
道志村 女児行方不明の考えられる説
皆さん、こんばんは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
日本中に衝撃が走ったこの事件、
2019年に道志村のキャンプ場に訪れた家族に起きた悲しい出来事はご存じだと思います。
私も丹沢、道志村界隈の登山を楽しむ人間として無視できず、私の好きなエリアでこのような事件が発生してしまう事、子供を持つ同じ親としてなんともいたたまれない気持ちになったことから事件発生当時に記事にいたしました。
この記事は今もたいへん多くの方に読んでいただいているのですが、
時間は流れ、もう2022年になっているのにかかわらず、事件が解決する様子は見られません。
登山者が行方不明になったときもそうですが、「未解決/見つからない状態」というのは本当に辛い事です。
悲しむことも許されず、希望を持ったまま辛さに耐え続けるしかないからです。
今回でこの件に関しては締めくくりのつもりで考えていますが、
事件の今について触れ、世の中の反応を基に行方不明について考えられる説を書いていきます。
部外者の私が、このような記事を書いて良いものなのか、非常に悩みましたが、事件を風化させたくないというご家族の想いを尊重し、未解決である以上無事発見されること真相が解明されることへの希望を持って、書くことにしました。
道志村 女児行方不明の考えられる説
2019年9月21日に発生したと言われるこの事件、Wikiによると事件の名称は「山梨キャンプ場女児失踪事件」となっている。「成田女児行方不明事件」とも言われているようだ。
2年以上経過した今も、これといった手掛かり(ニュース上では)のないまま進展はなく、未解決事件となっている。
十数年に一度くらいは日本においても未解決事件は起きている印象があるが、意外にも行方不明者の届け出は年間約8万件程は出ているというから驚きだ。
平成30年の警視庁の統計資料によると、行方不明者の届け出受理数は87,692人であり、そのうち72,949人の所在が確認された。残りの14,000人以上が死亡及び不明である。
こんなにもいることに驚きだが、実際にニュースにならないケースがほとんどかもしれない。
行方不明になるケースとしては、やはり登山など捜索が困難な場所に行ってしまったり、認知症の方の俳諧などだろうか。
今回の場合は、山の深い道志村であることから、予め捜索の困難が予想されたが、女児ということもあり、事件性についても当然視野に入ることから非常に注目される事件となった。
忘れてはならないが、この事件については今も山梨県警、ご家族、ボランティア団体等の捜索活動が続けられている。
具体的には、Twitter等による呼びかけ、ビラ配り、現地捜索になる。
ご家族又は関係者が運営するホームページ
女児の母親が運営しているホームページのようですが、警察の指導により作成されているのか、よく作り込まれています。
家族として、母親としてできるすべての事をやり尽くしたいお気持ちで発信されていることをお察しします。情報提供はこのホームページを経由して行うことが出来ます。
ところ変わって、世間の反応はどうだろうか。
これは私がインターネット検索、Youtube、ブログ記事、ニュース記事などから抜粋した世間の反応と、行方不明について考えられる説を私がマインドマップにまとめてみたものである。
確認できた世間の予想をすべてまとめて整理してみることとする。
これはあくまで私が考えたことではなく、数々のメディアから集めたものであり誤解のないようにお願いしたい。
図の解像度が悪く、見えにくい人のために1つずつ紹介する。
【大分類】行方不明について考えられる説
【中分類】山で遭難説
【小分類】道迷いで体力が尽きた
熊などの野生動物による襲撃
沢に流される
高所からの転落
【中分類】誘拐された説
【小分類】計画的な犯行
偶然居合わせた無計画な犯行
北朝鮮による拉致
【中分類】身内が関与した説
【小分類】親が関与した
同行者が関与した
キャンプ場に最初から居なかった
繰り返しになりますが、ネット上で確認できた説を一覧にしたものであり、私自身が予測したものではありません。
身内が関与した説は何故か非常に多く見受けられましたが、中傷的なメッセージと共にこれを断定するような発信をした人が民事訴訟により逮捕されています。当たり前のことですがくれぐれも控えるようにしましょう。
とはいえ、警察の方もあらゆる可能性を疑い、捜索をしているはずです。
真実が明らかになっていない以上、いずれの説も断定することは出来ません。
当初、私は「遭難説」を考えていました。
しかし、警察犬も反応が無く、沢はダムに至るまで、距離は15km程度の範囲で大掛かりな捜索を行っても痕跡1つないというのは不自然だし、時間はかかるにしても何の痕跡も無いというのはやはり遭難の可能性は低いと見れるかもしれません。但し、トレイルランニングのレース中に行方不明になった選手も確か未だに発見されていなかったはず。山の中の全てを見ることは出来ないのだ。完全否定はできません。
近年、秋田県十和田でツキノワグマによる連続食害事件がありましたが、熊の襲撃であれば高い確率で痕跡が残るはずなので野生動物の関与は当初からほとんど可能性が薄いと思っています。
そこにいたはずの人が何の痕跡も残さず、完全に消えるという不思議な現象の場合、誘拐事件に巻き込まれているという説が、手掛かりなしの続く今では最有力として考えられているように感じます。それもわずか10分~15分の間に居なくなったのであればなおさら。
道志村を歩いていると、山の麓では別荘が軒を連ねており、人がいる気配がない別荘がほとんどであった。こういったところに潜んでいるかもなども頭をよぎりましたが、警察は当然このあたりを訪ねたり捜索は行った筈である。
もしも誘拐したのであれば早々に道志村から出てしまっているのが現実的か。
こうなると、エリアも視野も広く広くしていかなければならない。
知人が関与していれば何かしらの痕跡は出てきそうなものだが、万が一、北朝鮮によるものであったり、無関係者による誘拐である場合、目撃情報や防犯カメラにでも映っていない限り捜査の難航が予測される。
自然が美しく豊かでのどかな場所でこのような事件が起きるのはとても悲しいです。
富士五湖エリアは昔、某宗教団体の活動拠点だったこともありましたが、山こそ奥深いものの治安が悪いという話は直接聞いたことはありません。
まったく何が起きたかが分からないのはあまりにもミステリアスである。
2019年当時に、山の奥の方に誤っていってしまったのではないかと予想したが、2年経過した今、報道されている限りではこれといった進展が無いままというのが結論です。
強いて言えば、子供が含まれる大所帯のキャンプグループが道志村を選ぶチョイスについて個人的に事件当初から引っ掛かっていますが。
10年、15年を経て突然進展がある事件もありますので、そういった可能性についても考えつつ、いずれにしても悲しい内容でないことを祈るばかりです。
最後に登山をする者として、山の中で起きるあらゆる事故が少なくなるような取り組みが活発になっていく未来に期待してこの記事を終えたいと思います。
ではまた!