丹沢のフリースクールに当ブログが掲載されました!
皆さん、こんにちは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
この度、丹沢(愛川町)のフリースクール「あめつちのいえ」のホームページに、協賛者として、『社団法人ランナー龍(たつ)・週末は山の中』が掲載されました!
私の大好きな土地である丹沢、そして未来の宝である子供たちに僅かながら支援が出来たことを嬉しく思います。
支援までの経緯について、1つ1つ紹介していきます。
必読ですぞ!(笑)
もくじ |
丹沢のフリースクールに当ブログが掲載されました!
先に述べた通り、丹沢(愛川町)に2023年秋、設立予定のフリースクールの協賛者としてホームページに当ブログが掲載されました。
それがこちらです。
社団法人ランナー龍(たつ)のリンクのところがそれです。
最近では、丹沢山地の中でも、相州アルプスの麓、宮ケ瀬や愛川町半原などのエリアについて色々と調べていて、先日も新鮮な魚に合う日本酒「よこすか無双龍」を新発売された愛川町の酒蔵・大矢孝酒造を紹介したところではありますが、同エリア愛川町で、子供たちのためのフリースクール開校準備をされている「あめつちのいえ」と出会うこととなりました。
愛川町の記事はこちらからも。
2023年の愛川町、熱い!!
丹沢は都心からも近く、登山者は勿論のこと、人も多く訪れることから、自然を生かした様々な活動で地域や現代社会を活性化する取り組みがし易いのかもしれません。
子供(未成年者)に関しては、コロナ禍以降、不登校児の数、特に自殺者数については過去最多を記録しており、確実に増加を辿っています。
異次元の少子化対策という政策があるらしいですが、今生きている子供たちの「生きやすい世の中」を再現することが喫緊の課題だと私は思うのです。
丹沢が好き、子供が大切、ということだけでなく、産業カウンセラーとして心理職に携わる一員として、フリースクールに支援したいと思い、出資する考えに至りました。
不登校に関するところで言えば、昨今フリースクールは注目されてきています。
子供は未来の宝。そんな子供たちを支援することは光栄なことであり、願ってやまないことであります。
フリースクールとは?必要性についても解説
フリースクールの存在意義はズバリ一言で表すと「子供たちの居場所」であるということです。これは、 ”あめつちのいえ” ホームページにもよくよく書いてあります。
利用されたことがある方はよくお分かりだと思うのですが、そうでない方からしたら、フリースクールという名前は聞いたことあるけど具体的にはイメージしにくいのではないでしょうか。
フリースクールは個人又はNPO法人が運営しているケースがほとんどで、活動内容は非常に多岐にわたります。だからこそ、利用する施設については事前によくよく調べておく必要があります。
人数制限、利用時間、指導内容や目的など様々で、そこで寝泊まりして暮らすものから、数時間の滞在のみといった過ごし方まで多種多様。所謂、学童に少し近い印象もありますね。学校復帰重視型、専門家サポート型、医療機関連携型、登校型・住み込み型があります。
ただ一般的には、児童養護施設などの保護者の身寄りがない方ではなく、一般家庭ではあるけど諸事情でフリースクールに通うケースを想定しており、比較的養護施設よりもライト(気軽)に利用できるイメージではあると考えます。
文部科学省の説明によると、フリースクールとは、一般に、不登校の子供に対し、学習活動、教育相談、体験活動などの活動を行っている民間の施設であるとしています。
無論、不登校でなくても敢えてフリースクールを活用するケースもあるでしょう。利用者の想定する諸事情としては、〔勉強についていけない、クラスでいじめられている、先生が苦手、無気力、学校が嫌い、朝起きれない、暴力的及び非行の傾向がある、ADHD、ASD、ひきこもる、軽度の発達障害・身体障害・知的障害〕などがあると思われます。
これら、一人一人個性があり、事情の違う子供たちを一挙に引き受けるのは並大抵のことではなく、その関係で人数制限があり、規模によって5人~30人程度となっています。
それでいて、運営者は専門家と連携したり、運営者自体がスクールカウンセラーや心理学の専門家だったりします。
「あめつちのいえ」の運営者も公認心理士です。
子供に対しては、存在を認め、個性を受け入れて、寄り添って、それでいて自然に接することが求められます。
フリースクールに通っても社会復帰に直結しない場合もありますが、自宅以外の場所で家族以外の人と安心してつながっていられる環境は、やはり大事なのではないでしょうか。
まとめると、不登校の子供が増えている背景がある現状、子供たちに寄り添う場所の必要性は高い。人は大人になる過程で、お互いに頼ったり頼られたりしながら人と関わり合う必要性があり、それを知らずに大人になることは悲しい事。家庭と学校の行き来で子供たちは言葉にならない苦しさを抱えている可能性があります。そんな子供たちに寄り添い、居場所を提供できる。フリースクールの存在意義はそこにあるのかなと。
フリースクールではどんな活動をするのか。それは場所によって多岐にわたりますが、例えば畑作業、屋外での運動、動植物の観察、ボランティア活動、高齢者との交流、バーベキューなどのレクレーションを中心とし、生徒ごとのカリキュラムで学習なども盛り込まれ、復学、進学への取り組みもされます。クラス全員で一斉に行う授業とは異なり、個々のカリキュラムなので「出来る子」「出来ない子」など浮き彫りにならないよう配慮されるのが特徴。自分の探求心から学習することは「やらされる」義務教育の学習以上に実はかなり大切だったと大人になってから気づくことでしょう。5感をフル活用する、良く動き、よく食べ、よく学び、よく寝る。これ、忘れがちだけど幼児だけでなく、子供から大人まで必要なことです。
「オーガニック」自然に親しむことは本当に良い事だと思います。私も山に登ることで心の安らぎを感じることが出来ます。
進学に関する部分で言えば、地域の小・中学校と上手く連携していることも多く、フリースクールへの登校が学校の出席扱いとされるケースもあります。ここはよく問い合わせて確認してみてください。
不登校だけど実は学校に行きたい!と密かに思っている子供もいると言います。他者と関わり社会性を身に付けること。安心できる人間関係の中で、学校や社会への復帰を目指すことに重きを置いているフリースクールはこのような子供の手助けになってくれるかもしれません。
夢があったり勉強に意欲的な子供もいます。フリースクールから、通信制高校、或いは通信制大学を目指すパターンもあります。中学校まではフリースクール。高校生からは通信制の高等学校に進学し。大学からは通学し、一橋大学、早稲田大学などの私立から、東京大学や筑波大学などの国立まで進学する事例も見受けられました。勉強は出来るが不登校である。といった例でしたが、これは限られた事例ではあるものの色々な子供がいる中で実際にあったというお話です。
つまり、フリースクールを利用した進学パターンも考えられることが分かります。通学が嫌であれば大学にも通信制を導入しているところもありますからね。費用の問題はさておき。
フリースクール「あめつちのいえ」とは
丹沢(愛川町)のフリースクール「あめつちのいえ」とは一体どんなところなのでしょうか。
古民家のフリースクール、「あめつちのいえ」
住所:神奈川県愛甲郡愛川町半原
丹沢の愛川町半原エリアなので、自然豊かな場所だと想像していましたが、これは良い場所ですね!
こんなのどかな場所でのびのびと過ごしたら心が健康になりそう。
「あめつちのいえ」の方針の一部を紹介すると、オーガニックラーニングという全身で学ぶという考え方、原体験を5感をもって無心で取り組む。が土台。
教育方針である5つの網では、頼り頼られる人間関係、自分の世界を持つこと、生活リズムの確立、見えない栄養(愛情)、ほんものの自信を持つこと。などを育むという。
自然の恩恵を受けながら成長していくスタンスのフリースクールであることが分かります。興味深いです。
開校は2023年秋を予定しているそうです。
対象年齢は小学生以上の年齢制限なしとのこと。
定員は20名程度とされています。
開校日は 月曜日~土曜日 10時~14時 送迎は保護者にお願いしています。
14時以降は校舎と校庭が開放され散策したり遊んだりすることが出来る模様です。
そして驚きなのが、費用です。
費用についてはドネーション制としており、そのため、お志(チップ)をお支払いするといった、利用者に委ねられる形となります。
フリースクールの相場は、月額2万~5万くらいのようなので、これには驚きました。
自然と親しむことが趣旨のオーガニックラーニングなので、気軽に利用して欲しいという事なのかもしれません。
とはいえ、古民家の維持には費用がかさむはずであり、恐らく運営者の資産を切り崩しながらとか、今回のように随時出資者を募ったり、或いは地域事業としてある程度の国からの費用保証があるのかもしれませんが、いずれにしてもボランティア精神に頭が下がるばかりです。
是非、見学に来てくださいと言うお声もいただいており、機会があれば実際に訪れてみたいと思います。
開校が楽しみなのと同時に、今後の活動を応援しております。
よろしければ、素敵なホームページですのでご覧になってください。
ではまた!