mont-bell(モンベル)レインダンサー ジャケット レビュー【比較あり】

mont-bell(モンベル)レインダンサー ジャケット レビュー【比較あり】

2024年12月15日 オフ 投稿者:

mont-bell(モンベル)のレインウエアシリーズはよく知られていると思います。

 

高い防水性能の証としてゴアテックス素材のレインウエアを選ぶことがセオリーとなっており、

お求めやすいラインナップが揃うmont-bellは非常に人気が高いです。

 

実際、登山中で着用する人を本当によく見かけます。

 

さて、私はこれまで3着のレインウエアを着用してきましたが、

それはいずれも、mont-bellのゴアテックスシリーズなのだ。

 

2024年現在、mont-bellのゴアテックスのレインウエアシリーズは4つがラインナップされている。

・レインダンサー ジャケット 335g

・ストームクルーザー ジャケット 254g

・トレントフライヤー ジャケット 194g

・バーサライト ジャケット 134g

※重さ順に並べています(男性用)

 

これだけのラインナップがあれば登山の広いシーンに合わせることが出来るだろう。

勿論、どれもゴアテックスで適切なメンテナンスをしている限り、防水性は申し分ないだろう。

ただしバーサライトジャケットは生地が少し異なり番外編的な立ち位置ではある。

 

防水性が申し分ないのであれば、軽いに越したことはないと思うかもしれない。

だが、重さと厚みのあるレインウエアは、秋冬や重ね着をした状態で羽織ることができるので、やはり重さや厚みのあるレインウエアの必要性は高い。

 

今回は、「レインダンサージャケット」のレビューになるが、その前に着用していたトレントフライヤーやストームクルーザーとの比較についても意見してみたいと思います。

mont-bellはラインナップが多く、選ぶのが難しいですが、その迷いにケリを付けたい!

 

3つ比べたらレインダンサーが最適解だった

まず、これが結論になります。

レインダンサージャケットは、ラインナップの中で最も厚みがあり重い。けれど、その分生地が厚いので、丈夫さがあり長く着用できた。

トレントフライヤーとストームクルーザーは2年で破れた。雨天時、アルプスなどの岩場を通過する中で知らずと穴が開いていた。といった具合だ。

レインダンサーは同じような使い方をしているが、2年程度経過しても特に破れは発生していない。

重さや収納袋の大きさは、かさばるし、夏は暑いが、その短所を超えるほどの利点があった。

特にコスパが良い。

収納袋は大きく、ザックのスペースを奪う。(写真左がジャケット、右がパンツ)

それがトレントフライヤーになるとかなり小さいので、携帯性は差がある。ストームクルーザーはその中間だ。

 こちらがトレントフライヤー  レインダンサーと収納袋より明らかに小さく携帯性に優れる

 

とはいえ、レインダンサーは大きい分、厚みや丈夫さで優れる

 レインダンサージャケット

 ストームクルーザー

 トレントフライヤー

写真では厚みやしっかりした造りの差が見えにくいが、重さの差の分、造りの違いは手触りで明らかに違う。

ここに紹介していないが、もう1つ、バーサライトジャケット134gがある。

これは、夏用や、小雨用、トレラン用として活躍するだろう。

実際、トレントフライヤーとバーサライトはレースで着用する選手を時々見かけます。

 

シーンによって好みで使い分けるべし!

レインダンサーが最適解と解説しましたが、好みでシーンによって使い分けるのであれば、それぞれのラインナップどれを使っても良いと言えます。

トレランであればバーサライトトレントフライヤー

通勤やフィールドワークであれば、トレントフライヤーストームクルーザー

登山ならストームクルーザーレインダンサー

後は、携帯性を重視するか丈夫さを重視するかで選択すると良さそうですね。

値段も違いがあります。以下は価格と機能をラインナップの重さ順で紹介します。

レインダンサージャケット 価格¥24,750-

商品情報:優れた機能をバランスよく備えたスタンダードモデルです。ややゆとりのあるシルエットなので、厚みのある中間着の上にも着用しやすくなっています。ゴアテックス ファブリクスを使用したモデルとして、最もリーズナブルな価格を実現しています。

ストームクルーザージャケット 価格¥28,600-

商品情報:卓越した防水性・透湿性、そして軽量性。全てを備えた究極のレインウエアがストームクルーザーです。縫製箇所を極限まで減らす独自のパターンと、しなやかな着心地を生み出すGORE® C-ニット™バッカーテクノロジーにより、かつてない着心地のよさを実現しました。すっきりとした無駄のないシルエットで、ウインドブレーカーや防寒着としても活躍します。

トレントフライヤージャケット 価格¥25,080-

商品情報:衣服内の蒸れを素早く排出するピットジップを備え、スピードハイクやトレイルランニングなど、運動量が多い場面で活躍するモデルです。ゴアテックス パックライトプラス ファブリクスを使用し、最高レベルの防水透湿性と優れた軽量コンパクト性を実現。レインウエアとしての機能を最大限に高めるために、細部にまで防水・はっ水処理を徹底。スマートソーイングや縫製箇所の削減、シームテープの幅を細くするなど、軽量化を追求しています。

バーサライトジャケット 価格¥18,700-

商品情報:レインウエアの常識を覆す究極の軽量コンパクト性を実現したモデルです。極薄シェル素材を使用。高い透湿性を誇る「ウィンドストッパー®ファブリクス」にシームテープ処理を施しています。軽量化を追求すると同時に、高い耐水性も実現しました。1gでも荷物の重量を減らしたい登山をはじめ、スピードハイクなどさまざまな場面で活躍します。

出典:mont-bellオンラインショップ レインウエアラインナップより

 

値段、生地、重さ、性能が差別化されており、自分の求める好みやシーンによって選ぶことが出来そうですよね。単純に重く大きいモデルが一番高いのではなく、むしろ、ゴアテックスファブリクス生地を使用しているモデルでは、最も重いレインダンサージャケットが一番安価であり、私が自然とコスパが良いなと判断したのも、改めて頷けます。

良いとこどりしたモデル、ストームクルーザーが最も高級品でした。なんか名前もカッコいいし(笑)

一方でバーサライトはゴアテックスメンブレンということで、他の3つと異なり、防水性を落として(?)軽量化を最優先しているようで、別カテゴリかも知れませんが、近い性能はあると思いますので、比較対象として検討されたら良いと個人的に考えた次第です。

 

トレランだと、バーサライトかトレントフライヤーになるのでしょうけど、激しく走る中で、枝や岩場を通過する際に破れる可能性も高く、約2万円が一瞬でパーになる可能性を思ったため、

更に安価でそれなりの防水性のものにするか、更に高くても丈夫さが優れていそうな別ブランドのモデルを検討することにしました。

 

よって、私個人としては、mont-bellのレインウエアはトレランというよりも、

普段着(雨天時のカッパとして)やフィールドワーク、登山(特に初心者)にお勧めできる最もBEST&Betterな選択だとして、自信を持ってお勧めしたいと思います。

その中でも1番最適解だったのは、レインダンサージャケットであると結論付けたいと思います。

 

余談ですが、登山かトレランの雑誌で、あの山岳アスリート望月将悟選手が、登山に必ず持参するべき持ち物一覧でおススメされていたアイテムに、mont-bellのレインダンサーがありました!

ではまた!