トレイルランニングには自分だけのコースを見つける喜びがある

トレイルランニングには自分だけのコースを見つける喜びがある

2021年11月12日 オフ 投稿者:

皆さん、こんばんは。社団法人ランナー龍(たつ)です。

 

ズルズルと大会中止が続く昨今、

トレイルランニングに親しむ機会が減る中で、トレランの良いところにスポットライトを当てて語りたいと思います。

もう随分、大会に参加してないや・・

 

 

もくじ

・自分だけのコースを見つける喜びがある

・オリジナルコース作り方

・オリジナルコースのメリットとデメリット

・まとめ 注意点など 【重要】

 

トレランの楽しみ方の1つを提案します。

ご覧いただけたら嬉しいです。

 

 

 

自分だけのコースを見つける喜びがある

颯爽と山を駆け巡れっ!

 

トレランの楽しみ方は、何も大会に出る事だけでなく、

色々な楽しみ方があります。

自然との向き合い方はまさに人ぞれぞれであるように、それがトレランであっても、

ちょっとしたプライベートな時間を使って大いに楽しむべきである。

 

トレイルの楽しみ方の原点として、過去に石川弘樹氏のDVDを交えながら語った記事があります。よろしければお読みください。

 

 

 

さて、トレランの良いところは、

ズバリ!自分だけのコースを ”見つける” ”作り出す” 喜びがあるということ。

 

自分だけのコースを作るとはどういうことなのか・・?

作り方やメリット・デメリット、注意点なども解説しつつ、

オリジナルコースを作る喜びについて共有していきます。

 

自分だけのコースとは、

登山道などのトレイルをいくつか結び付けて、自分だけのランニングコースを設定することです。

歩きと違って走るわけなので、登山のように頂上を目指すという考え方を取っ払って、広い範囲を描くことが可能です。

 

そのため、麓のエリアだけをコースにしたり、日帰り登山では届かない距離を通行するコースにしたりと、トレーニングや走行時間などの目的によって、作り方は自由自在と言える。

 

高尾山でさえ、1号~6号ルートがあるように、1つの山に複数の登山口、ルート分岐、稜線の組み合わせでかなりのルートパターンを形成することが可能だ。

 

その楽しさは、トレイルランニングならではの醍醐味ですね。

 

 

 

オリジナルコースの作り方

インターネット、SNS等の情報も参考に有効活用できます。(実際に走った方の安全情報など)

基本は、自分がよく登る山、エリアからルートを考えると良いでしょう。

 

以前は、オリジナルコースを紹介したり情報交換するサイトがあったのですが、残念なことに閉鎖されてしまいました。

 

 

 

地図、地形図を見ながら、スタートとゴールを想定して、中継地点として、複数の点と点を線で結ぶとコースになっていきます。

距離、標高差の他に、混雑具合や、ルートの明瞭度、危険ポイントなどをしっかり拾い上げた上で、事故を回避出来るようなルート作りをして欲しいところ。

 

そうなると、そこそこ山の熟知が求めらますし、少なくとも2~3回は通って危険ポイントをリサーチしてから最終的なコースとして完成させていただきたい。

 

地図上で作るのと、実際走るのとでは ”かなりの違い” がある。

イマイチなコースであれば、ボツにすればいいし、良いコースであればリピートしてたくさん楽しみたい。

 

コース作成の例 【丹沢】

私が最もよく通う山域の1つ 丹沢の表尾根です。

赤字で書いた地名が「登山口」です。 地図左から、玄倉・山北・寄・大倉・ヤビツ(書き忘れ)

5つも登山口があり、稜線が繋がっていて横断、縦走が可能であるため、これだけでコースバリエーションが豊富で、ワクワクが広がるばかりだ。※玄倉のルートは完全通行止め 2021.10現在

私が地図上に線を引きました。

緑色の線・・・比較的安全に走行できるルート

黄色の線・・・十分に注意しつつ走行できるルート

赤色の線・・・混雑による接触事故、滑落の危険があり歩行すべきルート

黒色の線・・・不明瞭なルート、道迷い、滑落の危険があり歩行すべきルート

このように色分けしてリスク分析を行ったうえでルートを作ります。

 

丹沢の表尾根はメジャーであり、人も多く訪れるのですが、

崩れつつある痩せ尾根や、滑落危険ポイントも点在し、人の混雑も相まって走れるところは意外と少ない

部分的に走れることと、ルートを熟知しているから私は通いますが、

走れるとこが少ないと述べた通り、丹沢はあまりランニングをする山には向いていないとも評価できる。

 

ただ、走れるところもあるので、そういったところを見つけて、自分だけの自慢のコースをいっぱい作って、

安全でエキサイティングなトレイルランイングを気持ちよく満喫しようじゃありませんか!

 

 

オリジナルコースのメリットとデメリット

オリジナルコース作りのメリットとデメリットについて考えてみます。

 

【良い点】

・走る楽しみと、作る楽しみが両方楽しめる

・良いトレーニングになる

・地図読みのトレーニングにもなる

・ルートに詳しくなる

・飽きない!(平地のアスファルトを走るのと比較)

 

【悪い点】

・安全の観点から安易に勧められない

・転倒・滑落・道迷いのリスクがつきまとう

・山の状況は一刻と変化する(天災によりルートが壊れる)

 

これらを要約すると、コース作りはトレランの喜びであるが、熟練の成せる業とも言える。

しかし、それだと、熟練者しか許されないことになってしまう。

果たしてそうなのだろうか?

 

 

 

まとめ 注意点など 【重要】

トレランの楽しみかたの1つとして、自分だけのコースを作る喜びについてお話ししてきました。

ある程度の熟練度が不可欠ということですが、

 

初心者の方などにも楽しんで欲しなと思うところです。

最初は起伏のある近所の公園とか、緑地や丘などをコースにしてみてはいかがでしょうか。

それだけでも楽しいですよ。

 

慣れれば、次に、安全でルートが明瞭な山に挑戦し、自分のホームグランドの山に挑戦、やがて、自分が好きな山、行ってみたい山などに範囲を広げる。

つまり、段階と経験を踏んでステップアップすることをお勧めします。

 

特に最初は単独よりも少人数の仲間やチームなどで取り組んでもいいと思います。

このようにすることで、熟練でなくてもルートを作る喜びを味わうことが出来ます。

 

 

超熟練の神レベルになると、「望月将悟」選手のように、標高3,000m級の南アルプスの稜線を猛ダッシュしている方もいます。(先日、南アルプスですれ違いました・・・)

トレラン、TJARで有名な望月将悟選手

 

最後に注意点として、

このような有名選手の真似を安易に行わないようにする事(笑)

どんな身近な山でも、転倒・滑落ポイントは必ずあるものと認識する事、

山は意外と走れるところが少ないという事、

無理に走らないようにし、歩きながら時々走るくらいの気持ちで山に入る事、

ここはしっかりと押さえておきたいですね。かなり重要なことです。

 

いかがでしたでしょうか。

大会以外の事で、トレイルランニングの楽しみを見出す方法の1つとしてお話ししました。

大会がことごとく中止になることについて、コロナ感染拡大を抑えるために配慮しているということで、多くの方が致し方ないとして納得しているように表面的には感じます。

勿論、正しいことで大切な配慮ですが、

心理効果で言う、「寛大効果」といって、本音とは違うけど、前向きな言い方で表面的に言っているのであって、

心の奥底の本音は「開催して欲しい」「開催するための方法をもっと突き詰めて欲しい」といった思いや、開催されないことへの不満が少なくても私にはひしひしと伝わってきますがね。

そもそも大々的に選手を募集し、参加費もお支払いしているわけですから。そう思ってしまうのは自然と考えます。

 

しかしながら、不満を募らせるのは良くないので、

トレランの色んな楽しみ方に視点を当てて、改めて楽しんでみてはいかがでしょうか。

舗装路以外はすべてトレイル。

大会が無いからトレランを離れるのではなく、もっとカジュアルにトレランに親しもう!

 

 

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トレランを楽しみたいと思った時、いつでも私のブログを読みに来てください。

ではまた!