足攣りに注意して!多摩川源流トレイルラン攻略
皆さん、こんにちは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
KFCトライアスロンクラブが主催する 東京トレイルランシリーズ第4戦
「第16回多摩川源流トレイルラン」に参加してきました。
色濃い原生林を走り抜ける最高のロケーションであり、初秋のトレランにオススメのコースになります。そして、その大きな特徴は中盤以降に長く続くダウンヒルにあります。
具体的に言うと、中盤に1つ、後半に1つ、長い下りがあるのでスピードが出せることは良いのですが飛ばし過ぎると案の定、足が攣って後半の下りを気持ちよく走り抜けることが出来なくなります。
したがって、戦略的に走る必要はあるでしょう。
ということで、今後このレースを出ようか検討している人のために、私が把握する範囲でなるべく詳細にこの大会の特徴をお伝えして参りたいと思います。
レース概要
日時:2023/09/03 日曜日
天候:晴れ(気温28度程度)
エリア:山梨県小菅村
レース名称:第16回 多摩川源流トレイルラン
運営:KFC TRIATHLON CLUB 多摩川源流トレイルラン大会実行委員会
距離:約24km(実際は18㎞程度?)
累積標高差:約650m
制限時間:4時間30分
ルール:手袋必着、1リットル以上の水分所持(ペナルティあり)健康保険証持参、携帯電話(推奨)
私の記録:3時間13分53秒(総合78位 40代21位)
会場までのアクセス:受付会場の小菅の湯まで自家用車。山の中というアクセスから自家用車が推奨される。
大会公式ホームページ:http://www.kfctriathlon.com/html/home.html
完走証はWeb発行によるもの。ゴールするとけんちん汁が配給されます。小菅の湯入浴も可。
~プログラム~
開場・参加賞渡し 08:30~10:00
開会式・競技説明 09:40~09:55
競技開始 10:00
表彰式(小菅の湯) 14:30
~コース~
大会では24㎞としているが、地図に11.5マイルと書いてある通り、実測は17~18kmか(?)
地図右側には三頭山、右斜め上には奥多摩湖、真上には丹波山村の山々に雲取山。ほぼ東京と山梨の県境に位置する。しかしながら、深い山奥に変わりない。
多摩川の源流を育む美しい水源林や高原(標高1300m)の爽やかな雰囲気を醸し出すトレイルがメインステージとな ります。小菅村が誇る明治から続く手付かずの森をご堪能下さい。 |
まさに大会公式HPのうたい文句の通り、魅力的なトレイルであり、レースではなく散策で歩きたいと思ったものです。
4.5マイル(約7km)登った後は、ほぼ下り基調。終わらないダウンヒルが始まる(笑)
初心者向けのレースではありますが、このコースの特徴を意識しないと後半で足が攣ってリタイアとなります。
とにかく走れるコース。終わらないダウンヒルを快走しよう!
颯爽と登場(高橋成美選手)
開会式、競技説明が始まると、参加アスリートの紹介があり、なんと女子フィギュアオリンピアの高橋成美選手の参戦が知らされる。(トレランやってたのか・・)
早朝はまだ涼しかったものの、気温はぐんぐん上がり30度近くになった模様。
消費する前に、レース前の段階で塩タブレットなどの塩分補給を予めしておいた方が良いです!
まだ夏の雰囲気が残る緑の中に、一斉にスタート。これはスピードレースなので完走目標の人はこの流れに乗らないように。
逆に上位狙う人は、トレイルの入り口からしばらくの登りでシングルトラックとなるため、なるべく前に行く方が良さそうです。
人口800人の村に、600人の選手が集まるという異様な光景。そう、これは村おこしのイベントなのだ。
小菅村の周囲の山々の多くは明治34年(1901年)以降、東京都が買収し、水道水源林として保全され ています。そのため、100年以上の長きに亘って人の手が全く入らず昔ながらの自然がそのままに保たれてい ます。遠く秋田県の世界遺産「白神山 地」まで行かなくても、ここで充分という気がします。 |
公式HPでも大絶賛の多摩川源流原生林。
実際に湧水を利用したワサビ田地帯。巨樹の森、ブナやミズナラの 広葉樹の世界が広がる。
スタート(小菅の湯)から鶴寝山まではひたすら上り。
5km以上の登り基調は気温もさることながらキツイ。途中にカメラマンがいるから笑顔で乗り越えよう。ちなみに、KFCシリーズはカメラ撮影された画像を選手のみに一定期間無料配布されるのが私のようなブロガーにとっては非常に嬉しいサービスとなる。
待ちかねた下りが始まると、ここがある意味地獄の始まりでもあったりする。
あとは・・よしなに。(と、自分の脚に言い聞かせる)
非常に暑く、熱中症対策は必須。頭や首を冷やす必要もありましたね。
エイドは3カ所。確か関門にもなっていました。提供されるのは水のみで、補給食の配給は無い。
最後の下りを終えてゴールまでの直線に向かう。脚が攣りそうになり、少しスピードを制御しながら走っていました。
そのままゴールでガッツポーズ。ほとんど順位の入れ替えなく単独走でした。
下りが多いので転倒と怪我に注意しなければなりませんが、崖や岩場も少なく危険個所や迷うような場所はありませんでした。走りやすいです。
高橋成美選手もゴールイン。写真左は宮地藤雄選手。
高橋選手、年代別でそのまま優勝されていたようです。
ゼッケンと記録証。
参加賞Tシャツ。この何とも言えない赤茶色は珍しい気がする。
大会関係者の皆様、楽しい大会をありがとうございました。
今後も、より愛される大会になってくれることを祈っています。
「ここで充分という気がします」
こんな言葉がありましたが、遠出や長い距離は体もキツいしもういいかな。と考えるとこの大会で充分という気がしてくる。
がしかし、元気なうちにもっと色々な大会に出ておきたいと思ったため、他の大会にも積極的にチャレンジしていきたいと改めて思った次第です。
いかがでしたでしょうか。多摩川源流トレイルラン。恐らく2024年も開催がありそうなので今のうち、スケジュールを検討してみてはいかが。
動画も有りますので是非。ではまた!