ハクビシンに襲撃されたメダカ池の復旧作業【池の水抜いちゃいました2023】
皆さん、こんばんは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
1年に1度だけ投稿しているこのコーナー「池の水抜いちゃいました」
今年も池(ビオトープ)の手入れをする季節がやって来ました!
知らない生物が勝手に棲んでいたり、シジミが大繁殖していたり、なんでもありの池ですが、一応メダカの屋外飼育というのをやっています。
基本的に放置しており、微生物をメダカが食べて、メダカの糞を植物などが浄化して、植物が酸素を供給して・・などの循環型を楽しんでいます。
ただ、まったく手つかずの状態だと藻が増えすぎたり不具合も起きてくるので1年に1回だけ池の水を全部抜いて生物調査を行っていて、その様子をお見せしたいと思います。
今回は主題の通り、ハクビシンに池が襲撃されその復旧作業になります。
お読みいただけたら嬉しいです。
2022年の池の様子
シジミが大繁殖する事件が起きました。
この後、もちろんお味噌汁として・・食べませんでした(笑)
2023年池のメンテナンス
今年はずいぶんと植えっぱなしにしてしまっていた水草や睡蓮などの根詰まりを解消するために植え替えもしたいとおもいます。
今年はエアーポンプも故障し、藻の発生が特に酷かったです。生き物は生きているのか・・?
ハクビシンに襲撃されていたっ!!
この白丸で囲った場所を見てください。こちらはハクビシンの糞です。
何故ハクビシンの糞と判断したかということですが、夜間に庭付近でハクビシンを一度目撃していることと、この糞の特徴がハクビシンのものとそっくりだからです。
繁殖までしていたメダカが激減しており、池の生物が狙われ被害にあったものと思われます。しばらくの間、木酢液などをまいて害獣対策をしたところ、以降糞を発見することがなくなりました。
ハクビシンです
カワイイと思われがちですが、夜間、目の前に現れると普通に怖いです。
ハクビシンは山に生息する野生動物ですが、実は都内にも潜んでおり、東京都23区内でも家屋の侵入や農作物等の被害で問題になっています。
区役所のホームページで注意喚起されているくらいです。
先日は新宿で野生のタヌキが出没した騒動がありましたが、今や稀ながらも鹿も熊も都内に進出してきています。
嘘だろ?信じられない?
このような事情に興味のある方はこちらの書物をお読みください。
獣害列島 増えすぎた日本の野生動物たち 著:田中淳夫
このブログ経由で既に多くの方にお買い求めいただいている本です。
またこの本に関連する記事も書いています。この記事を読んでから検討されるのも良いでしょう。
まあ、そういったこともあり、絶望的な池の復旧作業に入ります。
丁寧に藻を取り除き、生物調査を行います。
ヤゴが数匹 住み込みで働いておりました(笑)
メダカの天敵だけれども・・・
メダカ、ヤゴ、タニシ、石巻貝、シジミ、を回収しました。
貝類多い(笑)
残念ながら、メダカはハクビシン襲撃後に導入した青メダカしか生き残っていませんでした。
シジミです。あれだけ繁殖していたシジミも随分と減ってしまいましたが、どうやら全滅は避けられていたようです。石ころじゃないですwシジミです。
エアレーションの故障がダメージでかかったかも。
全ての生物調査が終わり、まっさらな状態にしました。
水生植物もすべて取り除いて
植え替え作業です。
植え替えが完了したら池にセットして水を入れます。
古い飼育水を10リットル程度入れ、水質調整剤とカルキ抜きを入れて、水道水を入れていきます。こうすることで水を綺麗に入れ替えても魚が死ににくくなります。
金魚屋さんで買った金魚藻も野生化して何年も自生しています。
セット完了。
青メダカのブルーが映えています。
中央にシジミ。
涼しげで癒されます。
タニシ。
あとは足し水以外放置します。
あと数カ月までの様子を撮影したらYotubeにもアップしようと思います。お楽しみに。ではまた!