【残雪】南丹沢・檜岳山稜縦走(ヒノキダッカ・破線ルート)

【残雪】南丹沢・檜岳山稜縦走(ヒノキダッカ・破線ルート)

2025年6月21日 オフ 投稿者:

皆さん、こんにちは。社団法人ランナー龍(たつ)です。

今回は、2025/02/09(日) 南丹沢の 高松山からの檜岳(ひのきだっか)稜線を歩いてきました。

 

こちらのルートで、今年の10月に引率ガイドを行う予定なので、状況確認のため歩きます。ということで、丹沢の檜岳には5年ぶりに訪れることになります。

 

日没までに高松山~檜岳~鍋割山~寄 という、中々ハードなコースなので、ランニング抜きの一般登山として成立するのか微妙。

2025年初頭はそこそこ雪が降り、2月はまだ残雪と言う状況でした。ですが、草が生い茂っていない分、展望は良く、相模湾の景観を楽しむことが出来ました。

 

この登山の概要

日時:2025.02.09(日)日帰り

天候:晴天

メンバー:1名

エリア:丹沢(南丹沢)(神奈川県)

登った山:「高松山801m」「檜岳1,166m」「伊勢沢の頭1,177m」「櫟山810m」

宿泊地:なし

ルート:7:17高松山登山口より登山開始 8:35高松山 9:44秦野峠 10:50伊勢沢ノ頭
11:09檜岳 11:36雨山 11:51雨山峠 12:48鍋割山 13:13後沢乗越 13:47栗ノ木洞 13:59櫟山 14:50寄
14:55新松田行きバス増発便乗車 15:38御殿場線沼津行き乗車 15:45山北駅着

歩行ペース:-

累積歩行時間:約7時間33分

累積歩行距離:約21.8km

累積獲得標高  2,255m

スタート地点までのアクセス:自家用車で御殿場線山北駅の観光客用無料駐車場まで

ワンポイント:クマの糞が多かった。

ここでは、山と高原地図№31「丹沢 」を使用しています。

山と高原地図 丹沢 2025 (山と高原地図31) Amazon

 

ユーシン渓谷の上空を歩く独特の雰囲気

檜岳稜線からの風景をご覧いただいているが、このように太平洋が広がる絶景は知る人ぞ知るひっそりとした場所にある。

 

ここは高松山山頂。休憩には最適。富士山もこの通り。

 

なぜか、ひろ~い山頂に、ウッドデッキかたったの1つという、早い者勝ちな歪な配置となっている。まあでも、地べたにシートを敷いてピクニックのようにすれば良いだろう。

 

しかし、一方で北側に目を向けると、薄暗く、ひっそりとした、丹沢らしい奥深さが漂っている。ユーシン渓谷を挟んだ稜線は、地図上では破線ルートとなっていて、当然、人とすれ違うことは滅多にない。

独特な雰囲気を醸しており、若干不明瞭だが静かで自由な縦走が出来るので、GPSやコンパスなどでルートファインディングが出来る方であれば、絶賛お勧めしたいルートです。

 

高松山登山口の「梅」です。

 

登山道に入るまでの、アスレチックのような足場は、ずいぶん前から変わっていなかった・・・

 

正面から、犬と、猟銃を持ったおじさんが出てきたので、ビビりました。犬は吠えてこなかったのでお利口さんでした(笑)

 

 

高松山と言えば「ビリ堂」(ビリギャルじゃないよ)

 

高松山山頂の写真は冒頭の通りなので割愛。

 

虫沢古道と呼ぶらしい。秦野峠方面。ヒル用の塩もあったので、ここ南丹沢には生息しているのでしょう。(私は遭遇したことは無い)

 

 

秦野峠から檜岳稜線、雨山峠まで、結構な区間で巨大な糞が点在する。新しくは無いが、古くもない。熊鈴は持っておいた方が良い。

 

稜線上に存在する、新秦野線29号鉄塔の高圧電線を潜り抜けるルートが正解なのだが、5年前はここに辿り着けずに、ルートを脱線してしまった苦い過去がある。今回は2月で藪も生い茂っていなかったので、ルートを確認し易かった。

伊勢沢ノ頭。檜岳稜線は良い休憩ポイントが少ないので、ここがおすすめ。

ルートは分かりにくいが、鹿棚がとりあえずの目印。

 

稜線が広い場所もルートがわかりにくい。

 

ただ、木々が開けた場所からは、最高に気持ち良い景観が望める。こういう景色が見れるところで休憩しても良さそう。(夏季はヒルに注意)

 

檜岳(ヒノキダッカ)に到着。日当たりが悪く、雪も深く残る。

 

雪山歩きになるが、アイゼンは不要なレベル。(念のため持参が良い)

雪を歩くのも楽しい。

 

雨山に到着

 

雨山峠は、やや険しく、中級者以上向けコースである。峠を越えれば鍋割山だ。

 

 

ちょw 鍋焼きうどんが¥2,000-に値上がり(笑)

私が記憶している金額の倍になっていました。

鍋割山も残雪でした。

 

涼しい登山も、標高を下げると暑さを感じる(2月だが)

後沢乗り越えの分岐で、大倉に下山したい方が間違えて栗ノ木洞に行ってしまわれるルートミスが多発しているそうです。

地図や看板をよくご確認いただければと思います。私はそのまま栗ノ木洞に行きます。

 

「栗ノ木洞」標識が真っ二つになっていました・・・・

 

櫟山 下山は間近。

 

登山道の終点。私は獣柵を「魔界」の入り口と呼んでいます(笑)

 

寄(やどりぎ)に下山すると、ロウバイ祭りが行われており、たくさんの人で賑わっていました!

無事下山。歩き甲斐のある楽しいコースですよ。

やっぱり、冬の丹沢はいいよねぇ。ではまた!