あなたは「どんな人」として認知されたいか考えるべきです
皆さん、こんにちは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
なんだかお説教のようなタイトルですが、まあそう言わずお読みいただけると幸いです。
私はブログやYoutubeでメディア情報発信を行っていますが、まずどんな情報を発信するのか?誰のための情報で、どのような方に読んで(見て)もらいたいのか。
このようなことを先に考える必要がありました。
同時に、私を「どんな人」として認識してもらいたいのか。
読者(視聴者)に私と言う人物をどのような人であると思ってもらいたいのかを、さらに先に考えておくことが大切で、それは何を発信するか以上に重要だと気づきました。
私は「どんな人」として周りに認知されたいのか
これはブログやYoutubeをやっていない人でも、
・・・いや、極端な話、誰しもが考えることをお勧めします。
年齢は若いに越したことはありませんが、そうでなくても考えていた方が良く、
理由は、仕事やプライベートで人と関わるときに役に立つからです。
個性が人に伝わると、目には見えませんが、人から必要とされている。されていない。が実感できます。それは円滑な人間関係にもなります。必要とされていないことがわかれば無駄なやり取りを避けることが出来ます。それはお互いにとって幸せなことです。
メディア発信者の場合、
いつも声を掛けてもらえる、いつも読んで(視聴して)もらえるのには理由があり、同じ情報が溢れている中でちょっとした個性が差別化となっているからこそである。と、思う。
つまり、自分をよく知った上で、個性を磨こう。という結論です。
今日の記事では、「どんな人」として認知されたいか考えるべき理由と、自分というブランディングの大切さ、私がこれまで実践した内容と結果についてまとめていきます。
考えるのは若いうちほど良いですが、年齢に関係なく考えて欲しいです。
したがって、多くの世代に読んでもらえると嬉しいです。
もくじ ・もっと早く始めればよかったと後悔 ・セルフブランディングの考え方 ・私のセルフブランディングとその実践結果 ・実績が先ですが同時進行も必要 ・なりたい自分の実現をしよう |
もっと早く始めればよかったと後悔
承認欲求と自己実現欲求
「どんな人」として認知されたいか というのは、
マズローの5段階欲求でいうところの
※要求ではなく欲求です(私のタイプミスですw)
【承認欲求】と【自己実現欲求】に当てはまります。
ですが、他者から評価されたい!という承認欲求は原動力として必要ではあるものの、特化したいのは「自己実現欲求」の徹底追及です。これをはっきり意識されたい。
承認欲求は悪い事ではありませんが、これが強すぎる(前面に出すぎる)ほど、中々人には受け入れてもらえず、痛々しさを感じさせたり、拒否感が生まれてしまうこともあります。
経験上、20代前半から30代前半までは、承認欲求の方が強く(今も強いのかもしれないけど)、認められたい、お金を稼ぎたい・・とかそんな考えが強かったです。
そんなことばかり考えていると、失敗も多く・・・
それからというもの、
考え方をガラッと変えて、仕事では営業主体の考え方から、コンサルティング、カウンセリング的な考え方にシフトし(人の話を聞く方に力をいれた)、
以前 「とにかく仕事をください」→ 増えたり増えなかったり
現在 「仕事はくださらなくて良いです」→ めちゃくちゃ仕事が増えた
仕事をくださいの表情を出さないだけで抜群の効果。
(”現在”については補足がありますが長くなるので割愛)
プライベートでは、インターネットでの商品販売、転売、を辞めて、極力販売が中心とならないような情報発信にシフトしました(経験談や考察など)
その結果、
以前 実績が平行線 ガクっと下がることも
現在 小さくてゆるいけど右肩上がり
承認欲求がある程度満たされたのか、意図的に抑えたのかは、自分自身では分析出来ていないのですが、自己実現欲求を追求する中で、一歩引いて、ギブ&テイクというよりは、ギブ&ギブくらいの気持ちになることで(行動が伴っていたかは別で、あくまで気持ちだけ^^;)
事態が好転し、何もかもが上手くいくようになりました(以前と比べてですが)
仕事、趣味、プライベートもそうですが、家庭環境(特に妻との関係)も良くなりました。因果は不明ですが投資も。
そうは言っても、自分主体がまだまだ根底にあるので、ホント・・まだまだです。
もう5年早くブログとYoutubeを始めればよかった・・
35歳から、ブログやYoutubeの発信を始めて、少しでも人の役に立ちたいという想いでやっていましたが、正直なところ、そこまで人の役に立っていない可能性はありますが(笑)何より自分自身が一番勉強になっていることが分かってしまいました。
情報発信ほど、自分自身の勉強になるものはないかもです。
人にモノを教えることは何より自分の勉強になるって言われてましたねそういえば。
もっと早く始めるべきでした。
がしかし、自分の勉強になるにしても、利他の精神が無いととてもブログやYoutubeなんてとてもじゃないけどやってられない!(笑)
今のこの活動はすべて老後のためです。完全に。
60歳以降の老後のためにメディア発信をやっているのですが、35歳スタートが遅かったと思っています。もう5年早く始めていればよかった。
ただ30歳の自分では人に語れる経験値と実績があまりにも無かったので無理だったのですが。
何故老後かというと、その年齢(60歳とか65歳)に達した時の、人生を生きた証、情報発信者としての自信、老化とボケ防止、資金源と老後のビジネス活動。これらのかけがいのない財産の準備が早ければ早いほど大きいものになるからです。
投資と同じですね。
私がブログを始めた35歳当時には既に「ブログはオワコン(終わっている)」と言われていたし、Youtubeはまだ全盛期だったけど、陰りが見えていました。
案の定、その5年後にはオワコンと言われている現状。(今現在)
有名人や芸能人でさえチャンネル登録や収益が伸びないのに、それと同等や超えるような実績は至難。
私の場合、さらに5年早く始めていれば、少し違っていたのだろうなという言い訳や後悔の念があります。
逆に5年遅く始めていたら、続いたかさえも分からないことを考えると恐ろしい。
メディア発信をしたいと思った理由は、様々な挫折の経験や、世の中に対する疑問も多くなってきており、流行り廃りと時代の変化が激しく、このような世の中の動きから、
「このまま仕事だけの経験値のみでは絶対だめだ」
と思ったからです。
今後どのようなメディアが中心となるかは分かりませんが、収入を考えないのであればブログ発信や動画発信に遅いという事はありませんので、楽しいと思えるのであればやってみても良いのでは。と思います。
これからは、 ”個” の時代です。海外やアメリカなどでは、とっくに個の時代だと思うのですが、そのため「どんな人」として認知されたいのか、
お節介が過ぎるかもしれませんが、考えておいた方が良いでしょう。
セルフブランディングの考え方
「どんな人」に思われたいか。
言い換えれば、これはセルフブランディングをするということ。
インフルエンサーでもないのに、ブランディングなんてカッコつけすぎ?
いいえ、先ほども述べているように、「個」の時代なので、自分はこういう人間ですよ。ということが簡潔に伝えられるべきであり、
その為には、まず自分をよく理解して、セルフブランディングをされることをお勧めします。
ビジネス、趣味、プライベート、どんな場面にも応用できます。
自分という「名刺」のようなものです。
そうは言いましても、どうすれば良いのよ!と言いたくなりますよね。
これからセルフブランディングの考え方、方法の1つを私なりに順に解説していきます。
1 性格とキャラクターを定める
キャラクターは無理なくありのままが理想と思いますが、インターネット上のメディア発信に限る場合は、キャラを作るという選択肢もあるのかも知れません。
口調は、敬語・丁寧語か、ため口か。
性格は明るいか冷静か。挑戦的か慎重派か。
どれが良い悪いは無く、一貫したキャラクターが、人に親しみを与えます。
可能な範囲で人物像も伝えられると良いですね。
中学時代は不登校の経験があったが、良い先生に出会い、高校では学級委員を務めるようになった。とか、せっかちな性格で、買ったもののサイズを間違えていたり、同じものをダブって買ってしまうクセがあるとか。
2 得意分野を明確にする
何が得意なのか。何が出来て何をやってきたのか。何かしらはあると思います。
山であれば、クライミングが得意なのか、沢登りか、冬山登山か、海外か、キャンプか、植物か、山小屋か、歴史か、多くの山を知っているのか、地図読みが得意なのか、トレイルランイングでもいいだろう。
例えばこの中の、 ”どれ” が得意なのかが明確になるだけで、かなり専門性が出てきますよね? 「特に地図読みについて発信しています」と言うだけで、
単に登山やってます!よりも興味深いし、より伝わるものがあるのではないでしょうか。 ああ、この人は地図読みの情報を発信している人なんだな。と。
ここで、他の人には無い ”ニッチな部分” を明確にすることで価値を創造することができるものと考えます。
これが差別化につながります。
3 実績と資格
自分を知ってもらう上で有効な自己紹介みたいなものです。
山岳ガイド(ステージⅠ)、アマチュア無線3級の資格保持者で、登山歴は15年。日本百名山全踏破。今は300名山に挑戦中。地元山岳会の運営にも携わっており、高齢者を中心とした里山のハイキングのガイドを月に1回ほど行い、年に2回は地図読み勉強会を主催している40代サラリーマン男性です。
既に登山を知っている人や、これから登山をやろうと思っている人からすれば、
「ほほう・・」と、なりますよね!
ここまで1性格 2得意分野 3実績 を読むことでだんだん人物像が分かるような気がしてきますよね。
4 情熱・信念・方針
ここまで出来たら、あとは仕上げに、ダメ押しのワンポイント。情熱や信念、方針を伝えられるようにします。
一例
【情熱】 これまで失敗しながらも一心不乱に取り組んできた。そして生涯続けていくと決めています。
【信念】 必ず、独自の調査や経験に基づいた考察を発信に盛り込むようにしています。
【方針】 人の悪口にならないように、言わないように心がけてます。
1、2、3、の事柄に加え、4の信念や方針が伝えられることで、セルフブランディングの隠し味という仕上げになるものと言えます。
メディア発信をするのであれば、さらに以下を考えておくと良いでしょう。
A 強み
例:他にこのような情報を発信している人が少ない。
B 弱み
例:ニッチ過ぎて、情報を求めている人が少ない。情報が狭く深い。
このように長所が短所になり、短所が長所になる傾向がありますが。
C 市場
需要はあるか、インターネットでのどのようなワードで検索されているか。
D 競合ライバル
競合はいるか、多いか。どのような発信をしているか。
E どのような人に発信したいか
例 子育て世代・・等
だいたい、ここまでをリサーチして深堀しておけば、セルフブランディングが出来上がってくるのではないでしょうか。
繰り返しますが、メディア発信をやらない人も、セルフブランディングは有効です。
私のセルフブランディングとその効果
それでは、前項で述べたセルフブランディングの考え方を私自身が実践してきてどうだったかについて、かなり簡潔にしますが、所感を述べていきます。
メディア発信して5年間の実体験です。
セルフブランディング
1性格とキャラクター
穏やかでやや非社交的、言葉使いは敬語が中心。もともとが人嫌いで山登りを始めた経緯がある。
→言葉使いが敬語中心なので、少し堅苦しい。しかし、解説記事としては敬語がふさわしいと思うし親近感が無いほどではないと判断している。
2 得意分野
登山とトレイルランニングの経験談や情報を発信。特に遭難や登山リスクの注意喚起を発信のメインとする。記事ネタはニュースの記事と自分自身の失敗談を持ち寄る。他、足腰と体力が鍛えられる登山と健康寿命を紐づけて、心も体も健康になるために登山をすることを推奨し、健康に関わる情報も発信する。
→登山を発信する人は非常に多いので、差別化は必須!一方でトレイルランニングは発信者が少ないが、需要も少なく、ある程度有名な方や、強豪ランナーやプロアスリートでないと発信は厳しそうな状況だった。しかも私は足が遅い(笑)登山は高齢者を中心に趣味にする方は多いが、情報が溢れている中、山の写真を載せたところで誰も見ないだろう。なので、遭難事例や失敗談、ニュースの考察などを行ったり、人が歩かないマイナールート、破線ルート、バリエーションルートの情報を載せたり、山と健康に関連される情報を発信することで、わずかながらの差別化を図った。
3実績と経歴
語れることは少ない。登山歴は7年。ファストパッキングと呼ばれる軽量快速登山を主なスタイルとして登山を行う。丹沢がホームグランドで同じ山を何度も繰り返し登ることで登山道を理解する。コンパスを駆使した地図読み地形図読みも慣れた登山道で練習をした。GPSよりも地図コンパス派であり、昭文社の山と高原地図で登ってます!という当ブログのサブタイトルはここから来ている。駆け出しのころはほぼ毎週末登山に出掛け、トレイルランニングも年に10回程度出場した。「週末は山の中」はこのライフスタイルより命名。破線ルートやマイナールートを好む。資格はアマチュア無線の4級。山岳会の運営委員をやっており、山行ガイドを年3~4回ほど行う。仕事では健康診断のコンサルティングを行い、予防医学、衛生工学、心理学に携わる。これらも登山に応用し安全登山の啓発、登山が健康寿命に好影響であることに注目し、健康登山の発信をひたすら続けている。
→それっぽくはなっているが、この分野では多くの第一人者がいるし、私よりも熟練している人はごまんといる。これは今尚、実績作りや勉強中の段階である。
4情熱・信念・方針
登山のリスクをよく理解し、事故や失敗事例から学び、これから登山を始める方や初心者の方に安全登山の大切さを啓発することと、多くの国民による運動不足が叫ばれる中、筋力と体力を維持向上させて健康寿命を全うすることの大切さを継続的に発信することが信念であり、それが当ブログの方針でもあります。
→なんとなくそれっぽくはなっているが、決め手に欠ける気がする。
A強み
話題と情報が幅広い。また、人があまり発信していない内容もある。
B弱み
登山と関係ない分野の発信や雑記が多く、バラバラ感がある。更新が遅い(少ない)
C市場
登山者は多いがトレイルランナーは少ない。ビジネスには向かない分野だが、今後の高齢化で注目化が予想される。
D競合ライバル
登山系Youtuberも1,000人~2,000人いると予想される。※当ブログ調べ
正直なところ、厳しい。
Eどのような人に発信したいか
主には、自分の世代よりも少し下の世代で、これから登山を始めたい方や初心者の方向け中心に発信したい。
Answer(答え合わせ)
視聴者数 10万PVより分析
スタート当初からあまりブレずに一貫して情報発信が出来たが、若干の軌道修正を行った。それは、ブログの読者が想定した層とだいぶ異なっていたからだ。
Googleアナリティクスによる当ブログの分析によると、
自分よりも若い世代に読まれることは少なく、同世代が多いことの他に高齢者世代60歳以上の方の視聴が多いという事だった。又、男女比も半々くらいで、女性の方に読まれていることも意外だった。健康情報や料理などを取り扱ったのでこのような結果になったのだと把握できるのですが、先輩方や女性陣に読まれているとなると、なるべく謙虚な言葉使いや内容(下ネタはなるべく控える笑)を心掛けないといけないと思うと同時に、その読者層が必要であろう情報を発信するように少しは意識するようになったということである。特にYoutubeは昨年まで女性の割合が80%くらいだったところ、最近ようやく男性視聴者が増えてきたぐらいである。
一貫性も大切だが、軌道修正も必要。
恐らく、このブログが本当に軌道に乗るのは20年後くらいかなと思っています。
(20年後!!泣)スキマ時間にやっているので仕方がない。
ということで、セルフブランディングをしてその結果を検証してみました。
改めて、当ブログに10万人にも訪れてくれたことについて感謝。
忘れないように。セルフブランディングは情報発信者でなくてもやるべきです。
実績が先ですが同時進行も必要
セルフブランディングの大切さがお判りいただけたでしょうか。
さっそくやりたい!と思いますが、
気を付けなければならないことがあります。
それは「実績が先ですよ」ということ。
経験値や実績なしでブランド作りは難しいと思います。
人が効いて「うんうん」と頷くほどの経験や経歴がないとブランディングは難しいし、中身が薄いものになってしまいます。それに嘘の経験を書くわけにはいきませんよね。
それは面接や履歴書と似ています。
先ずは、コツコツと経験値や実績、資格なども積み重ねた上で、それを上手にブランディングしてください。
「それを言ってしまったら未経験者は何もできませんよ?」
そう言われてしまいますね。
誰もが最初は未経験者。
その場合はスモールキーワードを作り出すしかありません。より細かな小さなニッチな経験や実績です。
学生時代の部活での成績や学業での成績、経験したこと(日本全国旅行、ゴミ拾いボランティアなど)座右の銘、習い事、こだわっていたこと、仕事やアルバイトの経験談、趣味で没頭したこと。このようなことを簡潔かつ明確にまとめること。
このようなものを持ち出して、小さなブランディングをして経験を積んで、次の展開にステップアップしていくというビジョンを持つと良いと思います。
大人になったからといって、すぐに実績と言うものは出せません。ですので、ブランディングをしつつ、経験や実績を積む。
実績が先であることは確かなことですが、同時進行も必要です。まさにトライ&エラー。
厳しいことを言いますと、実績のまったくない方の発信は、なかなか受け入れてもらえないでしょう。
なりたい自分を実現しよう
なりたい自分を実現するために、自分と言うブランドを作り価値を創造する。
「個」の時代、仕事だけでなく、趣味やプライベートの場面でも、人と関わる上で自分ブランドがあると何かと有効です。
自分を見つめ直し再評価する機会にもなります。
本記事ではだいぶ回りくどく書いてしまいましたが、
簡潔に説明できるように、自分ブランドをストーリー化しておくと良いと思います。
あなたはどんな人で
何をやっていて
どのような経歴があり
特に何が得意で
それに至った理由と信念はこれです
と、流れるように説明できればGoodです。
ありふれた人やサービスが多い世の中で、
どう差別化するか、ニッチな部分を明確にすると良いです。
そして、実際の行動や発信がセルフブランディングにシンクロしていて一貫性があれば、やがてブランド力として認知されるでしょう。
さらに、経験が積み重なることで、この人の記事を読んでみよう。この人の話を聴いてみよう。となるわけです。
それが面白さとなり、感動を生みます。
結果的に、継続性があり、質が維持されていて、公序良俗に反することなく、相手に満足感を与えることが出来れば、信頼を得られリピーターにもつながる事でしょう。
セルブランディングなんて恥ずかしい、ダサいことなんかありません。
誰もがやった方が良いと思いますし、若いうちほどやって欲しいですが、それに年齢制限や期限はないと判断します。
以上、あなたは「どんな人」として認知されたいか考えるべき。について考察する記事でした。
よろしければ、こちらの記事もお読みください。
ではまた!