トレランにサンバイザーは必要か不要かの事実
トレランにサンバイザーは必要か不要かについて、関心がある方も多いのではないでしょうか。
買おうか買わないか迷いますよね。
調べて見ると、キャップ(帽子)ではなくサンバイザーにすべきかどうかについて、ゴルフやテニスやランニングなどでは時々語られるのですが、
トレイルランニングではサンバイザーの必要性についてほとんど議論されていません。
・・ゴルフなどと比べるとマイナースポーツだからか。
この記事では次の通り話を進めていきます。
・トレランにサンバイザーは採用されているか?
・キャップ(帽子)との違い
・必要か不要かの事実
トレランにサンバイザーは採用されているか?
これまで何十回というトレランの大会に出場してきたが、思いのほか装着率は高い。
こちらを見て欲しい。
これは私も出場した福島のゲレンデ逆走マラソンだ。標高差500mを一気に駆け上る地獄のレースの割に、コスプレやら着ぐるみやら、なんでもあり状態ではあるものの、本当にキツいレースです。(私も写真に写っています)
写真を見ると、ねじり鉢巻きに、ハット、キャップ、サンバイザー、バフ、実に様々な帽子が着用されているのが分かる。キャップと区別がつきにくいが、サンバイザー装着者もところどころに。
他のレースもだいたいこんな感じであり、有意な差は無い。
このレース、7月の雨季で気温は高く、晴れれば陽射しの強烈さは言わずもがな。そしてゲレンデという遮るものが一切ないという特性から、頭部を陽射しから保護する帽子類はもはや必須であるとも考えられる。
ご覧の通り人によって様々な帽子類が採用されているが、色々ある中で敢えてサンバイザーを付けるべき理由はパッと考えても思い浮かばない。
本人の好き嫌いで選んでいるように思えるし、それこそ「好きなものを選べばよいのではないか」
という結論に行き着くような気がしなくもない。
キャップ(帽子)との違い
トップアスリートの菊嶋 啓選手から、エイドステーションのお姉さんまで、トレイルというフィールドで多くが帽子をかぶっていますが、ここでキャップとサンバイザーの違いを考えてみます。
形状の違いとして、帽子は頭部を覆っているのに対し、サンバイザーは頭部は覆わずに、帽子の先端である鍔(ツバ)の部分だけがキャップとサンバイザーの共通点となる。
サンバイザーの利点としては、
後頭部を覆わないことによる通気性の確保で涼しい事と、髪型の自由度がある(例えば女性のポニーテールなどでもかぶれる)強いて言えば、ファッション性で大きな差があり、
そこが好き嫌いが分かれる点でもある。
競技性ではなくファッション性の差が主といえど、あなどるなかれ。
ゴルフもトレランもある意味ではファッションで魅せる趣味ということもあながち嘘ではない。
山本健一選手と高橋尚子選手
山本健一選手がサンバイザーを愛用しており、ウエアとの色の差が良い意味で差し色となっていて、カッコいいです。
ファッションのバランスからサンバイザーを選ぶというのも良いのではないでしょうか。
必要か不要かの事実
私がこれまでサンバイザーを含む様々な帽子類を利用してきた観点からお話します。
一般的に、直射日光が鋭い真夏にサンバイザーはあまり推奨されていないようです。つまりキャップの方が推奨されているということ。
ですが、トレイル率の高いレースでは常に陽射しが差し込むのではなく、山や森に入れば日陰の下を走るシーンも多いです。
その場合、日差しにそこまで敏感になる必要は無いし、
・蒸れない
・頭部からの汗を多少は防いでくれる
・枝などから目を保護する
・陽射しから目を保護する
・サングラスより視認性があり不整地の足元を確認し易い
これらの点では有効なので、競技性としても評価できるアイテムではある。
集中してレースに取り組めます。
私もサンバイザーを愛用しています。涼しいのが良いです。
メーカーはお馴染みサロモン(SALOMON)
[サロモン] サンバイザー バイザー CROSS VISOR (クロス バイザー) Amazon
但し、頭部の保護とは言っても、落石からの保護は無理だ。
もはや、ヘルメットでしか、落石のダメージを軽減できない。
目を保護するなら、サングラスとの併用がより確実。(視認性が少し犠牲になる)
帽子はかぶらず、サングラスのみという選択肢も。
あとは、キャップやバフも濡らしてかぶれば、涼しさを確保することも出来るので、
サンバイザーに圧倒的な優位性は無い。
総合的に考えて
サンバイザーに効果はあるが、他の帽子類と有意な差は無い。本人が快適と思えるものを色々試した上で着用していくのが答えではないか。ファッション性も含め。
以上。ではまた!