
いくらおすすめしても雨登山が受け入れられない理由
やっぱ、雨のときの登山ってテンション下がるしダルいよね?
当ブログを6年間続けてきて、その間、ことあるごとに雨登山の魅力を発信してきましたが、一向に雨登山の魅力がクローズアップされることはありません・・・
傘のさせない山道で雨が降れば、ずぶ濡れ確定ですから。そりゃ、ね。
雨の山の中は、滑ったり、土砂崩れ、鉄砲水、低体温症などと、気を付けなければならないことも多く、晴れの日と比べて難易度もリスクも高い。安易に推奨してはならないので、あまり積極的に魅力を発信する人もいないし、景観が悪いイメージも相まって雨登山そのものが、多くの登山者に受け入れられていないと結論付けたい。
それに自己責任とは言えど、派手に推奨していると
「あの人が推奨したから雨登山に行ったけど、事故に遭った。あの人のせいだ」
と、言われかねません。
しかし、それはお門違いで、山に入る判断から、山での行動の全ては自らの責任で行うべきであり、他責思考で登山を続けるべきではない。
雨以外にも、山では多岐にわたる事故が発生します。
でも私は伝え続けます。雨登山ならではの魅力はあります。
それを知らないというのは「もったいない」
水のしたたる幻想的な風景、霧に囲まれた山々、蛇など雨になると遭遇する生物など(出会いたくないかもしれないが)
幻想的な濃霧や水の滴る不規則な音や、雨独特の匂い。
いつもの登山以上に、集中力が研ぎ澄まされ、ゾーンに入れます。
山歩きの没入感が最も高くなるのは雨の時です。
私以外に、雨登山の魅力を発信している人、さすがにいるよね?と調べても一向に出てこない。
嫌々登っている方が圧倒的多数。
がしかし、そんなとき、1つのブログを見つけた。
「雨の日にきてほしい・・・」
このタイトルを冠したブログはなんと、甲武信ヶ岳の小屋、甲武信小屋のブログでした。
雨の日に来て欲しいと書いてある通り、雨の甲武信小屋周辺の雨ならではの幻想的な魅力を語っていた。
雨になると一斉に宿泊がキャンセルになるので、小屋の運営者としては準備も無駄になるので困るということは、私も小屋番をやっているので分かります。
でも、そういったことではなく、山を愛する者として、雨の山の美しさを知らないのは勿体ないな・・と本気で思う部分があるからこそ、ホームページやブログで発信していたのではないでしょうか。
今はホームページがリニューアルして見れなくなっていますが、
「雨の日にきてほしい」で検索すると、その痕跡が見れるかもw
雨登山の魅力や、甲武信小屋については、以下の記事でチェック!!
登山レベルを上げたいのであれば、雨登山にある程度、慣れることが必要です。
ではまた!