【ニュース記事】

2019年10月24日 オフ 投稿者:

皆さん、こんにちは。社団法人ランナー龍(たつ)です。

 

丹沢のニュースをチェックしていたら、こんな記事が飛び込んできました。

県は7日、伊勢原市子易の畑に仕掛けたわなに、県の絶滅危惧種に指定されているツキノワグマ1頭がかかった、と発表した。クマが嫌がるスプレーを吹き掛け、人間に近づかないよう学習させた上で丹沢山中に放った。

 県湘南地域県政総合センターによると、7日午前6時ごろ、わなにかかった体長136センチ、体重92キロのオスを発見、市に連絡した。同市子易の住宅近くで9月中旬から、カキやクリを食べた痕跡が確認されていた。

出典:神奈川新聞カナロコの記事より

 

そういえば、ツキノワグマは神奈川県の絶滅危惧種に指定されているんでしたね。

丹沢山地を中心に県内に40頭ほどであると推定されているようですが、静岡や山梨からの移動もあるので実はもっと生息しているんじゃないかなと個人的には思っております。限られたエリアだけに生息する動物は本当に絶滅が心配であることには変わらないのですが。

 

さて、伊勢原市には前々からツキノワグマがよく出没しています。罠にかかる個体。防犯カメラに映る個体など、同じ個体が繰り返し出没し目撃されている可能性が高いとは思います。

特に人が管理していない柿などの果物の木などはほぼ餌場です。付近にお住まいの方はご存じであると思いますが、ご注意ください。

 

少し驚いたのは、体調136cm、体重92キロってツキノワグマの中では、かなり大型になるのではないでしょうか。

通常、成獣のメスで40~50kg、オスで60~70Kgと認識しており、丹沢に生息するのは比較的小型であると聞いたことがあっただけに驚きました。

 

熊スプレーを吹き付け、山中に逃がすことは良いことであり、人間界に近づかないよう学習させることが重要だと思います。

一方、秋田県の事故のように、不運にも人間の味を知ってしまった熊は、悲しいですが殺処分するしかありません。

 

大山の麓、伊勢原市や秦野市あたりではこのようなニュースは度々みられるので、珍しいことではありませんが、それだけ近いところに生息していることを認識していただければと思っております。ではまた!