定年退職した先輩から言われた衝撃的な一言

定年退職した先輩から言われた衝撃的な一言

2021年11月5日 オフ 投稿者:

皆さん、こんばんは。社団法人ランナー龍(たつ)です。

 

とある日、ちょっとした思い出がふっと、頭に浮かびました。

もう定年退職した先輩から、最後の出勤日の時に言われた言葉だ。

 

 

定年退職と言えば、60歳もしくは65歳だったりするのが現時点では一般的だろうか。

当時の自分との年齢差は親と子に近いくらい離れていましたが、

 

その人は、あまり熱心に仕事をするタイプではないが、 ”ここだけは外せない” といったこだわりを持っていて、ポイントは押さえてるといった印象でした。まるで昔かたぎな職人のようです。

なので、在職中は仕事のことを教えてもらったことはほとんど記憶になく、仕事以外の考え方とか、仕事に対する姿勢とかの話が多く、話半分に聞いていたり、部分的には参考にさせてもらったりしていました。

 

 

その方の最後の出勤日、夕方の終業時刻15分くらい前に、

「ちょっと来いよ」

と、個室に呼ばれ、最後だからさ、と少し話をしてくれました。

 

 

その内容は、私へのアドバイスでした。

 

ペースを落とせ、飛ばし過ぎだ!

マラソンだって全力疾走で最後まで持たないだろう?

 

サラリーマン人生のまだ序盤だぜ、少なくても序盤で飛ばし過ぎだ。

ペースを落とせ。無理をするな。もっと楽をしろ。

80%、60%なら無理なく走れる。

そうしないと、ゴールまで辿り着けない恐れがある。

 

途中で力尽きたランナーをたくさんみてきた。

これからはペースを落とせ。いざ飛ばさなければならないときに備えてな。

 

 

これが最後の言葉でした。

 

なかなかハッとする言葉でした。

砂漠のような脳みその中でスポーツカーが疾走しているようでした。(どんな例えだよ!笑)

 

やっぱり飛ばしているように見えていたのだろう。

自分ではなかなか分からない。

 

 

学生時代を思い出した。

陸上部時代、長距離走をやるときに、トラック1周400mのペースを事前に計画し、本番もそれ通りのペースで走るのがセオリーだが、

限界を突破したいという身勝手で、想定のペースをわざと上げて走ったりしたものだ。

「ペース落とせ!ペース落とせ!」

こんな風にチームメイトから叫ばれていたのが懐かしいです。

 

変わって無いなぁ・・

という複雑な心境になりつつも、

 

少し意識してペースダウンをするようになりました。

と言いつつ、出来ていないのかも・・と思ったりもしています。

 

どんなときでも冷静でいられるよう、心掛けたい。

 

 

だいぶ涼しくなってきたので、色々思いを馳せるひとときでした。

ではまた!

 

 

衝撃的な一言シリーズはこちらにもありますよ。