【閲覧注意】自己ベスト更新も全治3週間のケガ もろやまトレイルラン攻略

【閲覧注意】自己ベスト更新も全治3週間のケガ もろやまトレイルラン攻略

2024年10月6日 オフ 投稿者:

皆さん、こんにちは。社団法人ランナー龍(たつ)です。

 

埼玉県、比企郡毛呂山町で開催された「奥武蔵もろやまトレイルラン」に参加してきました。

もろやまトレイルランと言えば、

そう、初めて参加したトレイルランレースがもろやまトレイルであり、

このレースが私の出発点。

 

そんな思い入れのあるレースに7年ぶりに出場することになりました!

1つの集大成として、トレイルランナーとしての成長を確認するために。

成長し、再び同じ地に立つ!

 

目標は、自己ベストの更新。

もろやまトレイルは24kmというショートコースではあるが、当初はその距離でさえ相当長い距離に感じていました。積み重ねてきた経験値がどれほどのアドバンテージになるのか、

同じレースではその比較がし易い。

 

ところが、7年も月日が経過しているという事は、それだけ老いている(衰えている)こともまがいの無い事実。身体能力が下降線を辿る中、経験値がどれだけ生きるものなのか。

いや、それとも、まだ伸びしろがあるのか?

 

まったく予想だにしない結末を迎えたことを報告するとともに、

もろやまトレイルランのレースについて、詳細にお伝えしていきます。

 

 

レース概要

日時:2024/04/21 日曜日
天候:曇り(気温18度程度)
エリア:埼玉県比企郡毛呂山町
レース名称:第13回奥武蔵もろやまトレイルラン

運営:スポーツエイドジャパン(SAJ)
距離:約24km
累積標高差:約1,296m
制限時間:6時間00分

ルール:ストックの使用禁止 イヤホンの使用禁止

私の記録:3時間10分30秒(総合105位 40代33位)
会場までのアクセス:自家用車で毛呂山総合公園まで

大会公式ホームページ:https://sportsaid-japan.org/NEW/event/

上記パンフレットの通りであるが、ポイントとして押さえたいのは、

エイドが5カ所(4.2km、12.6km、17.1km、20.3km地点)もあり、水だけでなく食料も豊富であることから、補給不足や水切れの心配も少なく、初心者も安心してエントリーできると言える。

それに加え、エントリー費も5,000円とリーズナブルだ。

尚、定員は800名。実際、700人台後半のエントリー数があったことから、出たい方は早めのエントリーをおすすめするぞ。

 

このコースのトレイルの特徴は とにかくトレイルが狭い ことである。

それは、すなわちトレイル渋滞が発生するという事。

 

こういう場合、スタートダッシュで如何に速くトレイルに入り渋滞によるロスを回避するかがキモとなるが、これらの対策やトレイルの事情で、なんとトレイルの入り口が今回は変更になっていた。

上記コースマップの左上部分のマル○で囲ってある部分がその場所にあたるのだが、この順路が真逆になったようだ。(逆走ルートに変更)

これによって考えられる影響は、トレイルの入り口が遠くなる分、ランナーもバラけて渋滞がある程度緩和されることが期待できる。

 

結局、渋滞はするし、全体的にシングルトラックであるため、トレイルでの追い抜きが難しいのは変わらなかった。

道案内は丁寧で迷う心配は無かったが、24kmとはいえ、ガレた道や荒れた登山道もコースに含まれるので、アップダウンは大したことは無いが、テクニカルな足さばきは必要かもしれない。

というのも、今回のレースで私は大きく転倒し、打撲と肉離れで全治3週間の怪我を負うことになってしまったからだ。

「痛いなんてもんじゃない」

 

 

渋滞回避のため、スタート直後からみんな、ガンガン飛ばします。

エイドも充実しているため、軽装のランナーも多いです。

 

ここがトレイルの入り口です。750人中130位くらいの位置でこの感じなので、真ん中の順位くらいのボリュームゾーンでここに入ると、立ち止まらざるを得ない混み具合になると思われる。

 

見よ! このエイドの充実さを。

お菓子に和菓子、梅干し、各種フルーツに、ドリンクも炭酸飲料からスポーツドリンク、もちろん普通の水にまで至れり尽くせりだ。

今時珍しいよ。この充実具合でエントリー費5,000円。スタッフもたくさんいて、サポートもしっかり。

 

序盤、渋滞したものの、中盤から後半にかけてのトレイルではご覧の通り、単独走ができるほど、バラけてきますから、十分楽しんでトレイルを走ることもできますよ。

ただ、画像の通り、トレイルは一人が走れるのがやっとの狭さ。

登山者とのすれ違いもありますから、配慮は欠いた走りはできません。

 

このレースの見どころでもある、しだれ桜のトンネルを爽快に走り抜けるポイントがある。

これを私は「しだれ桜の桃源郷」と呼んでいるが、サクラの時期に里山を走るのは、花見を兼ねることも出来て楽しい。民家や農家の間を縫うように走り抜けたり、最後の急登の物見山があったり、標高が低くとも、バリエーションのあるトレイルを堪能できる。

 

実はリタイアを検討しなければならないほどの大きな転倒をしてしまったのだが、

なんとか自力で下山し、そのままゴール。

そして記録も自己ベストを14分も大幅に更新する3時間10分台。

怪我でロスはあったが、しっかりと安定した走りが出来たと思う。

流血もあり、青く腫れてボコボコの足。これでよく走り続けたよと、しみじみしたのも束の間、

痛みが増してきて急いで病院に。即、ドクターストップ。

打撲、肉離れ2か所で、翌日から歩くのでさえ激痛を伴う全治3週間の怪我を負ってしまうのでした。

 

速く走ることよりも、安全に走る事の方が大切なことであり、

これでは成長したのか、むしろ、後退したのかわからず、もやもやした感も否めない。

山を走るというのは、ただでさえ勢いがついている状態であり、

軽く転んだだけでも大きな怪我に至ってしまうという怖さを今回実感し、

怪我無く事故無くゴールに戻るという意識を思い出させてくれたという意味でも原点回帰になるレースだった。

 

そういう意味でも、もろやまトレイルは本当に特別なレース。

いつか、私が引退する最後のレースも。もろやまトレイルにしようと思いました。

 

もろやまトレイル、是非みなさまもご検討を。

 

このレースの一部始終は、Youtubeに公開しています。

https://youtu.be/tc7S0pLQeR4