
この時期飲みたくなるが、エナジードリンクは毎日飲むな!
余計なお世話と思われるタイトルです(笑)
エナジードリンクは多量に飲まなければ毎日飲んでも差し支えは無いものの、毎日飲むことで習慣化されてしまうと思うので
「毎日は飲むな!」と敢えて啓発いたしました。
トップの写真は私の好きなモンスターエナジーの写真がフォルダにあったので、ちょうど良かったです。しかも色が毒々しい黒(笑)
エナジードリンクで有名なモンスターエナジーは味のラインナップが多いから、選べる楽しさと飲む楽しさがあるので人気があります。
自死を除き、国内初!カフェインによる中毒死
尚、エナジードリンクに含まれる ”カフェイン” は、これまで食品中の許容摂取量について厳密に設定されていなかったようですが、2015年、九州で20代男性がカフェイン中毒で無くなった事故をきっかけに、カフェイン中毒が注目されるようになり、今に至ります。
こちらのニュース記事をお読みください。
国内初、カフェイン中毒死 エナジードリンク日常的に大量摂取か
「エナジードリンク」と呼ばれる飲料を日常的に飲んでいた九州地方の20代男性が昨年、カフェイン中毒により死亡していたことが21日、分かった。常用での中毒による死亡報告例は国内初とみられる。
男性は24時間営業のガソリンスタンドで深夜から早朝の勤務。帰宅後は夕方まで起きていて、その後に寝て出勤する毎日だった。カフェイン入り清涼飲料水を多用していたが、死亡する約1年前から体調不良を訴え、吐いて寝込むこともあった。死亡当日も帰宅後に吐いて寝込んでおり、数時間後に家族が気付いて救急搬送したが手遅れだった…。
深夜から早朝勤務のガソリンスタンドの従業員が、眠気を克服するためにエナジードリンク等からカフェイン中毒になり死に至った国内初の事例として、様々な業界に激震が走ります。
退勤後の日中も遊んでおり、そのまま寝ずにカフェイン取って働いていたのか、単にカフェインが欲しくてたまらない中毒だったのか。労災なのか個人の問題として認識されたのかについては調べていないので分かりませんけど、若いという事もあり、たいへん驚きました。
とはいえ、若さに関係なく、寝てなかったらすぐにおかしくなりますよね。昔、賞金を懸けて不眠を競い合うテレビ番組がありましたが、ヤラせかは不明ですが、非常に怖いなと今になっては思いますね。
果たして、どのくらいのカフェインを摂取したらマズイのか。
食品安全員会等の情報では、
血液中のカフェインの致死濃度は 0.079mg~0.567mg で、
経口によるカフェインの摂取致死量は 5g~10g(5000ミリ~10000ミリ)
だそうです。
無くなった20代男性の血液中のカフェイン濃度は「0.182mg」だったということで、致死濃度の基準値に該当していることから、カフェインを死因として判断することは妥当だと思います。
ちなみに、致死量に達するには、エナジードリンクをカフェインが体から代謝される前に20缶ほど、短時間で飲まないと到達しないらしい。
クセになって日常的に飲んでしまうなど、飲み方次第では、意外と簡単に危ない摂取量になってしまうのではないか!と、やや焦ったこともあって、このあたり、少し整理して記事にしていこうと思います。
各食品のカフェイン量と摂取基準について
カフェイン量の目安はこちらです。
食品等名称 | 量あたり | カフェイン濃度 |
エスタロンモカ(カフェイン錠剤) | 1錠あたり | 200mg |
エナジードリンク | 100mgあたり | 100mg |
コーヒー | 100mgあたり | 60mg |
紅茶 | 100mgあたり | 30mg |
ウーロン茶 | 100mgあたり | 20mg |
緑茶(玄米茶) | 100mgあたり | 10mg |
参考:農林水産省 カフェインの過剰摂取について 他
エナジードリンクなどは商品ごとに内容量は異なるので、一概に断定できるカフェイン量ではありませんが、概ね一般的な含有量として記載しました。
エスタロンモカとは
出典:エスエス製薬
1錠で200mgのカフェインを摂取でき、眠気をすっ飛ばす第三類医薬品です。
私が学生時代の受験勉強中などに利用していたので、参考として出しました。
今はもうこれを利用することはありません(理由は後述)
カフェインの代名詞である珈琲と比較して、意外と緑茶のカフェインは少なく、同じく意外とエナジードリンクのカフェイン量は多いんだなと、気づきます。
珈琲ではイマイチ目覚めなくても、エナジードリンクくらいになると、ガツン!と目覚めたりするので、100mgというのはブースト級のカフェイン量なんだろう。
コーヒーがめちゃくちゃ大好きすぎる私は、カフェインを摂り過ぎているのは間違いないが、許容量に収まっているか、心配になり出す(笑)
1日当たりの許容量は、健康な成人とした場合、
400mg までとされていました。
但し、カフェインに対する感受性は人により個人差が大きいとし、正確な評価が難しいと記されています。
参考文献:食品安全委員会 ファクトシート 食品中のカフェイン
となると、私は1日1杯200mg程度のマグカップの濃厚ブラックコーヒー(笑)を3杯は飲んでいるので、計算すると・・・
珈琲 100mg = カフェイン 60mg
我が家のコーヒー1杯は200mgであり、カフェイン量は120mg程度を想定する。
それを1日3杯飲む カフェイン120mg × 3杯 = 推定摂取カフェイン量360mg
ガビーーン
ギリセーフ!! といか、毎日ギリギリ状態で、日によってはアウトだろうし、どちらにしても予想通りカフェインは摂り過ぎていたっ!
ということで、気持ち的にはアウトー!
1年中欠かさず珈琲は飲むし、店でも飲むし、家でも水代わりにのむくらいなので、あんまり良くないんだろうな。
珈琲は健康に良い研究もあるけど、ほどほどにしないといけないという事。
珈琲とエナジードリンクのW飲みは避けた方が良さそうだ。
しかも残念なことに、カフェインに慣れ過ぎているせいで、コーヒー程度のカフェインでは目が覚めた感じがしない。
徹夜で夜行登山をする時に、カフェインジェルを摂取しても、それほど劇的な効果を感じないのは、私自身がカフェイン中毒とまでは言わないけど、慣れ過ぎているせいだと思っている。
なので、登山愛好家としては夜行登山を避けられないことはあるが、徹夜は事故につながるので、可能な限り行わないようにしている。
夏の暑い時、キンキンに冷えたエナジードリンクは最高のリフレッシュをもたらせてくれます。
ただ、同時に考えなければならないのがカフェインの摂取量。
もちろん、エナジードリンクだけでなく、お茶やコーヒーや他の食品など無意識にカフェインを摂取したものを合わせると、結構な摂取量になっているかもしれないということを時々思い返して欲しい。
睡眠不足とカフェイン過多にお気を付けください。ではまた!