
羅臼岳に行く予定なのだが・・・
今月、北海道の羅臼岳に行く予定なのだが・・・・
事故があったからではなく、元々スケジュールを立てていました。
【速報】「友人がヒグマに襲われた」北海道羅臼岳で登山客の男性がヒグマに襲われ安否不明 ほかの登山客がいるため発砲難しく、救出遅れるか
14日午前、北海道斜里町の羅臼岳で、男性がヒグマに襲われました。
警察によりますと、男性は友人と2人で羅臼岳に入山していて、「友人がヒグマに襲われた」と警察に通報がありました。
襲われた男性の詳しい容体はまだわかっていません。
男性が襲われた場所は、羅臼岳の標高550メートル付近とみられていて、警察は新たな登山客が入らないように入山規制をし、ヘリコプターで山中にいる別の登山客の救出を行っています。
安否不明の男性については、ハンターが同行した救出を予定していますが、山中に人がいる中での発砲は難しく、救出が遅れているということです。
このニュース速報が報じられた3時間後にこの記事を書いています。
もし、スケジュールをお盆に設定していたら、自分が事故に遭っていたかもしれないと思うと・・・・・
現在、入山規制をし、他の登山者の救出活動が行われいているとの事。
ヒグマに襲われたら運が良くて重症でしょう。が、発砲できない関係で救助が遅れているようで、出血が多い場合は急がないと失血死に至ってしまうので、もどかしく、かつ緊迫した状況かと思います。
このまま「入山禁止」にまでなるか分かりませんが、はてさて、今月羅臼岳を登る予定の私はどうしたものか。
どう考えても予定を変えた方が良いとは思う。
かといって、北海道はヒグマの居ない山を探す方が難しく、登山を行う以上、山と羆はセットで考えざるを得なく・・・。
同行する友人との相談となるが、羅臼岳以外の山に変更することで、私は良くても妻を説得できる自信はない・・・・
今回に限った話ではなく、ここ5年間をみると、ヒグマの人身被害は増えています。
熊スプレーを携帯していたとて、いざ接近されたときに、確実に命中させられる距離で適切に使えるかどうか。なんせ未経験なので不明。
羅臼岳は100名山につき、それなりの登山者が訪れるはずだが、北海道を歩き慣れている登山家の方は、ヒグマの接触についてどう思っているのか、聞いてみたいです。
本州のツキノワグマより分布も多く距離も近い中で、無駄な接触を避けるにはどうすればよいか。考えます。
2025/08/13時点で、要検討。ではまた!
追加情報
既に報道等で知らされている通り、安否不明だった男性の遺体が確認され、付近に居た3頭の親子熊はその場で処理されたとの続報が入りました。
茂みに引きずり込む行為と、遺体の損傷具合と、そのそばで居座っていたことから、母が子を守る防衛本能というよりも明らかな捕食目的だったことが推察されます。
それはロシアのカムチャッカ半島で2011年に起きたペトロパブロフスク熊事件と類似しており、その際は父親と娘が居る所にヒグマは先に父親を襲撃して行動不能にした後、次に娘を襲撃し、ヒグマ親子に自身が食べられる状況を母親に電話で伝えながら絶命していくというにわかに信じがたい悲痛な事件と状況的に近いものがあるのではないか。しかし、ヒグマ側にとっては動物学的な行動に過ぎないと言う事。
今回の件と合わせて考えると、2名以上の集団行動であっても襲われる可能性がある事と、直近では登山客へのヒグマの付きまといがあったとの情報があったことと、偶発的と言うより積極的に襲っている様子からも、付近は極めて危険な状態であると考えざるを得ません。
本来は、物静かに作業していた農作業者や山林作業者が偶発的に襲われるイメージでしたが、登山者に手を出すとなると、もはや誰がいつ襲われてもおかしくないと、考えを改める必要がある。
北海道の山地は観光地でもあるので、観光客が離れる要因となるため、あまり恐ろしさを伝えていない気がする。ヒグマの危険性が本州の人々に伝わっていない風潮が、餌やりをするなどの行動に繋がっていることもあるだろう。そしてそれが人間と羆の距離を一層近づけている。
ブログ開設当時から、ヒグマの事故は追いかけ続けてきましたが、特に2020年を過ぎたあたりから、事故件数があまりにも多すぎないか?と感じています。
北海道登山とヒグマとどう向き合うべきか。