
いったいどうなっている!?相次ぐ山火事、丹沢二ノ塔は無事鎮火
皆さん、こんにちは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
2025年に入ってから、大規模な山火事が相次いでおります。
2月には岩手県大舟渡市、3月には愛媛県今治市、岡山県岡山市と立て続いている状況です。
一体どうなっているのか!?偶然で片付けてよいのか、焦燥感に駆られますが、
乾燥する冬季は火事に気を付けなければなりません。
そんな中、ついに地元、丹沢にも火の手のニュースが飛び込んできました!
写真を見るに、いかにも、火が燃え広がりそうなエリアである。かなり焦りました。
詳しくは次のニュース記事の通りです。
秦野の山林で火事 丹沢・二ノ塔東側付近、アウトドア用品から燃え移ったか
2日午前9時50分ごろ、秦野市の丹沢山系二ノ塔東側付近の山林で「火が燃え広がっている」と、登山中の男性から110番通報があった。約3時間半後に鎮火し、雑草など約360平方メートルを焼いたが、けが人はいなかった。
秦野署によると、通報した30代男性はアルコールストーブで湯を沸かそうとしたところ、火が雑草に燃え移ったと話しているという。
死傷者が出ていないという事で、まずは良かったです。
ヤビツから二ノ塔・三ノ塔・塔ノ岳の稜線は人も多いので、日曜日という事もあり二次被害の危険性もありましたね。
はじめ、小火(ボヤ)かと思ったが、360平方メートル(周囲約20メートル四方)も燃えており、もはや、れっきとした火事である。
実際に火事の発生した3/2(日)の13時に鎮火した直後15時ごろから各報道から一斉にニュース速報を出していたので、知っている人も多いでしょう。
私のもとにも知り合いから、「巻き込まれていませんか?」と連絡が入るほど(笑)
さて、原因は何か?
ニュースタイトルの ”アウトドア用品から燃え移ったか” では、抽象的過ぎて分からない。同じ登山で火器を使う者として、後学のためにも詳しく知りたいところだ。
カナロコの記事を読み進めていくと、アルコールストーブと書いてありました。
アルコールストーブ
アウトドアで今流行りのアルコールストーブだ。見た目のカッコよさに、軽量で携帯性に優れているのと、しっかり沸かせる、焼けるので意外と実用的らしい。
ただ、見ての通り、安定性や安全性など取り扱いにはやや注意が求められそうだ。
私が思うに、これはウッドデッキスペースなどの安定した場所や、強風の影響がない時に使うべきだと考える。
乾燥した草原帯や傾斜があるところで使うには向いていないと思うので、二の塔の山腹や斜面でこれを使ったことに疑問があります。
せめて、二の塔の頂上か、あるいは、三ノ塔の頂上や休憩小屋であれば、安全に使えたはず。
三ノ塔の休憩所
ここで使ったら良かったですよね。
私は火器はガスバーナー派なので、アルコールストーブについて詳しくは説明できないけれど、登山の場合は緊急時を含め、やむを得ず、足場の不安定な場所で火を使うケースもあるでしょうから、きっとガスバーナーの方が使う人次第と言えど、登山ではリスクは低い気がします。
4月に入り、雨の日もあったりと、季節は変わりつつありますが、まだまだ乾燥はあります。それに、乾燥の時期では無くても油断はしてはいけませんよ?
と、自分にいいきかせつつ。
ともあれ、丹沢が大変なことにならなくて良かったです。
皆様も火のもとにご用心ください。ではまた!