【会社員は読んで!】スポーツエールカンパニーと健全年齢

【会社員は読んで!】スポーツエールカンパニーと健全年齢

2024年3月29日 オフ 投稿者:

スポーツを習慣にしている人は少ない。

 

このブログを読みに来てくれている登山やマラソン、トレランを趣味にする人にとっては運動することが当たり前なので、実感しにくいかも知れないが、

実にサラリーマンの半分以上は運動習慣が無い。

この記事は、会社の経営者や管理職などの上層部の方に特に読んで欲しい内容です。

 

 

スポーツエールカンパニー

これからは65歳まででなく、70歳まで働くことになる時代がもうそこまで迫っています。

この年齢まで健康に働けますか? ・・70歳まで働きたくない?

ならば言い方を変えましょう。70歳まで遊べる体でいたいと思いませんか。

経営者は働く従業員が健康であることが前提となるよう務める必要があります。

とはいえ、70歳近くの従業員の割合が増えると、果たして皆、健康で安全に働いてもらえるのか、心配のタネにもなることが想像できる。

 

健康でいるために、バランスの良い食事と運動で病気や筋力低下などを防ぐことが大切です。

長く働くためには。

 

スポーツ庁は、世論調査で特に20代~50代の「働き盛り世代」のスポーツ実施率が全体の平均よりも低くなっていることに注目し、

健康的なライフスタイルを定着させるためには、一日の大半を過ごす職場において、スポーツに親しむきっかけづくりを進めていくことが重要と考え、

社員の健康増進のためスポーツの実施に向けた積極的な取組を行っている企業を「スポーツエールカンパニー」(英語名称:Sports Yell Company)として認定する制度を制定しました。

 

スポーツエールカンパニー。知っていましたか?

出典:スポーツ庁

認定された年数が長くなるほど、シルバー、ゴールドの認定ロゴに格上げされるみたいです。

社員章のバッジなんかにしたらカッコいいロゴですよね!欲しい。

 

スポーツエールカンパニーの認定を取得して、企業まるごと健康集団になって、

「動けるサラリーマン集団」でいられたら、なんかカッコいいし、労働効率と生産性も上がりそうなものである。

 

スポーツが嫌いな人は結構いるから、会社として取り組むにはハードルがどうしてもあるのだが、別にマラソンでなくても、ウォーキングでもハイキングでも、筋トレでも水泳でも、テニスでも散歩でも良いのだ。

 

会社としてスポーツ活動を行うことでスポーツエールカンパニーに申請できる。

スポーツエールカンパニー(2024年)には実に1,246社も認定されている。

思ったより結構多いぞ。

 

そのうち、32%以上が従業員数900名を超える大企業が占めているから、大手じゃないととてもそんな余力はないと考えられそうだが、組織という集団である以上、何らかの方法で業務以外の社会活動やレクリエーションの機会があることで、それがコミュニケーションとなり、従業員も嬉しかったりする。

なので、10人の会社がスポーツエールカンパニーを取得したって良い。

スポーツエールカンパニーに認定されるための要件は概ね次の通りだ。

  1. 限られた従業員のみということでなく、会社全体として推進していること
  2. 経営者の理解があり、具体的な取り組み内容が明確化されていること
  3. スポーツ活動の取り組みが社内で周知されており、実績があること
  4. スポーツ活動の取り組み内容が公表できること
  5. 労働法令が遵守されていること
  6. 反社会勢力や暴力団員で構成される集団では無いこと

色々な要件はあるが、そんなに難しい事ではないと私は思います。

強いて、一番難しいのは一番目の「会社全体として推進している」くらいかと。

スポーツがどうしても嫌いな人が居ることと、強制して推進する性質のものではないからだ。

 

先ほど、散歩でも良いと書いた通り、ストイックにアスリート集団になるという認定ではない。健康的なライフスタイルをおくるために、スポーツを通じて健康な体作りが出来るよう会社として推進していくことに目的はある。最低限、健康的に働けるレベルに相当するスポーツで良いのだ。

 

広く考えて、健康経営と言えば分かりやすいかも知れない。

スポーツエールカンパニー、ご検討あれ。

 

 

健全年齢

人間には寿命があるが、日常生活を遂行できるレベルの寿命を健康寿命と言います。最近ではこの健康寿命も注目されていますね。

そしてここでもう1つの言葉が登場します。

それは『健全年齢』

これは一体、何なのか。

 

これは日常生活を介助無しで送ることのできる健康寿命よりもう少しレベルアップ!

仕事をこなすことが出来るレベルの水準を維持していることを指すと、私なりに認識します。

 

健全年齢とは、ASICS社が独自に開発した健康評価指数なのです。

この健全年齢の評価方法はJSA規格として制定されているようです。

「ASICS HEALTH CARE CHECK」で採用している健康評価指数の評価方法がJSA規格として制定

アシックスは、このたび、当社が開発した健康増進プログラム 「ASICS HEALTH CARE CHECK(アシックスヘルスケアチェック)」の指標として独自に開発した健康評価指数である「健全年齢」を算出するための「歩行能力を基軸とする健全年齢評価方法」が、一般財団法人 日本規格協会(JSA)が定める規格として新たに制定されたのでお知らせします。

今回制定されたのは、JSA規格JSA-S1006「歩行機能を基軸とするデータベースを活用した健全年齢の求め方」です。「ASICS HEALTH CARE CHECK」を構成する3要素の中から「歩行機能」を基軸に、「身体機能」および「認知機能」を含めた複数の測定値を割り出し、これを基にデータベースを活用しながら実年齢と比較し、心身の総合的な健全性を評価する「健康指標(健全年齢指標)」の求め方について規定されています。

出典:株式会社アシックス プレスリリース

ご覧のように、身体機能と認知機能を、かなりの数の検査から導き出すのだという。

健全年齢は、身体機能、認知機能共に自分の実年齢より上か下かでその低下具合を測る。

 

ということで、アシックスさんに潜入し、健全年齢のテストを行ってきました。

全てのテストを行い、以下の結果が出ました。

これが私の健全年齢です。30歳相当の身体能力。実年齢のマイナス10歳。

これは嬉しい結果です。

そこに居合わせた14名を差し置いて順位は1位。意外なことに、脳年齢が27歳と若い。感覚的には実年齢より劣っていると思っていたので、安心(?)

脳内における瞬時の判断能力、記憶力。脳神経が働くことは長く働く上では必須だ。

あと42年は健康寿命である的なことが左上に書かれていますが、これは日本人の男性の平均寿命が72歳なので、今回の健全年齢である30歳から72歳まで42年ある事を指しています。

私の年齢が、計測当時は40歳で残りの健康寿命42年を足すと82歳。

82歳まで健康寿命なのは、日本人の平均を大きく超えているが、少なくとも72歳~75歳くらいまでは、この調子でいけば、そこそこ働ける体を維持できると、イメージすることは出来た。

これは面白いね!!

是非、皆さんにもやってもらいたい。

とは言うものの、ここで出た健全年齢は、計測時の健全年齢であり、将来を約束するものではなく、あくまで参考値として捉えておくのが健全である(笑)

だって、生活習慣が堕落すれば、一気に老けるでしょう?

 

今回の私の提案としては、最初に述べた「スポーツエールカンパニー」の活動に、このアシックス社のヘルスケアチェックを取り入れて、この測定イベントを健康経営の取り組みにしてしまうことだ。

この結果をもとに、より若さを維持しようと努力したり健康意識への高まりに期待できるのではないか。

スポーツエールカンパニー、健全年齢、知っていましたか?アシックスもスポーツエールカンパニーに認定されていました。(2024/03/10時点)

ではまた!