登山を趣味にする70歳代が元気すぎる!

登山を趣味にする70歳代が元気すぎる!

2024年4月29日 オフ 投稿者:

皆さん、こんにちは。社団法人ランナー龍(たつ)です。

 

私がこれまで山岳会などを通じて、70歳代の方と数十回と登山をしてきました。

皆さん、本当に元気です!

 

当たり前のように元気なので、それに慣れてしまいつい、忘れがちになりますが、

登山をされない同年代の方との体力差には物凄い開きがあるでしょうね。

 

健康寿命が注目されているという事だけでなく、

誰もが健康な状態で寿命を全うしたいと考えているはず。

「登山」だけが健康寿命の鍵とは言いませんが、密接に関係がありそうです。

 

私も生涯、登山を続けていくつもりですが、

70歳代どころか、80歳代も元気であることを目指していきたいものです。

では記事を読み進めていきましょう。

 

 

70歳代は介護の分岐点

今は60歳70歳はまだ若く見える方も多く忘れがちになるが、70歳代は介護の分岐点になると思うんです。

例えば、Googleで 「親の介護 いつから」と検索。するとコレが出てきました。

親の介護、何歳からいくらかかるか

厚生労働省の調査によると、要介護認定を受け始める平均年齢が75歳、認知症高齢者グループホームを利用している人の半数以上が85歳という。つまり、一般的に75歳までは介護を必要とせずこれまで通りの生活ができ、80代になると介護を必要とする度合いが進み、80代後半になると特定の介護付き施設に入居する可能性が高くなる。

出典:日本経済新聞 介護のお金の仕組み(1)より

あくまで平均なので、75歳が皆介護が必要な訳ではないのだけど、要介護では登山はままならないだろう。

75歳のうちは介護を受けながらも在宅できるが、80代になると施設入所が必要になるほど自立が難しくなっているようだ。

これが普通(平均)と考えると、いくつもの山々を軽々と登ってしまう75歳がとてつもないように思えてきます。

 

ちなみに、平均健康寿命は男性で72歳、女性で75歳です(2019年時点)

しかしながら、定年が70歳になる時代が来るなんて言われていますが、だとしたら男性なら定年して2年で介護なしの自立生活ができなくなると考えると寂しすぎる(泣)

定年後の第2の人生、短すぎる・・・

 

 

健康寿命を延ばそう

健康寿命に関する話題は当ブログでもたくさん取り上げていますので、お時間があれば検索して読んでいって下さい。

まず、健康寿命を延ばそうと60歳、70歳から考え始めるのは遅すぎます(ダメというわけではない)

 

出来れば、40歳、50歳から意識することが望ましいでしょう。

ところが、40歳代なんかはまだ元気で、そういった考えには至りにくいのがもどかしい。

 

健康な体の基礎は、食事、睡眠、運動です。

特に食事は大きく、ファーストフードばかり習慣的に食べ続けてきた人の体はボロボロかと。

 

さて、70歳代の方々とよく登山で同行するのですが、

皆、70歳から急に登山を始めたのではなく、若い頃から比較的体を動かすのが好きで、55歳や60歳の定年を機に、登山を始め(或いは再開)70歳までに100名山を踏破したとか、ほぼ毎週のように山に通っていたとか、熱心に登山に打ち込んでいた方々が少なくない。

だから、登山の知識も安全確保もリスク認識も抜かりない。

 

全員が全員そうであるわけではないが、時々若者よりも頼りがいを感じる瞬間すらある。

流石に40代の私と同じスピードで歩くのは無理だが、ゆっくりであれば、多少の標高差や8時間~10時間にも及ぶ登山、2泊3日の縦走等々、こなしてきた。

ゆっくりというのは私にとってみれば逆に辛く、下山した時には私の方がヘトヘトだったなんてことも^^;

 

これが登山をする70代が元気だ!と表現した所以です。

 

親は子に迷惑をかけたくない、子は親を心配するものです。

高齢の親に対し外出しないで家にいるように指示する子供もいますが、あまりに外出せず、家に籠りきりになると、脳や身体能力は衰え、運動機能は低下し、車いす生活に直行することにならないだろうか。

確かに家に居れば車にはねられる危険性は無いが、歩行機能を失う危険はあるという2面性を持ち合わせていること、考えて欲しい。

 

登山と言うスポーツは、平地のアスファルトより膝に優しく、登ったり下ったりしながら筋肉を刺激し足腰が鍛えられる。転倒しないためのバランス感覚を体全身で作りだし、美しく色とりどりの景色と数えきれない植物の数を脳内で処理したり、進むべき方向感覚を養ったり。

登山は我々が思っている以上に負荷が大きく、カラダをフル活用するスポーツなのかもしれない。

 

 

注意点

急に上達するものではない

足腰と健康寿命のために登山をやろうとしても、安全に山を登れるようになる技術は直ぐには得られない。ある程度の年齢から始めるのであれば近隣のウォーキングから公園、里山などのハイキングなど、段階的にステップアップするべき。

 

遭難事故が多いのも70歳代

ベテランであろうが事故を0%にすることは出来ない。登山を継続してきた70歳代は元気だと申し上げてきたが、同時に事故が多いのも70歳代なのである。山岳事故の年代別統計を見ていると、70歳代が軒並み増えている。80歳代になると登山人口が少なくなるからか、少ない。

70歳代は80歳で登山はできなくなるから、今のうちにたくさん登っておこうと考える人は多いようで、そういったことも70歳代の事故が多い理由の1つになりそうだ。

いくら経験値を積んでも身体能力は若いままというわけにはいかない。無理はしないようにしたい。転倒しそうになった時も若い頃のような踏ん張りは効かない。

 

いかがでしたでしょうか。

長く健康でいるために、若い頃からの健康づくりや、運動習慣。登山と言うスポーツが筋力維持に効果的であることがお分かりいただけたかと思います。

登山だけではないです。他の趣味でも良いと思います。できれば体を動かしたいところですが、

何かに打ち込むことが老化を防止するのではないでしょうか。

 

好きこそものの上手なれと言われているように、好きなものであれば継続できるし、熱心に取り組むことが出来ます。若い頃のように。

この記事を30年後、私自身が読み返したとき、どう思うのだろうか・・。ではまた!