コロナの恐ろしさは感染よりメンタルへの影響

コロナの恐ろしさは感染よりメンタルへの影響

2021年3月1日 オフ 投稿者:

皆さん、こんばんは。社団法人ランナー龍(たつ)です。

コロナの恐ろしさ・・というタイトルにしていますが、

あくまで一個人が産業カウンセラーとして感じていることをそのまま書き綴った文章であるということ、ご容赦ください。

 

 

改めて、タイトルに書いた通り今後のコロナは広い意味で感染よりもメンタルへの影響の方が大きいと感じております。

大前提として、人は目に見えないもの、未知なるものに大きなストレスを感じます。

 

 

日本での新型コロナウイルス流行が報道されてからちょうど1年が経過するところですが、感染した多くの人は抗体を持ち、ワクチンの接種も始まったことで去年(2020年)の今頃とは状況は異なります。

それに、マスク、消毒、換気、密を避けるなどを徹底することで一定の効果があると分かってきていますので、「不安」という点では当初より幾分軽くなったことでしょう。

 

それでも、私は感染以外の部分で多くの人に影響を及ぼし、

今後も引き続き猛威を振るうであろう ある事 について心配しています。

 

 

 

感染よりも恐ろしい事

その”ある事”とは、

メンタルへの影響です。

 

「感染よりも恐ろしい事なんてあるのかーい!」って言われそうですが、

実際に感染したのは日本人で言えば全人口のほんの一部であり、

大々的にニュース報道されているのでマヒしてしまいますが、

例年流行するインフルエンザよりも少なかったはず。

 

それよりも、この新型コロナウイルスは、未知の恐ろしさを感じさせることにより非常に多くの人の精神状態を疲弊させたと思います。

精神状態を疲弊させること。これは、コロナの何より恐ろしい部分だと考えます。

命を失う、職を失うなどの不安は非常に大きな精神疲労となります。

 

調べたら自殺者数が増加していた

この時期になると、厚生労働省より前年の自殺者数統計が発表されるのですが、

既に2020年の統計が出ており、その数は 20,919人。

 

この数字は前年よりも増えており、2009年以降は減少し続けていた自殺者数がここにきて前年増に転じたのです。

もちろん、新型コロナの影響ですなんて勝手な要因付けは出来ませんが、

有名人などの自殺報道などもクローズアップされ、

要因の1つとして考えることは、妥当ではないだろうか。ということです。

特に女性で増えているということが今回の特徴です。

 

 

3月は自殺対策強化月間

厚生労働省では、毎年3月に<自殺対策強化月間>のキャンペーンを行っております。

この自殺対策強化月間っていうネーミングがものものしいからか、あまり馴染みがないですよね^^;

恐らくですが、12月だとか、3月のような年末・年度末は自殺者が多くなる傾向があるので、啓発をしているのだと思われます。

 

それで、その対策ですが、

相談窓口などのダイヤルを記載したポスターなんかを、企業、学校、公共機関などに掲示物として張り出します。

それだけにとどまらず、SNS(Facebook、Twitter、youtube)などにも啓発を行っているようです。 ・・私は見たことないけど。

出典:厚生労働省ホームページ 令和元年度「自殺対策強化月間」

令和元年のやつですけど、このような広報用のバナーがあります。

自分を守るため、身近な人を守るため、気に掛けるきっかけになることが願われます。

 

 

However ~しかしながら~

自分を守るため。ということで、

私なりのセルフケアの方法、考え方をお伝えしたいと思います。

 

それは、 However(訳:しかしながら)です。

これはどういうことか。以下に解説します。

 

 

However変換とは、

マイナス面にはそれに隠れたプラスの面もあるので、それを見つけよう!という考え方。

ことわざで言えば、「けがの功名」「捨てる神あれば拾う神あり」にも似ています。

 

コロナでの不安も1つだけではないし、人によって全然異なることは承知です。人間関係もあるでしょうし、家族のこと、仕事のこと、お金のこと、将来のことなど住んでいるエリアや立場、生活環境で受け取り方は違うはずです。

それらを踏まえた上で、例として挙げてみます。

 

例:収入は減ったが家族との時間は増えた

 

つまり、こんな嫌なことがあったけど、それのおかげでこんな良いこともあった。と変換しています。

 

【図にしてみましょう】

嫌なこと However 良い事
収入が減った しかしながら 家族との時間が増えた
人との交流が減った しかしながら ブログの閲覧者が増えた
コロナ対応に追われた しかしながら 感染症対策が身についた
将来が不安になった しかしながら 人生を真剣に考えるきっかけになった
マスクが辛かった しかしながら すっかり慣れた(笑)

最後の一個は番外編(笑)

 

まあ、勉強などに費やす時間も増えたし、嫌なことばかりではなかったなと振り返っているところです。

上記はあくまで例として挙げましたが、見直してみたら結構今の私に当てはまっていました・・・

 

中には克服できない状況もあるかもしれません。

けれども、転んでもタダでは起きないぞ!くらい、少し強い気持ちを持つことが良いのかな。と思ったりします。

 

この記事は以上となります。

 

 

1年前はこんな記事をかいてました。

ではまた!