登山で飲める「美味しい水」ランキングBEST5
私にとってみれば登山道上の湧水は ”砂漠のオアシス”
持参した水が切れた状態で発見した湧水の美味しさは忘れられません。
皆さん、こんにちは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
北海道から九州まで、日本は山に囲まれており、自然豊かな登山がどこでも楽しめます。
そんな中、湧水は登山の楽しみの1つ。
これを飲むがために山に行く人もいます。まあ、私がそれです(笑)
ここまで8年間の登山歴の中で「美味しい!」と思った湧水をランキング形式で5つに絞って紹介します。
心してお読みください。
登山で飲める「美味しい水」ランキングBEST5
第五位 秩父 武甲山 浦山口側 浦山口駅前の不動の名水
今日紹介する中で番外編というか、唯一登山道上ではない場所のご紹介で恐縮ですが、東京からほどなく近い場所でこんなにおいしい水が飲めることに感動したため、5位にランクイン。
秩父、武甲山で飲める不動の名水。横瀬駅側の鳥居のある登山口付近に2か所、浦山口駅前に1カ所の湧水があり、通年で飲むことが出来ます。
時々、車が来てはポリタンクに詰め込む姿も見かけます。
不動の名水と書かれた社に苔むした石のレーンがあり、そこに流れる水が飲めます。写真がそれです。
味はわずかにクセがありますが、かなり美味しいです。真夏の最高の給水ポイントとして利用しています。
第四位 後立山連峰 白馬鑓ヶ岳 天狗山荘横の雪解け水
第四位は長野県、後立山連峰、白馬三山の鑓ヶ岳の直下、天狗山荘の横にある遊歩道上に雪渓があり、そこに雪解け水が塩ビパイプから滴り落ちているので、それを飲むことが出来る。
北アルプスは売店の水は割高だし、水場が多いわけでもないので、このような水場は非常に助かります。
少しクセがありますが、想像以上に美味しく、何杯もおかわりしてしまいました。
第三位 岩手山 馬返し登山口の8合目避難小屋前の水場
第三位は岩手山の水、馬返し登山口入り口付近にある湧水も同じくらい美味しかったです。
8合目のちょうど良いところに水場があり、これから登る方も下りる方も必ずここで補給して欲しいです。岩手の水もいやはや、美味しかったですよ。
味はクセが無くクリアな味。
第二位 南アルプス 光岳 山頂直下光岳小屋付近の湧水
第二位は南アルプス、光岳山頂付近の湧水だ。さすがは緑と水の南アルプス。湧水の美味しさのスケールが桁違いだ。しかも、当初ここに辿り着いたのは深夜の1:00頃で、闇の中の一筋の光と例えたいほどに、嬉しかった思い出がある。
ここに水場がある事は「山と高原地図」にも表記されているが、枯れている場合も想定できるので過信は禁物。ここを頼りに持参する水をケチると窮地に陥りかねない。
岩から突き出た塩ビパイプからジョボジョボと湧き出る水はクセが無く、透明感のある味だ。自分の体の隅々に染みわたる。
第一位 南アルプス 仙丈ケ岳 地蔵尾根 柏木登山口すぐの湧水
永遠に忘れることが出来ないのは南アルプス仙丈ケ岳、地蔵尾根の湧水です。
写真右側、草地の横に側溝があります。そこに流れ落ちる湧水をすくって飲むことが出来ます。柏木登山口と書かれた看板の少し先に水場ポイントがあります。
下山時、持参した水が切れてピンチだった時、泥水まで飲んでしまおうかと考える程、喉が渇いていました。私もまだ登山を始めて2年くらいのときでしたので、当初はときどき水切れを起こしていました。
真夏だったこともあり、いくらでも飲める美味しさに感じましたね。
ガブ飲みとはまさにこのこと。味はクセが無いクリアな味ですが、やわらかさもあり、極めて飲みやすいと言えます。
「南アルプスの天然水」と名付けられたミネラルウォーターが販売されるのも納得。
これ以上の美味しさは無いのでは?と思うほど。
いかがでしたでしょうか。多くの登山者が湧水を楽しんでいます。
それはまさにご当地の水。基本的には味のない水ですが、場所によって微妙な違いがあり、色々な水場を巡るのも登山の1つの楽しみ方です。
1つ注意があるとすれば、水場と言っても丹沢など大腸菌類が検出されやすい山域もありますので、過度に気にしなくても問題ないですが、生水でもありますので、問題なく飲まれているか下調べされることなども頭の片隅に入れておいてください。
ただ水を補給するだけでなく、味やその時感じたことなどをメモなどに控えておき、飲み比べをしてみても面白いかも知れませんね。ではまた!