
【NISAやらない派】私の実験的資産ポートフォリオ公開(見る価値無し)
皆さん、こんばんは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
この記事は、私が何に投資をしているのかを掲載しています。誰も見たくは無いと思いますが世間の関心が高くなっていますので、中には見たい方もいるかもしれませんし、自らの備忘録としても書いていきたいと思います。ちなみに投資歴は13年目になります。
私の方針の1つは一般的なセオリー通りの投資法でなくても成果が出せるかを検証することです。
とはいえ、勿論デタラメな銘柄ではなく、良いと思っているから選んでいるものです。
大衆と異なる投資の考え方で果たしてうまくいくのでしょうか。
逆に言えば、大衆と同じやり方で誰もが資産を形成できるという美味しい話があるのでしょうか?
新NISAが始まり、この両面の推移を観察できるという楽しみがあります。
どうぞお読みください。
新NISAに対する懸念点
以前に、私がNISAをお勧めしない理由という記事を書きましたので、まだの方はお読みください。
新NISAが熱狂的
お勧めしない理由を挙げる記事を書いていますが、お勧めできる点もありますので、やりたい方は是非やられたら良いのではと思っています。自由なので強要するつもりは一切ありません。
新NISAとは、Nippon Individual Savings Account 「日本個人貯蓄口座」の略称になり、
投資取引で生じる税金がかからなくなる、少額投資非課税制度と呼ばれるものです。
通常、投資で生じる取引に対し、約20%もの税金がかかるところ、それが無いのだから
「やらない理由は無い」と言われています。
銀行に預けても一向に増えることは無いが、投資であれば増える可能性があり、実績と信頼性のある投資信託商品の場合、15年以上の長期投資であれば高確率でプラスに転じていることが実データで紹介され、盛り上がっています。
新NISA すげえ!!
国も資産所得倍増計画と言って進めているし、みんなもやり始めているし、俺もやらないと乗り遅れる!
ということで、なんだか冷静さを失っている状態にしか見えませんが、証券口座開設が一気に増えたので、国としては狙い通りだったのかもしれません。
2024年時点で、2500万程度の口座があると言われているので、過去の日本から考えれば熱狂的と言える。
日本が見限られている感が露呈
2024年1月から新NISAがスタートしてどうだっただろうか。
まずは予想通り、多くの新規参入者が一斉に投資を開始しました。
ニッセイ基礎研究所の記事によると、たった1か月で、約1兆3000億円が市場に流入したとされています。けれど、そのうち約1兆1600億は外国株式ファンドへの資金流入になったのです。
つまり、日本円が売られ、ドルなどに替えられたということ。
結果、円安を推し進める要因の1つになったと考えられています。
これが何を指すかと言うと、日本人が日本円に価値がないと判断していることに他ならない事。
それに、ほとんどが投資信託への流入ですし、投資というより単なる海外資産への逃避とも考えられなくもない。
投資された銘柄の7割近くが、全世界株(オールカントリー)と米国上場株(S&P500)になっている。
みんな同じものを買っています。バンバン円が売られてどう思うか。
継続ができるのか
今のところ、良好に推移しているということですが、ここで考えられる懸念点としては、
このまま継続ができるかということ。
日本人における投資信託の平均保有年数は確か3年程度だったと思うが、データ通りの利益を考えるのであれば15年~30年と保有すべき物であり、誰もが続けられるとは到底思えません。
しかも、その間ずっと、米国株一強一択の時代が続くのでしょうか。
オールカントリーも全世界ながらも米国株の割合が多いです。
オールカントリーは調子が良い国、悪い国含まれることから、大きく儲ける性質はないが、その代わり負けにくいという意味で新NISAとの相性が良く、だから選ばれているのである。これは投資と言うよりもはや貯金である。
色々気にしなければならない
貯金感覚なら、半分忘れながら積み立てていくことが理想像だが、新NISA制度の口座で運用している以上、15年~30年間で色々気にしなければならないことはある。
制度廃止にならないか(中止)
制度変更になってはいないか(改悪)
別途、金融資産税または財産税が課税されないか(非課税の意味なし)
年齢によっては相続税も
ゴール寸前の暴落(ビットコイン、トルコリラ、あおぞら銀行のような予期せぬ暴落)
非課税なのもあくまで日本国内での取引の話であり、米国内での取引では10%程度の課税があるので、完全に税がないというわけではない。
靴磨きの少年
靴磨きをして日銭を稼ぐのに精いっぱいの少年までもが投資の話をし始めたらそれは暴落のサインであることの逸話です。
株式投資で財を成して政界に進出した人物、ジョセフ・P・ケネディ氏はある日、ウォール街で少年に靴磨きをしてもらっていました。
すると、その少年から「ねえ、おじさん。ここだけの良い情報を教えてあげるよ」
と、不意に話しかけられました。
そして、「今株を買った方がいいよ」とすすめられました。
この話を聞いたケネディ氏は、慌てて保有していた株を全て売却しました。
その後、実際に大恐慌が起き(1929年10月)、米国株は大暴落。事前に株を売却したケネディ氏は間一髪、難を逃れたとのことです。
実話かどうか、定かではありませんが、大衆が知る頃、その情報は既に終わっているということの教訓を伝えるものになっています。
今回の新NISAスタートに乗っかって、始めることがそれに合致しているかは私に分かる筈もありませんが、ほぼ最高値を更新している状況でのスタートはあまりにも ”靴磨きの少年” に重ねてしまう。
常識的に考えれば、株は安い時に買い、高い時に売るものだが、それが近年で最も高い時に買わされるのだから、靴磨きの少年の話に例えられても仕方がないでしょう。
必要な考え方として、大衆が同じ方向を向いている時は間違っている可能性を疑うという事。
少しでも早く始めた方が利益が大きいのか、暴落を待つかで天秤にかける。
素人では判断できないいつ訪れるか分からないベストタイミングを待つより、早く始めた方がベターであるのは確かですが、今回の場合は「タイミングを待つ」「やらなかった人が勝つ」というストーリーさえあるかもしれないと思っている。
フェーズは「靴磨きの少年」今ココかもしれません。
暴落して「もう辞めた」という人が居れば、上記のストーリーに当てはまる。
株価大幅下落で新NISA「損切り民」が続出?
株価が25日も値下がりし、一時は4万1000円を超えていた日経平均ですが、その高値からは3000円以上、値下がりしていて、新NISAを始めたことを後悔する投稿も相次いでいます。
今年に入って上昇を続け、一時4万円の大台を突破した株価。さらに、より投資が身近になる新NISAが始まり、投資熱が高まるなかでのこの大幅下落。SNSには悲鳴にも似た声が…。
Xへの投稿
「毎日、資産が減り続ける。NISAは何かの陰謀か?」
「貯蓄より投資と言われてだまされた。もうかるって言ったじゃないか」各国の経済状況や国際情勢など様々な要因で上昇、下落する株価。そう、重要なのは情報と教育。YouTubeやSNSでインフルエンサーなどが様々な情報発信をしますが、一体何を信じればいいのか。
老後の資産形成のために積み立てる新NISAで早くも損切りということがありえるのか、まったく信じられない嘘のようなニュースで笑うしかありませんが、中にはいるのかもしれません。継続できな過ぎるのもいい所ですが。
損切をするということは、プロレベルであれば、すぐどこかで買い直しプラスに転じさせるための手法としての時間勝負のための損切りならあるのかもしれないが、であれば、年間投資金額の制限がある新NISA制度ではなく、特定口座などでやれば良い気も・・・・。
100万円が15万円、300万円が150万円になるまでの暴落を経験した私からすれば、まだそこまでの暴落は起きていないのでは?ビットコインならあったかもしれないが、新NISA商品でビットコインETF等は現時点では選べないはず。
結論、ニュースやX、SNSはほどほどにするか、一切見ないかにして、デイトレーダーでもない限り、チャートだけ時々みるようにすれば良いのではないでしょうか。
1月~3月が上昇する局面だった場合、5月~6月で下落調整で推移するケースが過去から考えると十分考えられる。
新NISAに誘導することで一体、誰が得をするのか
高値更新と言う絶妙なタイミングで始まった新NISAだが、Youtubeでも超絶お勧めされているし、国もお勧めしている。これは一体誰が得をするのか。
結果、海外にお金が流れるというのは織り込み済みの計算なのか、誰かにとっては都合がいい事なのだろうか。
投資と言うのは個人がやるのは自由だが、国が大々的にお勧めするのはリスクが前提という投資の性質から考えると変な気がする。
『資産所得倍増計画』というキャッチフレーズも抱えて、他の皆もやっているように見せて推奨するのは詐欺の手口に似ている。
・・・という意識も持ったうえで自分の判断と責任で行えれば良いのですが、先ほどのニュース記事で
「もうかるって言ったじゃないか」
というコメントが出てる時点で、私の懸念点と合致しており、すなわちそれがお勧めできない理由の1つにもなっている。
NISAをやらない私の資産ポートフォリオ
私が投資商品を選ぶ方針を先に述べておきます。
・日本を応援したいので日本株を中心に保有する
・応援したいという純粋な気持ち、将来性、期待値から銘柄を選ぶ
・分散投資を心掛ける
・投資信託に頼り過ぎない(個別株7割・投資信託3割の配分)
・短期中期売買狙いと長期保有共にバランスよく保有する
・流行やセオリーに反しても利益がでることの検証を兼ねる
・非課税にこだわるよりも、投資成績のパフォーマンスが高い方がよっぽど重要
・資産形成よりも純粋に「投資」をすることを目的とする
・よってNISA制度を利用せず、取引では税金を支払い、投資だけに集中する
90%程度の再現度に留め、又既に売ったものも含むことにします。
株価は2024/05/04時点
個別株
業種、事業規模、分野、バラバラだが日本が誇る企業。私が日頃愛用するサービスや商品で構成されるラインナップ。がんばれニッポン!良いサービス、商品で豊かに、これからの日本をけん引して欲しい。人口は減っているが、それがかならずしも経済に悪影響とは言い切れず、日本で暮らす以上は応援するべき、注目するべきと考えます。
ちなみに、株価の変動や暴落の可能性がある銘柄もあり、絶対リスクをとりたくないタイプの人には、個別株中心に構成するのはお勧めしないので、もちろんチャートや四季報なども見て買っていますが、上記銘柄の株価も今後どうなるかわかりませんし、安易に真似されないことをおススメします。
私の方針とは完全に異なり、新NISA開始後、世の中のほとんどの方の投資先はアメリカを中心とする海外でした。日本は終わっているからと目を逸らすのではなく、改めて日本株を見直す、日本への投資割合を増やすなどを検討する価値はあると思っている。
優待も最近では廃止する企業も増えてきているが、それ目的ではないにしろ、貰ったら貰ったで地味に嬉しいものである。家計の足しになるものもある。
続いては、投資信託です。完全再現せず正式なファンド名と商品名を記載しない形にします。
投資信託
流行のオールカントリーとS&P500、米国重視系、あとは中国も避けてみて、それでも長期に保有することでパフォーマンスを発揮できるかを試しています。25年保有はしたいので、ファンドが閉鎖しない限り人生を賭ける程の時間が必要となります(笑)
ちなみにこれらの銘柄すべてが新NISAでは買えるわけではありません。
ということは危険度(リスク)もそれなりにあるということになります。されど、このような銘柄を選べるのもNISA口座で運用していない者の特権なのである。
最近では新興国も人気が上昇しているとはいえ、新興国中心の構成は普通に考えたら危険です。
最初に説明した通り、個別株7割、投資信託3割にしている理由がそれであり、リスクを容認しています。ただし、不動産、債券、金にも分散しているので全滅を防ぎつつも、オールカントリー1本で運用するパフォーマンスと比較することで、面白みがない投資信託にも楽しみが生まれます。
ということで、周囲の情報に一喜一憂せず、資産形成と言う意識よりも、パフォーマンスをしっかりと発揮する投資をしているという意識。
東日本大震災、コロナショックなどの暴落を冷静に乗り切った経験値、13年前から培った自分なりの方向性を軌道修正はしつつもブレずに保ち続ける。(リーマンショックまだ投資始める前だったと思う)
なので、新NISAが始まっても変わらずいつも通りやり過ごしており、今に至ります。
増やす、というより応援する、実験するというスタンスで構成されたポートフォリオになります。
特に2024年1月から始めた方、投資に明確な方針と方向性を持ってやっていますか?
ではまた!