中央アルプスで相次いだ滑落事故について【山岳事故】
皆さん、こんばんは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
今回は2019年2月9日から10日にかけて発生した中央アルプスでの相次いだ滑落事故について記事にいたします。
土曜から月曜までの三連休、多くの方が山に出かけられたと思われますが、ここで残念な事故が発生してしまいました。
事故現場は、山と高原地図№41「木曽駒・空木岳」中央アルプスだ。
中央アルプスでは9日から10日にかけて滑落事故が4件相次ぎ、このうち宝剣岳で仲間と登山をしていた大阪府の男性など男女3人が死亡しました。
標高2931メートルの中央アルプス・宝剣岳で9日の正午前、大阪・茨木市の小谷部明さん(47)が山頂付近で滑落しました。小谷部さんは10日午後、県警のヘリコプターで救助されましたが死亡が確認されました。
警察によりますと、小谷部さんは仲間の男性と3人で2泊3日の予定で9日から山に入って登山をしていたということで、仲間の男性は、滑落当時現場では強い風が吹いていたと話しているということです。また、10日午後1時すぎにも、日帰りの予定で2人で宝剣岳を登山していたうちの女性1人が滑落して死亡し、警察が身元の確認を進めています。
中央アルプスではこのほか標高2734メートルの仙涯嶺で10日午前8時ごろ、5人で登山をしていた安曇野市の無職、西田由香里さん(44)が登山道から滑落して死亡するなど9日から10日にかけて滑落事故が4件相次ぎ、合わせて3人が死亡しました。
引用:NHKニュースWEB
事故に遭われた方には謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
さて、この同じ中央アルプスで立て続けに発生した事故でございますが、亡くなられた3名のうちの2名が宝剣岳からの滑落になります。
こんな厳冬期にたくさんの方が登られているんだなあと驚きもありますが、私は雪山こそ登らないものの、中央アルプスはとても好きで、2018年9月にメインどころを1周ぐるっと縦走してきたところです。
中でも、特に危険で、もう一度行きたいかと言われると即答できない。それほど怖かったのが、この宝剣岳である。
9月なので雪はありませんが、鎖、手すりなどから、絶対手を離してはならない箇所が数か所ある。なので冷や冷やした記憶がある。万が一、手足を滑らせ落ちたりすればこの世からさようなら。そんなところである。
以下の写真が私が宝剣岳に登りながら撮ったものや付近を撮影したものになる。
※写真に写っているのは私です(汗)
見た目からして滑落を予感させる
谷底まで相当の落差を落ちることになる
私が本格的な雪山登山をしない理由は低体温症と滑落を恐れているからだ。
山はどんな時でも事故と隣り合わせであることを肝に銘じ、安全登山に細心の注意を払っていきたいと私自身、意識していかなくてはならないと思い、あえて記事として残しました。
一方、亡くなられた方のうちの一人が、西田由香利さんと報道されている。この方は登山やトレイルランニング界では結構有名だと認識している。もちろん私も知っている。
日本海の富山県から太平洋の静岡県までアルプスを縦断する全長415キロのレース、TJAR(トランスジャパンアルプスレース)を走破した選手で、女性では現時点で3名しか完走できていないので、凄い偉業であると思うし、滑落した場所が仙涯嶺(せんがいれい)といって、空木岳から越百山の間にある、中央アルプスでは一般の登山者があまり来ない所なので、やはり相当の熟練者であろうことが想像できる。あまり勝手なことは言えないが、凍結がかなり酷い状態だったのではないかと想像する。
山は怖い部分もあることを忘れず、登山を続けていきたいと思った次第です。
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