山頂でゆっくりご飯が食べられる山 5選

山頂でゆっくりご飯が食べられる山 5選

2025年11月10日 オフ 投稿者:

皆さん、こんばんは。社団法人ランナー龍(たつ)です。

今回は山頂で「ゆっくり」ご飯が食べられる山を5つチョイスして紹介します。

 

「せっかくなら山頂でご飯が食べたい」

と、誰しもが思うもの。

 

けれど、日本の山の形状は様々で、グループ登山で皆が座るスペースも無いくらい狭い山頂だったり、他のグループとの兼ね合いで落ち着いて休憩できなかったり、展望が悪かったり、足場が悪かったり、虫が居たり、

日本の国土の4分の3が山地であるのにもかかわらず、意外と、ピクニック気分でゆっくりと食事会が出来る山は、そう多くは無いです。

 

登山とは言っても楽しみ方は様々で、今回は「山頂で食事会」まあ、いわゆる食べ飲み会を開催することに特化した山として、

気軽にアクセスが出来、他社への迷惑にもなりにくく、かつ、展望にも優れて非日常感を味わえる山を厳選します。

 

選択に当たり考慮した条件は次の通りです。

・鍋や鉄板などの調理器具やビールやワインなどが持ち運べる程度の標高

・日帰りで食事パーティーが開催できるアクセスの良さ

・5名~10名規模でもスペースが確保できる山頂

・他グループへ迷惑がかかりにくい環境

・眺望が良く、水はけもよく、虫も少なめ

・関東近郊エリア

(山でのマナーに留意しましょう)

それでは早速紹介してまいります!!

 

 

 

山頂でゆっくりご飯が食べられる山5選

第5位 伊豆ヶ岳

 

伊豆ヶ岳は標高851mの低山で、車でのアクセスは勿論、西武池袋線の正丸峠駅からも手軽にアクセスが出来る為、食料や調理器具の持ち込みが可能だ。

ご覧の通り、低木に囲まれてやや展望は悪いが、山頂一帯は広く、複数のグループが山頂に留まっても邪魔にはならず、また、レジャーシートを敷いたファミリーもピクニックを楽しんだりしていて、違和感なく食事会を開けそうだ。

ただし、トイレは無い。

木々の間からは、このように飯能の山々や、埼玉市街地を見渡せて、なかなか楽しい。それに伊豆ヶ岳は女性グループ、単独女性ハイカーが何故か多い山なので、治安や居心地も悪くないように思えるのも評価ポイントである。

安全性、アクセス共に高評価だが、スペースや展望などは限りがあるため5位に留まる結果となった。

 

 

山頂でゆっくりご飯が食べられる山5選

第4位 棒ノ折山(棒ノ嶺)

棒ノ折山は埼玉飯能と東京青梅の中間にある標高969mの低山で、登りやすく、アクセスは良く、ご覧の通り山頂でありながらも平地で十分な広さがあります。

それゆえに、このスペースでは沢山の人が集まり、土日は大混雑だ。食事会を開くグループもいるだろう。

それもそのはず。展望が素晴らしく、風通しや水はけも悪くないし、東屋もある。

がしかし、トイレは無い。

 

展望はこの通り、この見晴らしでの食事会はさぞ楽しい事だろう。

雨天時や雨上がりでは、雲海など、全く異なる景色を魅せる。

棒ノ折の注意点は、とにかく人が多いので、極端に騒がないなど、マナーには細心の注意を払う必要がある事だ。ということで、第4位でした!

 

 

山頂でゆっくりご飯が食べられる山5選

第3位 権現平(丹沢・宮ケ瀬)

さて、ここからは我がホームグラウンドの丹沢のオンパレードになります。丹沢は意外にも食事パーティー開催に向く場所があります。

第3位の権現平は、東丹沢の宮ケ瀬湖の北側を囲う南山の稜線にある東山を指します。

権現平という名前だけあって、平らで広く、樹林帯ではあるものの、南側は宮ケ瀬湖畔が望める展望の良いスペースもあり、かなり広いウッドデッキや東屋もある。かなりおすすめです。

標高は568mで、宮ケ瀬湖まで車でアクセスして、登ってすぐ(ゆっくり登って2時間程度)で辿り着ける。

誰かしら、人は居る可能性は高いが、棒の折のように、混雑するような場所でも無いため、気にせず食事会を楽しめるぞ。

一番の問題点は東丹沢はヒルの巣窟であるということ(笑)これが恐怖ならここを使うことはできない。

雨上がりを除いた春と秋の寒い時期、若しくは、冬に限定される。

私はここで10月に2回ほど休憩したことがあるが、今のところヒルに襲われたことは無い。が、念のため11月から3月までが良いだろう。

そしてなんと、ここはトイレがあるのがGood!

 

 

山頂でゆっくりご飯が食べられる山5選

第2位 高松山(南丹沢)

見よ。この山頂の広さと展望を。

第2位は、また丹沢になりますが、南丹沢の高松山です。

ここも御殿場線の山北駅からアクセスが良く、標高も801m、2時間程度で登れるので、食事会に超おすすめのスポットだ。

何故か、ウッドデッキはこの1つだけ。なので大人数でやるなら大きなレジャーシートを敷いて楽しもう。

富士山、相模湾が一望できる。こんなに素晴らしい場所にもかかわらず、土日でも基本閑散としている。近くに山小屋や民家もない。だからこそ、心置きなくパーティーが出来る。

同じ土日でも、大倉尾根の表丹沢は渋滞するのにここは閑散としている理由は恐らく、単純にマイナーであることと、少しアクセスが悪いのとヒルの出没が考えられます。

また、ここにはトイレがなく、長期滞在するなら携帯トイレなどが必要になる。

ヒルに関しての情報ですが、標高801mはヒルの活動域で、高松山までの登山道や、その先の登山道はヒルが居ます。ただ、高松山は風通しと日当たりが良好なので、今のところ見たことは無い。

とはいえ、用心は必要で、忌避剤を塗布するか、冬場に利用するなどが無難だ。

総合的には、良い場所で地元以外の人にとっては穴場となるでしょう。

 

 

山頂でゆっくりご飯が食べられる山5選

第1位 三ノ塔(表丹沢)

栄えある第1位は超メジャーな丹沢表尾根の「三ノ塔」です。

三ノ塔は表丹沢でありながらも、大渋滞する主脈縦走路と比べても、やや人は少なく、ヤビツから塔ノ岳を目指す縦走者や大倉から牛首ルート経由で登る物好きな少数派登山者が通過点として通るくらいなので、意外にも三ノ塔山頂は混雑しない「台風の目・灯台下暗し」的な超穴場スポットだ。

標高1204mなので、本格登山装備と体力が必要なので、今回のシリーズ上もっともハードなコースとなる。急登で2時間半といったところだ。

ただし、その標高のおかげでヒルの被害を避けることはできるだろう(稜線上では)

何故、表尾根が渋滞するほど人気なのか頷ける展望の良さ。神奈川県の市街地からすぐアクセスできるとは思えない、息を呑む富士山と丹沢の山々が自然の奥深さと非日常感を味合わせてくれるのだ。

三ノ塔は非常に展望が良い上に、寒さや雨風を凌げる綺麗で広い避難小屋が兼ね備えてあり、トイレまであるという(真冬は閉鎖)

それに、ほどほどの混雑という稀に見る神スポットな気がするのだ。

強いて言えば、風の通り道で、ビニール袋などが飛ばされないように配慮する点と、風を遮るものが無いので、防寒対策はしっかりする必要はある。

 

いかがでしたでしょうか。

登山で焼肉パーティー、鍋パーティー、豚汁パーティー、アヒージョやバケットをワインで楽しむパーティー。山は登るだけでなく、標高1000mで食べる爽快感は特別な楽しさがあると思う。

あまり人に迷惑が掛からない程度の規模で、こじんまりと楽しめそうな山頂を探すのも登山のミッションの1つだ。

私は単独が多いので、このようなパーティーを開催したことは無いが、いつかはやってみたいと思い、その候補を探しています。

マナーや事故には十分注意して、楽しい思い出を皆さんも作ってください。

 

すぐに救助できない山でのアルコール摂取はリスクが高いので、少量を自己責任で嗜む様にお願いします。むしろ飲み会がメインになるのであれば、テント泊や小屋泊の場所で休息できる環境下で行ってください。

参考になりましたか?ではまた!