登山で忘れてはいけない持ち物ランキングBEST13

登山で忘れてはいけない持ち物ランキングBEST13

2022年5月14日 オフ 投稿者:

皆さん、こんばんは。社団法人ランナー龍(たつ)です。

 

登山に出掛けた際に忘れ物をしてしまうと致命的なものってありますよね。

 

このブログの ”登山の心得” にも書いてある通り、

安全に登山を行うために忘れてはいけない持ち物があります。

 

登山は無事に帰ることがゴールのなのです。

 

 

そこで、今回は登山で忘れてはいけない持ち物をランキング形式で発表していきたいと思います。

 

「これが無いと登山は出来ない!」といえるくらい、

登山での必須アイテムは誰もが承知であると思いますが、

ランキング形式となると、その優先順位は人それぞれで、その人なりの考え方などが分かり、大変参考になるであろうとともに、安全登山への意識づけにも良いと思い記事にすることにいたしました。

 

ただし、闇雲に重要なアイテムランキングをするのではなく、

このランキングでは「生命維持に関わるもの」「登山進行に関わるもの」

この2つに関する持ち物を優先して選ぶ方針といたします。

さらに、1つ1つ紹介しながらも、実際にその持ち物を忘れたら登山をするか?しないか?を回答していきます。

 

 

 

どうぞお読みください。

 

 

登山で忘れてはいけない持ち物ランキングBEST13

第13位 医薬品

いきなり意外なモノがランクインか!?

第13位は「医薬品」です(医薬部外品のサプリなど含む)

高脂血症、高血圧、糖尿病など基礎疾患及び毎日服薬しなければならない薬を持っている方は忘れずに持参ください。忘れると命取りになる場合があります。

登山中における死亡事故の中でも、持病の悪化などによるものの割合が結構多かったように思います。健康な人からしたらあまりイメージはわかないかもしれない。

しかし、そうであっても、胃薬や鎮痛剤は必ず常備いただきたい。

鎮痛剤は、頭痛以外にも疲労による関節痛なども一時的に和らげるので、長い距離を走るマラソンランナーやトレイルランナーも持参しています。胃薬も同様で胃の調子が悪くなると、登山の続行がたいへん厳しいものになっていきます。いざという時に持っていると重宝します。長期連泊縦走の場合はビタミン剤も。

忘れたら登山をするか → する

 

 

第12位 熊鈴

これは無くても直接生死には関わりませんが、熊の生息する山域を歩く場合はリスクと精神衛生上、忘れるとテンションが下がります。

熊だけでなく、鹿やニホンカモシカ、イノシシなどへの衝突を防ぐ役割と、猟銃を持ったハンターに対するアピールと、感覚を研ぎ澄ませる登山において、「音」の重大性はかなりある。

忘れたら登山をするか → する

 

 

 

第11位 コンパス

第11位はコンパス(方位磁石)です。

コンパスは嘘はつきませんので、仮に地図で現在地が掴めない場合でも、方角で進むべき道を判断したり、現在地が掴めている場合も、今進んでいる方角が正しいことを再確認するためにもコンパスは有効である。まったく逆方向に進んでいたなんてことは避けられるだろう。とはいえ、使い方がまったく分からなかったり、地図が無かったり、目的地の目印が不明だったりすると効果を発揮できない場合もある。

忘れたら登山をするか → する

 

 

 

第10位 非常食(行動食)

お弁当を持参して頂上で食べる場合も多いだろうが、それ以外でのシーンでも行動食は外せない。もちろん、お弁当自体を忘れてしまってはかなりショックで悲しいかも知れないが、それでも、必ず非常食は持参して欲しい。

カロリーのある羊羹やチョコレート、柿ピー、飴玉。何でも良い。最悪遭難してしまってエネルギーが切れてしまったら動けない。持参できる量にも限度があるが、非常用として必ず持参する癖をつけたい。

忘れたら登山するか → 相当ショックだが、する

 

数個の飴玉で14日間の遭難を生きた事例の記事はこちら

登山のお供。井村屋のスポーツようかん。

 

 

 

 

第9位 腕時計

第8位に飛び込んできたのは「腕時計」

私は登山で腕時計を忘れたことは無いが、もしなかったら相当のストレス。もちろん登山を行うことは可能だ。携帯で時間を確認することができる。

そもそも登山は日没までの時間との勝負なので(最終バスのダイヤも)現在時刻を知りたいだけでなく、予定通り進めているか、この区間はどのくらい時間がかかったか、休憩は何分とるかなど、それはもう美しい景色と同じくらい時計を眺めているかもしれない。時計の役割は計り知れない。時計は重要だ。

登山用時計の場合、日没予想時間、気温、標高、気圧、GPSルートなど、時計から得ている情報はひときわ多い。

忘れたら登山するか → 相当ショックだが、する

 

 

 

 

 

第8位 携帯電話

さあ、このあたりから忘れるとだいぶ支障が出てくるアイテムです。

第8位はいざという時の命綱の1つ。携帯電話です。

遭難時でも電波と電源さえ生きていれば救援を呼ぶことが出来ます。

そう言った意味でも、登山中は仲間との連絡やり取りを行う時以外は有事に備えて電源を切っておくことをお勧めする。

ただ、大抵は写真撮影をしたり、充電が満タンではない消耗した状態で登山をする人が多いと思うので、いざという時に役に立たないパターンも散見される。

長期の遭難で助かった或いは助からなかったケースでは当然のこと携帯電話が活用されていない。

 

忘れたら登山をするか → 山によっては、登らずに家に帰る

 

 

 

第7位 ヘッドライト

さあ!このあたりから重要度高いよ!(13位~8位も高いケド・・)

7位はヘッドライトです。ランク低いですか?

登山=ヘッドライトはセットのようなものです。日没に、トンネルに備えてヘッドライトは必ず持参するだけでなく、予備のライトと電池も持参して欲しい。

そのくらいヘッドライトは重要です。

まあ、そうは言いましたが、早朝~昼下山のデイリー登山においてはヘッドライトは使うことはまずないので・・ということで持参しない人が意外と多いです。

このような方が、遭難や体力不足で日没までに下山できない時、ヘッドライトが無いために、携帯の明かりで進んだり、夜明けまでじっと待機せざるをえなくなるわけです。

(その場合は明かり無しで下手に動くよりじっと待機が正しい場合が多い。滑落の恐れがある)

 

忘れたら登山をするか → 山によっては、登らずに家に帰る

 

 

 

 

第6位 防寒着

第6位は「防寒着」です。山は夏でも低体温症の可能性を持っています。

夏はまだマシですが、冬は立ち止まった瞬間、一気に冷えるので防寒着がないと休憩さえままなりません。遭難した時、山で立ち往生してしまった時などは体温を守るためにも防寒着は必須といえるでしょう。低体温症は命を危険に晒します。

真夏の低山でどう考えても防寒着は不要な場合でも、フリースやウインドシェルなどのミッドウエア(中間着)を持参するようにしましょう。

最悪防寒着が無かった場合、アルミシートのエマージェンシーブランケットがいざという時助けになります。

 

忘れたら登山をするか → 山によっては、登らずに帰る

 

 

 

第5位 地図

ここで地図が飛び込んできました!

ルートはスマホやGPS便りで地図を持参しない人は意外と居ます。

ただ、途中のルート変更や地形の確認。エスケープルート探しに至るまで、地図の役割はあまりにも大きい。登山=地図はセットと断言する。

明らかにルートが明確な場合は無くても登山の進行に支障はないが、道迷い遭難を引き起こす登山者は地図の持参が無いか地図が読めないケースが多い。

忘れたら登山するか → 登らずに帰りたい

 

 

 

第4位 防寒手袋

第4位は「防寒手袋」

防寒具よりも順位が上なのは意外でしたか!?

手先から体温が落ちてくるので、防寒具以上に手を保温できないことは危険です。

ポケットに手を突っ込んで登山を続行するのは無理があるし、手が濡れてしまってもマズイ。とにかく、手が凍えてしまったら登山の続行は絶望的です。

真夏の低山でも、防寒まではなくてもインナー手袋とか薄手の防水手袋とかは持参して欲しい。

忘れたら登山するか → 登らずに帰りたい

 

 

 

第3位 レインウェア

ここからは忘れると登山不可。

気になる3位は「レインウェア」

登山中は、ゴアテックス及びそれ同等の防水性を備えたレインウェアを常備しておきたい。特に気温が低い時は濡れてはいけない。濡れた状態で風に吹かれるとひとたまりもなく体感温度は下がる。天候が著しく変化する山では雨は降るものだと認識する。

降ってきたら、なるべく速やかに着用したい。

忘れたら登山するか → 登山しない

 

 

第2位 登山靴

注目の第2位は「登山靴」

これを忘れる奴なんているのかよ!と突っ込みたくなりますが、

そういうこともあり得る。ということです(笑)

例えば運動靴で自家用車を運転してきて、登山口で履き替えようとしたら無かった。なんて落ちはありそうだ。

実際、運動靴で山を登る人もいるし、高尾山などを含む一部舗装された小さな山であれば運動靴でも登れる。

ただ残念ながらアップダウンの激しい登山。運動靴では耐えられない。壊れて破れる可能性があります。絶対に登山靴で登りましょう(トレランシューズも可)

忘れたら登山するか → 登山しない

 

 

第1位 水(水分)

映えある1位は 「水」 です!  どどん!!

水分切れは遭難を意味します。近くに水場があればいいが、運よく水場があっても枯れている場合がある。水は重いからあまり余分に持参したくない気持ちは分かる。しかし、思いのほか水を飲んでしまって、足りなくなってしまったなんて経験をされたかたもいるはずだ。水がない時ほど怖いものは無い。特に夏場では致命的。

水なしで結構歩けると思っていても、あっという間に喉が渇く。なので焦る。

逆に水切れの怖さを知っている登山家は、たくさんの水をザックに入れている。

 

水切れで怖い経験をした記事はこちら

 

 

番外編 「登山届け」

持ち物とは違いますが、「登山届け」も忘れてはならないものです。

登山ポストに出すだけではなく、家族や同居人に渡しておくことも大切です。

これがないと、遭難時の捜索が遅くなります。最悪は捜索場所の特定ができません。

 

 

いかがでしたでしょうか。人によっては、私の発表した順位と入れ替わりがあるかもしれませんね。いずれにしても、どれもぜっったいに忘れたくないものだ。

10位以上の持ち物忘れはかなり厳しい登山が待ち受ける。

軽いハイキング程度なら、無かったところで何ら支障なく登山が出来てしまうかもしれない。

がしかし、「いざ」というときにその忘れが致命的となるのだ。

登山継続自体も難しくなるのではないか。

 

ここで紹介できなかったアイテムもある。正直、ありすぎてランキング化が難しかった。それでも、「生命維持」と「登山の進行に関わるもの」に絞って厳選し、ベスト13にしました。

ここに挙げたものはチェックリスト化してでも忘れないように準備から工夫したい。

以上、登山で忘れてはいけない持ち物ランキングBEST13でした。

あなたの1位は何ですか?ではまた!