深夜のジョギング中に襲われました
皆さん、こんばんは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
あまりいないとは思いますが、深夜の時間帯にジョギングをすることは危険が伴う場合があります。
とりわけ、女性にはおすすめしません。
つい先日(2022/03/12)私はジョギング中に襲われたので、そのお話をします。
青年の警告を振り切った私・・
時間帯としては、0:30頃であった。
土曜日の夜、就寝前に汗を流して軽く風呂に入ってから眠る予定であり、近所をジョギングしていた。
私のジョギングコースは、公園や住宅地や高速高架線の下を沿って走るコースであり、車が横切る道や信号機を避けたルートとなる。
走りやすい反面、人が少なく静かでやや薄暗いのだ。
治安は良好であり、私はまったく気にしていないのだが、
この日だけは違った。
森が隣接する公園にさしかかったとき、
二人の青年が悲壮感漂う表情で、こちらに向かって声をかけようとしていた。
私は、イヤホンで音楽を聴いていたため、最初は聞き取れず、イヤホンを外して応じた。
私:どうかしましたか?
青年:気が狂った人に襲われました!
私:・・・へ?
青年:この道の先に居ます。危ないから今日は引き返してください! 既に警察は呼んでいます。
私:どのような人ですか?男性ですか?人数は?
青年:はい。上半身は裸です。一人です。言葉の呂律はまわっていません。
私:・・・わかりました。では、このまま直進せず、迂回してジョギングをすることにします。
青年:くれぐれも気を付けてください。
私:わかりました。あなたたちもお気をつけて。 |
と、このようなやり取りをして私は出発しました。
とにかく、バッタリ正面衝突さえしなければいいだろう。
そう思って、青年の「引き返して」を振り切ってしまったのです。
そして、私は道を一本迂回して走り出しました。
果たして!?
残念ながらバッタリ遭遇
道を一本迂回しただけなので、方角的には変質者のいる位置を通過する事には変わりありません。
もちろん、それを理解していたので、警戒しながら走ります。
案の定、薄暗いゾーンを通る時でした。
見間違えでなければ、人がいる。しかも一人。
200mくらい離れているので、暗さもあり、見間違えの可能性も否定できないが、人影が見えるのです。(又は幽霊か?wとも思った)
150mくらいの距離で、それは確信に変わった。
人だ。
普通の人と、そうでない人というのは、そこから伝わるオーラで何となく分かる。
明らかに普通ではなかった。
100mくらいまで距離が縮まった。その男は上半身が全裸であり、体格は良く、
しかし、やや猫背で年配のように見えた。
こちらを見ている。
うーん・・見つかっているな。もし見つかっていなければ静かに通り過ぎようと考えたが、こっち見ているので、もうダメだな。
距離50m、男は呂律の回らない声で意味不明な言葉を喋りながらこちらを向いて指を差してきた。
どうやらターゲットになってしまったようだ。
うめき声といい、動きといい、まるでゾンビのようだった。
深夜のバイオハザード
私は一気に緊張し、怪我を負う事や命を落とすかもしれないことが頭をよぎった。
ここから先は、一瞬の瞬発力で逃げることだけだ。
距離30m、男は私めがけてよろよろと近づき始めている。
男の手元に銃や刃物がないことを確認すると、私はUターンして逃げるのではなく、正面突破する判断をとった。
距離5m、
道路の幅を利用し足のステップで体を反転させて体当たりを避けると、
そのまま一直線に走り抜けました。
警察の到着
男の視界から外れるまで走り、追いかけてこないことを確認すると、私は足を止めました。
違和感があるとすれば、殺意のようなものは感じなかったことである(良い事ですが)
頭がボケてしまった方、薬物中毒者、やや若めの認知症の方、うめき声をあげている時点でいずれにしても精神的には異常をきたしているとは思う。
そう考えると、助けてあげるという選択肢もあるのではないかと言えますが、
とはいえ、危害を加えられる可能性も十分あり、余計な手出しをせず警察に通報することが最もベターだよなと思案にふける。
そんなことを考えているうちに警察が到着。
「裸の人はいませんでしたか?」と声を掛けられ、
「すぐこの先にいます」と返答。
やがて、パトカーも到着。
後は警察にお任せすることとして、私はジョギングを再開した。
女性や子供は特に注意
当たり前ですが・・当たり前ですが特に女性や子供については
夜間や人気のない場所でのジョギングを控えるようにお伝えしたい。
逆に私自身、夜のジョギングで一人歩きの女性の後ろを走るときはものすごく気を遣いますし、どうやり過ごすのが良いのかいまだに分かりません。
後ろ通りまーす。って言って、めっちゃ驚かれたこともあるので、
誰か対処法教えてください(笑)
もともと、夕方とか夜に走るのが好きなので、なかなかやめられないのですが、
あまり人の多い日中だと、マスクを外して走りにくいといった事情もあり、夜間走が習慣化されたといっても過言ではありません。
LEDの発行ライトを腕に着けて走るナイトランナーも結構多いですよね。
これであれば直ぐにランナーであることが分かるから良いのかな!?
夜間走で出会ったものは(山の中を除く)たぬき、野犬、ヘビ、などがありますが、いずれも日中ではお目にかかれないものですよね。※一応、東京です
今回の正面突破という判断はあまり良いものではなく、結果的に私の方が身軽だったため捕まらなかったに過ぎない。可能な限り早々にUターンすることが正解だろう。
しかしながら、
まさか人に襲われる(?)ことになるなんて思いもよりませんでした。
ランニング人生で初めての出来事だったので記事にいたしました。
皆さんもお気をつけてください。
ではまた!