ゴルフ人口減少の理由
皆さん、こんにちは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
今日は前回の「人口年間91万人減少から考える未来の考察」という記事に引き続いて、ゴルフ人口減少についてお話していきます。
毎年、和歌山県の総人口がまるごと消えるだけに匹敵する人口が減っている日本では、当然、各種スポーツに取り組む人数も比例して減るのは当たり前のことで、
結論=当たり前
と片付けてしまうことも出来ますが、明治時代後期から続くゴルフの文化がどのように推移しているのかの考察を踏まえて、記事にできればと考えています。
私自身、ゴルフをやっていないので、深い話は出来ないと思いますが、特に昭和から現代にかけての文化の推移については非常に興味深い分野であり、時代の価値観という視点で見ていきます。
今回も直感で書き殴っています。
それではどうぞ。

ゴルフ人口は長期的に減少を辿っている

プレーヤーの数は、1990年代の1200万人から一時600万人程度にまでゴルフ人口は減少した。したがって、確実にゴルフ人口は減っている。
これに伴い、収入減を要因としたゴルフ場の閉鎖や倒産が後を絶たない現状だ。
笹川スポーツ財団の統計によると、例えば2014年のゴルフ人口が965万人なのに対し、2024年のゴルフ人口は912万人としており、ここ10年の推移を見ても減少を辿っている。
単純な人口減少以外のゴルフ人口減少の要因として考えられていることは、次の通りと推認する。
・高齢化による離脱
・経済的な理由(高額な資金は出せない・・)
・趣味の多様化(他にも楽しい遊びが増えた)
・接待文化の縮小化(ビジネス上の付き合いで強要するのはナンセンス)
・プレイ時間の長さ(時短とタイパ重視の現代社会に合わない)
どれも切実な内容で納得せざるを得ない。

せっかくゴルフが出来ても、楽しめる仲間がいないと寂しい・・・・・
打ちっぱなしなら一人で行えますね?でも、ゴルフ場のラウンドは一般的には4人一組で行うフォーサムプレイが推奨され、一人で回れるゴルフ場もあるみたいですけど、やはりちょっと寂しい。
私も20代の頃、社会人なり立ての時に上司からゴルフを誘われたことがあり、普通に断りましたが「当たり前に断られる時代になったか・・昔は断るという概念は無かったからなぁ・・」と、今どきの若者は的な言われ方をしたのを覚えています。
大学生のことは授業でゴルフがあったし、本気でハマったら楽しそうだと今でも思っています。
だから嫌いというわけではないんです。私の場合は、結婚も若い頃にしたので、当初からとにかくお金がなく、趣味に費やせる余裕がなかったのです。
また、一定の年齢と収入に達してからも、時間と費用の捻出が難しく、マラソン、トレラン、登山の趣味で時間も費用も精いっぱいで、道具をそろえることや、練習も含めて、時間も費用も確保するのは困難。
私はそれで、トライアスロンのための自転車の購入でさえ、断念しています。
ここまでは個人的な話。
周囲では、取引先や上司に誘われてゴルフを始めは嫌々始めたものの、怪我の功名で、ゴルフの楽しさに目覚めて、四六時中ゴルフのことを考えるぐらいにハマった人もたくさん見てきました。
自然の中で行うスポーツは絶対に楽しいんですよね。分かります。
ただ、それは半ば強制でゴルフを勧める文化(?)があったので、一定数の層がゴルフ人口に組み込まれたが、今はそれも期待できないので、
ゴルフ業界が、ゴルフの魅力を若い世代に伝える以外、競技人口は増えない。
一方で、プロゴルフは賞金を稼げるので、プロとして目指せるスポーツとしての地位は気づき上げられており、観るスポーツとしての人気も高い。熱狂的なファンもいることだろう。
設備や分析の技術も発達し、プロ、アマ問わず、上達のための効率的なトレーニング環境は昔より整っていると思う。
それに、長時間のラウンドではなく、短縮ホールでのラウンドなど、短時間でライトに出来るような試みも主流になってきている。
また、ゴルフ女子といったワードもSNSを中心に多少の盛り上がりがあるようで、若年層や女性のゴルフ人口が増えている面も見られている。
性別年代別では、女性は20代で競技人口が最も多く、男性は40代で最も多い(女性の20代が最も多いのには意外ですよね、資金はどうやって・・まさか40代男性に奢ってもらっているという構図か!?w)
さて、
笹川スポーツ財団の統計で、2020年~コロナ禍において700万人台に落ちたゴルフ人口も、2024年には912万人まで回復しているので、
再びゴルフに戻った方々と、新しく始めた方々と、ゴルフ人口は維持または増加傾向にあるという、今後の期待が出来るという見方もある。
長期的には減少傾向であるものの、短期的には回復の兆しがあることから、ゴルフ人気はまだ消えたわけではないと言い締めくくることが出来そうだ。

©ジョジョの奇妙な冒険
そう、それに誰もが予想しない方向で、バズってゴルフが急激に流行る可能性もある。髪の毛を駆使して攻撃してくることなんて誰が予測できただろうか。たとえ漫画の世界の話だったとしても(笑)
他にもフィギュアスケートなど、特殊なスポーツも、羽生結弦、浅田真央、”りくりゅう”ペアなどの、ヒーロー、ヒロインの登場でそれが競技人口増加に影響を及ぼすことさえある。
りくりゅうペア
出典:THE DIGEST
”りくりゅう” のりゅうこと、木原龍一選手の元ペアの高橋成美選手とは、多摩川のトレイルラン大会で並走し、職場にも講師としてお招きしたこともありますので、どうしても身近に例えてしまいます。
ですが、プロゴルフでもスター選手はお茶の間の人気をさらいます。
かつての宮崎藍(みやざき あい)選手、横峯さくら選手などで、ゴルフ界は熱狂的な人気を見せていましたし、近年では、渋野日向子選手や原英莉花選手がお茶の間の人気選手として記憶に新しい。強さで言えば、佐久間朱莉選手、山下美夢有選手、岩井明愛、千怜姉妹が台頭している。
私は詳しくないのでミーハーに過ぎないが、直近のツアー成績や近年の成績、ニュース報道等から上記の選手をピックアップしている。
また、どうしてもゴルフ観戦に入り込めない理由は、男女共同で行うスポーツであるからか、他のスポーツと比べて、スキャンダルが多い気がするからだ。個人のことはどうでも良い事ではあるのですが、応援となると、気分的にも萎えてくるので、正直に言うと、応援や観戦という観点ではほぼ興味は無い。ただし、スポーツとしてはやってみたい気持ちはある。といった具合だ。

いかがでしたでしょうか。ゴルフ人口は人口自体の減少に伴って減少傾向にあります。けれども、業界は新しいゴルフの価値観の提供や女性、若年層獲得に向けたアプローチ、コロナ禍で一旦は離れた層の回帰などで、競技人口は回復の兆しも見せています。
すでに、接待の登竜門としてのゴルフ文化は薄れつつあります。これからは新しい価値観と楽しさをいかにして生み出すかを検討するフェーズに入っていると言えるでしょう。そしてそれはトレイルランニングにも全く同じことが言えます。
トレイルランニングの競技人口は恐らくゴルフ人口の10分の1以下であるはずなので、(ゴルフ900万人、トレラン40万人以下)トレラン業界は、ゴルフ業界と張り合う必要はないものの、より検討の余地がある気がしてきました。
トレランも、一部では富裕層が嗜むスポーツという共通項もあるので、何かヒントがあるかもしれない。(富裕層を簡単に参入させる仕組みづくりなど)私は富裕層ではないので、もうこれ以上の予算はかけられませんがね(笑)ではまた!

りくりゅうペア