正体を暴け!御正体山【道志山塊】
Topの写真は、御正体山の登山口周辺にある三輪神社を無事下山の感謝の意を込めて参拝した時に撮影したものです。
※この記事は2019年に登山した時の記録になります
いよいよ訪れることになった道志村(道志山塊)ですが、
訪れたのは真冬の12月、
この2か月前に、道志村で小学生女児が行方不明になるという悲しい事件が発生しています。
ご存じでない方は以下2つの記事をご参照ください。
仮に、10月の時点で道志山塊のどこかで遭難しているとしたとしても、私が訪れたのは真冬の12月であり、常識的に考えても飲まず食わずでこの寒さを凌いで留まり続けることは不可能であろう。
今回登った御正体山は、事件発生地点である椿荘オートキャンプ場から直線距離でも10kmは離れているので現地と呼ぶには無理があるかもしれません。
とはいえ、同じ道志村エリアですし、実際子供が歩こうと思えば歩けてしまう距離でもあるのかな。と思っております。
しかしながら、登山時に警察がいたりパトカーがあるなどの物々しい様子はなく、日常を取り戻しておりました。
(捜索も打ち切られているのだからそりゃそうだ)
今回の登山は、個人的な捜索で訪れたわけではなく、あくまで道志山塊のナンバーワンである御正体山に登山をする目的で訪れておりますので誤解のないようお願いします。
割とマイナーながらも、どこか存在感のある御正体山の魅力についてじっくりと紹介していきたいと思います!
ここでは、山と高原地図№28「高尾・陣馬」を使用しています。
今回の登山の概要
日時:2019/12/08 日帰り
天候:晴れ(快晴)
メンバー:10名以上
エリア:道志
登った山:御正体山(1,681m)※日本二百名山
宿泊地:日帰り
ルート:道坂隧道バス停前(登山口)👉稜線👉岩下ノ丸👉牧ノ沢山👉白井平分岐👉御正体山頂👉細野分岐👉御正体山入口(下山口)
累積歩行時間:約6時間57分
累積歩行距離:約10.9km
累積獲得標高:1,142m
登山口までのアクセス:バスをチャーターし東京より中央道経由、都留ICで降り、道坂隧道前へ
登山道は明瞭!冬登山を満喫
今までほとんど訪れる機会の無かった道志山塊。
御正体山は江戸時代には信仰の山としてよく登られていたそうだ。
御正体山と言えば、アクセスの悪さからあまり人が訪れないイメージがある。
しかし、道志山塊の盟主と呼ばれるだけあって、富士山のすぐ横に堂々と鎮座しており、富士山の眺めがどんなものかが楽しみである。
登ってみて分かったが、登山道は意外と明瞭であり、迷う場面は無かった。
分岐には立て札が完備されている。
これまた意外だったが、
危険個所も少なく、歩きやすい登山道である反面、距離や標高はそれなりにあり、人も少なく初心者、熟練者どちらも楽しめる山ではないだろうかと思った。
押さえておきたいポイントとしては、
登山口含む最初から最後まで「トイレがない」ということ。
パーキングや、駅、コンビニ等で予め済ませておこう。
自家用車でアクセスした場合はピストン登山になるかと思われる。
絶景ポイントは、ルート後半、御正体山頂から三輪神社に向かう途中の稜線上に
富士山を覗き込むように眺められるスポットがあるので、ここは是非とも通過していただきたい。
全体的には、あまり展望はなく、ブナなどの樹林帯を歩く展開となる。
出発地点の道坂隧道前
登山道に入るとすぐ急登に。道は明瞭。
登山道を外れると薄暗い樹林帯・・
全然人とすれ違わないし・・・
稜線に出る。冬空がスカッと気持ちいい!!
ここなら走ってもよさそうですよね。
稜線沿いの登山道もいい感じです。春は新緑とミツバツツジなどが鮮やかでしょうけれども夏場に近づくにつれ藪が生い茂り歩きにくくなりそうな予感もします。
やはりこの山を登る時期としては冬季がおすすめです。
その理由は、冬場は空気も澄んで葉が落ちた後の樹林帯は見通しも良く、稜線上の景色も良いからです。
写真は稜線上から望める丹沢山塊です。
こんな風に木に括り付けられた案内板が随所にあります。
山頂に到着。低山にありがちな展望が望めない山頂です(笑)
そこそこ広いので食事や休憩場所としては良いです。
貧乏昼食タイム♪
ここがおすすめ絶景ポイント!!
どうですか?銭湯の壁に描かれたような富士の山は。
カラマツの間からのぞき込めるポイントはここだけで、地図上でも展望台と記載されております。ここ以外は樹林帯なので、ここまでしっかり見れるポイントは他にはありませんでした。
やはりこれだけ近いと迫力がありますね。
是非、実際に訪れてみて欲しいです。
終盤は林道に出て舗装路に出て御正体山入口へ。
Top写真の三輪神社に到着して登山終了となる。
登山道不明瞭なイメージを払しょくさせるような登山となりました。
片道10.9㎞でしたので、往復にして約20㎞のトレイルラン練習コースにしてみても良さそうです。人も少ないし。
しかし、人が全然いない(ゼロではないが)のはやはりアクセスの悪さが起因しているのでしょうね。
高い山を登る楽しみを知り、低い山を登る楽しみも知る。
そんな愉しみ方があることを教えてくれる山。
それが御正体山でした。
さらに詳細を読みたい方はコチラからどうぞ!
ではまた!