定年退職した先輩から言われた衝撃的な一言
皆さん、こんばんは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
とある日、ちょっとした思い出がふっと、頭に浮かびました。
もう定年退職した先輩から、最後の出勤日の時に言われた言葉だ。
定年退職と言えば、60歳もしくは65歳だったりするのが現時点では一般的だろうか。
当時の自分との年齢差は親と子に近いくらい離れていましたが、
その人は、あまり熱心に仕事をするタイプではないが、 ”ここだけは外せない” といったこだわりを持っていて、ポイントは押さえてるといった印象でした。まるで昔かたぎな職人のようです。
なので、在職中は仕事のことを教えてもらったことはほとんど記憶になく、仕事以外の考え方とか、仕事に対する姿勢とかの話が多く、話半分に聞いていたり、部分的には参考にさせてもらったりしていました。
その方の最後の出勤日、夕方の終業時刻15分くらい前に、
「ちょっと来いよ」
と、個室に呼ばれ、最後だからさ、と少し話をしてくれました。
その内容は、私へのアドバイスでした。
ペースを落とせ、飛ばし過ぎだ! マラソンだって全力疾走で最後まで持たないだろう?
サラリーマン人生のまだ序盤だぜ、少なくても序盤で飛ばし過ぎだ。 ペースを落とせ。無理をするな。もっと楽をしろ。 80%、60%なら無理なく走れる。 そうしないと、ゴールまで辿り着けない恐れがある。
途中で力尽きたランナーをたくさんみてきた。 これからはペースを落とせ。いざ飛ばさなければならないときに備えてな。
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これが最後の言葉でした。
なかなかハッとする言葉でした。
砂漠のような脳みその中でスポーツカーが疾走しているようでした。(どんな例えだよ!笑)
やっぱり飛ばしているように見えていたのだろう。
自分ではなかなか分からない。
学生時代を思い出した。
陸上部時代、長距離走をやるときに、トラック1周400mのペースを事前に計画し、本番もそれ通りのペースで走るのがセオリーだが、
限界を突破したいという身勝手で、想定のペースをわざと上げて走ったりしたものだ。
「ペース落とせ!ペース落とせ!」
こんな風にチームメイトから叫ばれていたのが懐かしいです。
変わって無いなぁ・・
という複雑な心境になりつつも、
少し意識してペースダウンをするようになりました。
と言いつつ、出来ていないのかも・・と思ったりもしています。
どんなときでも冷静でいられるよう、心掛けたい。
だいぶ涼しくなってきたので、色々思いを馳せるひとときでした。
ではまた!
衝撃的な一言シリーズはこちらにもありますよ。