疑惑が事実に・・西伊豆でツキノワグマ発見
皆さん、こんにちは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
伊豆半島にツキノワグマが潜んでいる疑惑についてお話する前に、まだ読んでいない方はまずはこの記事から読んで欲しい。
2020年9月に、熱海の伊豆山(先日土砂崩れが発生した場所※2021年7月)でツキノワグマと思われる動物を目撃したというニュース記事です。
私はこのニュースに対し、イノシシと見間違えたのではないかと思っていました。
しかし、このことについて、考え直さなければならない程、衝撃的なニュースが飛び込んできました!!
それが、次のニュース記事です。心してお読みください。
昭和初期以来?いないはずの伊豆半島でツキノワグマ確認
西伊豆町は27日、町内の山中でツキノワグマがシカ用のわなにかかったと発表した。静岡県によると、伊豆半島では昭和初期まではツキノワグマが生息していたと伝わるが、その後は確認されていないという。
町によると26日午前8時ごろ、猟友会員から、同町宇久須の山中の林道沿いにしかけたシカ用のくくりわなにクマらしい動物がかかっていると連絡があった。
現地で調査した県自然保護課によると、若いオスのツキノワグマで、体長135センチ、体重43キロ、年齢は3~5歳。
中略
クマは麻酔銃を使って保護し、さらに1キロほど山奥に放った。
いや、もうびっくりである。
西伊豆で熊が見られたのは昭和初期以来とのことだが、平成を飛び越えて令和で再発見された。ついに。
今日はこのニュースについて、徹底的に語りたいと思います。
このブログのアクセスが急増したため、何事かと思い、慌てて調べてみると・・・
ああ・・遂に見つかったんですね。伊豆で熊が。
私は以前書いた記事で、伊豆半島で見られたとされる熊について、
・箱根方面から南下した個体説
・実は西伊豆のツキノワグマは絶滅していなかった説
この2つの説を考えました。
今回のニュースから考えると、発見されたのは西伊豆ということで私が立てた2つの説どちらも否定できないところが面白い。
記事などを調べる限りでは、富士山方面、又は箱根方面から南下したという見解が多くみられた。
鹿用の罠にかかったのは、若い雄3歳~5歳の個体。
年齢から考えると既に母熊からは独立しており、この年齢層の雄は好奇心旺盛、活発で行動範囲が広いということで、富士箱根から南下したのだろうか。
がしがし、南下したにしても、南下しすぎでしょ!!(笑)
箱根を超えて、熱海を超えて、函南を超えて、修善寺を超えて、天城を超えて西伊豆ですよ?
遂にツキノワグマも天城越えをしました。
私は声を大にして歌いたいです(笑)
引用:ちょっと待って、ラ・テさんの 石川さゆりが最初は断った「天城越え」
・・冗談はさておき、海に囲まれエリアが狭く、常に人家が近くにある伊豆半島を渡り歩いていたのだ。
生息するには難しすぎる環境に思うが、雑食の熊は植物も大好き。木の実や、山菜、みずみずしい水生植物、生き永らえるだけの餌はまかなえたのでしょう。
捕らえられた個体を見る限りでは、やや痩せているように見えます。月の輪の紋章はハッキリとした個体です。
この個体が、2020年9月に熱海の伊豆山で目撃された個体だとしたら、そこから1年近くかけて西伊豆まで少しずつ移動したか。
想像しにくいが、このようなニュースも出るくらいだ。無くはない。
1カ月そこらで、一気に移動したのではなく、少しずつ時間をかけて南下したと予想します。
餌に恵まれ山が深く、人目に触れにくい 天城山~西伊豆~南伊豆の区間に一旦定着して罠にかかったと想像しました。
そもそも、もう既に西伊豆に生息していたのであれば、絶滅からの復活になる。
それは今後の個体発見次第かな。
それとも、この1体だけが、ポツンと西伊豆で暮らしていたのであろうか。
・・・ん?
クマは麻酔銃を使って保護し、さらに1キロほど山奥に放った??
おーーーい!!西伊豆に再び放ったんかーい!!(笑)
こりゃ、天城をはじめ、伊豆の山登るときは熊鈴がひつようかな?^^;
と、思ったら
もう町役場の方も、熊鈴を推奨してました!!
【伊豆山稜線歩道ご利用の皆様へ】クマ出没について(注意喚起)
令和3年7月26日、西伊豆町内(宇久須の林道)において、ツキノワグマが発見されました。
伊豆山稜線歩道等、山を歩く際は、ラジオや鈴など音の鳴るものを携帯し、単独行動は避けましょう。出典:西伊豆町役場のホームページより
引き続き、伊豆の山でのクマ出没にご注意ください汗
県はニホンジカ捕獲用のわなにツキノワグマがかかると、「錯誤捕獲」として麻酔による放獣をしているらしいのです。錯誤捕獲ということは狙った獲物以外のものは殺生しないということでしょう。
また、コロナ禍で人が山に出かけなくなり、熊の進出により生息域が広がるといったことも考えられます。そうなると今までは見られなかったところに熊が見られるようになるかもしれません。伊豆に限らず全国的に。
さて、山奥に放された熊は果たして生き残ることはできるか!?
伊豆は自然が豊か。水もきれいで山葵(ワサビ)なんかも名物ですよね。
でも、熊が生息するには狭すぎると思うんです。
富士山や南アルプスと比べるとねぇ・・・
半島には熊が居ないというレッテルは貼らない方が良いということでしょうかね。
能登半島や志摩半島は熊が居る可能性が高いですし、伊豆半島でも捕獲されました。
三浦半島や房総半島には、引き続きいないとされています。
四国では絶滅が危惧され、九州では絶滅されたとしています。
でも、九州には実は生き残っていて・・なんてことがあったらロマンがあります。
野生動物は思った以上に私たちの近くに潜んでいます。
このことについても記事を書いています。お読みください。
今回、捕獲されたツキノワグマは、定着し生息していた個体ではなく、偶然通過した個体であると見方のようですが、通過したにしても、通過しすぎですよ!(笑)ということです。
ますます気になるツキノワグマの住宅事情。今後も注視していきたいと思います。
バッタリ遭遇しての事故は避けたいものですね。
以上でこの記事は終了です。ではまた!