トレランの楽しさ それはリセットボタンの効かない大冒険
皆さん、こんばんは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
トレランの良さを伝えていくコーナー。
引き続き、トレイルランニングの楽しさを語りたいと思う。
何故トレランはこんなにも楽しいのか。
この件については、これまで以下のようにお伝えしてきました。
・自然を走る興奮と、森林浴効果によるリラックス効果の重複による爆発的面白さ
・自分でルートを作れる喜び
まだお読みでない方はどうぞ。
今回は、さらに
ドキドキ、ワクワクといった観点からもう1つ導き出してみたい。
言うなれば、こういうことです。
リセットボタンが効かない大冒険
そう、リセットボタンが効かない大冒険が出来るという事です。
何言ってくれてるの?そんなこと言ったら、人生そのものがリセット効かないじゃん!
・・と、指摘されますね。
はい。確かにその通りです。
それでは、「リセット」という言葉は置いておいて、
「大冒険」はどうだろうか。
文字通り、危険を冒すと書いて「冒険」
普通、日常生活で大きな危険を冒すことはない。
あなたが人生の中でしてきた大冒険は何だろうか?
或いは、大冒険は?と訊かれて何を連想するか。
ドラクエか、ファイナルファンタジーか、はたまたフォートナイトか。
大冒険だが(笑) いずれもリセットボタンがある。
これは半分冗談であるが、大小あれど、人生の決断を迫られたときなど、人それぞれそれなりの冒険はしているのだと思う。
一方で、トレイルランニングは常に大冒険である。
例えば、レース。
一斉に選手たちが山の中に消えてゆき、ゴールを目指すまでの関門、エイド、チェックポイントの通過など、全ての過程が人の助けのない山の中での冒険であり、ミッション感が強い。
山の中では、次の瞬間何が起こるかなんて知る由もない。
いつ何が起こるか分からない。
疲労により悲鳴を上げるカラダ、迫りくる制限時間、どんどん近づく日没、容赦ない雨、
続々とリタイヤする仲間達。
選手はスポーツマンシップにのっとり、山でのマナーは勿論のこと、安全走行の技術など持ち合わせていることが前提であり、事故のリスクをゼロにすることは出来ないが、最大限の安全に努めなければならない。
マナーについてはこんな記事も書きました。
多くの人に迷惑はかけられない。
すなわち、失敗が許されない一発勝負であるところが、正に大冒険というわけだ。
選手の手元にリセットボタンはありません。
だからこそ、緊張感があり、ドキドキをMAXまで高めてくれる。
これがトレイルランニングである。
手に汗握る展開。乗り越える関門。その先に広がる絶景。野生動物たちとの出会い。
ゴールした時の安堵感と達成感。
温泉につかり、冒険の余韻を残したまま飲み干すビール。
限界の壁を超えないと味わえない世界。
トレランにはそれがあります。
リセットが効かないことを再認識し、
加えて自己責任が強く求められるスポーツであることを忘れてはならない。
判断をするのは他の誰でもなく、自分です。
それは孤独の判断である。
だが、孤独の中でしか人は成長できないので。
主人公は自分。自分の生身の体1つです!
トレイルランニングの楽しさ
それはリセットボタンの効かない大冒険。
危険を感じないことはほとんどありません。
そんな中で私は楽しんでいます。ではまた!
サラリーマンに許される大冒険