クレヨンしんちゃん【野原ひろし】思わぬ高スペックに話題沸騰!彼はエリートなのか!?
TOP画像はピクシブ百科事典 が出典元です。
皆さん、こんばんは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
タイトルの通り、クレヨンしんちゃんのパパ「野原ひろし」についてお話する内容になりますが、どんな話になるかはお察しいただけるかと思います(笑)
クレヨンしんちゃんといえば、作者の ”臼井 義人” 氏でありますが、2009年に群馬県の荒船山の断崖絶壁から転落したと考えられお亡くなりになられております。
名作の著者が、しかも山で亡くなられたという事は大変残念なことではありますが、
山や写真が好きということで、親近感があり、機会があればこのブログでも取り上げたいとずーっと思っていたんです。
「山」という接点があることは嬉しい事です。
ということで、クレヨンしんちゃんの話題を取り上げますが、
野原しんのすけのパパ、「野原ひろし」は皆さんご存じですよね?
映画クレヨンしんちゃんでは、時として主役にもなりうる ”野原ひろし” が
今巷で、実は「超エリート」として度々クローズアップされているというのです。
しんのすけパパ「野原ひろしの」キャラクターイメージ
・ネクタイとスーツがくたびれている
・基本、頼りない
・なんか冴えない
・安月給
・スケベ
・足が臭い
・ダサい
・ヒゲが硬いおっさん
・万年係長
・いつも妻に怒られている
・そんなにかっこよくない
と、まあ作品中では概ねこのような設定となっており(笑)
ここまで言うか!とボロクソとも思われるイメージが泣けてきます。
されど、情けないパパだけど、特別なパパ。という温かい家族愛が、このアニメが今も尚愛されていることに繋がっている。
ダメな部分を押し出すことで「良いパパ」の魅力を一層引き出している。
野原ひろしはちょっとダサかった・・・
だがしかし!!
クレヨンしんちゃんは、1980年代~1990年代の昭和後期、平成初期の時代背景となっており、その頃の常識のまま時が止まっている。
その時代では情けないスペックだったとしても、
今の常識の価値観で見ると、どうしても「野原ひろし」が優秀過ぎて、違和感があるのだ。
なので、
クレヨンしんちゃんはバブル末期くらいの時代の感覚に戻って閲覧する必要がある。
アニメと現実の話を混ぜるなんて比較の意味を成さないなんて言わず、是非楽しんで読んでいただけると嬉しいです。
思わぬ高スペックに話題沸騰!
そうそう。クレヨンしんちゃんの舞台である1980年代~1990年代から時代が1周も2周も経過するなかで、当時はちょっとダサい「野原ひろし」が
ダサいも何も、実はかなりの高スペックなんじゃないか!!と皮肉にも脚光を浴びる結果となっている。
これはどういうことか。
ここで「野原ひろし」のスペックを詳しく表にしてみた。
【野原ひろしのプロフィール】※週末は山の中ブログ調べ
年齢 | 35歳 | 1950年代生まれ |
身長 | 180㎝ | 高身長! |
学歴 | 不明 | 諸説あり 「大卒」「大学中退」? |
年収 | 推定650万円 | 高年収! |
職業 | サラリーマン | 二葉商事(商社 中堅企業 東京都) |
役職 | 係長 | 勤続15年 営業職 |
家族構成 | 4人+1匹 | 「みさえ、しんのすけ、ひまわり、シロ」 |
住居 | マイホームあり | 新築一軒家 35年ローン 埼玉県春日部市 |
車 | マイカーあり | 新車購入 |
35歳にして、ため息が出る程堅実な人生を歩んでおり、
率直に、高スペックであり、幸せを絵にかいたような内容がつらつらと書き連ねてある。私も書きながらも「すげえなコイツ笑」と思ったものです。
(価値観は人それぞれだという事は一旦、置いておいて^^;)
これから結婚を考える女性が描く理想的な男性像がこれではないか?
当初、これが普通のサラリーマン男性であったのかもしれない。普通だったのかもしれないが、今はこれ、超優秀ですから!
という突っ込みが、世間の反応なのだろう。
普通というありきたりの言葉ではなく「理想」というべきではないか。
野原ひろしは、それほどカッコ良くもなく、実際、作品中でもこれといって女性にモテるシーンはない(オカマにはモテるようだが)家族一筋、浮気もなさそうなところがこれまたニクイ(笑)
当時のダサいスペックが、今の理想になるという ”逆転現象” 一体どうしちゃったと言うのだ、今の日本は。
私なら言うかもしれない 「遂に俺の時代が来たか」と(笑)
出典:ピクシブ百科事典
野原ひろし「オレやっぱりスーパーマンには向いてないよ。
それに腕力が無くても、正義の味方になれるって分かったし」
笑
プロフィールを考察してみる。
まず驚いたのが、180cmという慎重だ。髪の毛はややクセがあり、面長で、ヒゲが濃い。それって、
引用:Yahooニュース Real Sound 配信より
阿部寛じゃね?(笑)
もうね、野原ひろしのスペック見たら、実は実際の顔は阿部寛くらいのイケメンなんじゃないかと思ってしまうくらいだ。(じゃあ、妻のみさえは?)
そして35歳と言う年齢だが、若い。1950年代生まれは随分古く感じるが、1980年代の物語なので、まあそのくらいか。
今も放送されているから忘れがちだが、昔のアニメなのである。
学歴は諸説あり、大卒という表記が多く見受けられたものの、職場である二葉商事に就職したのは、高校を卒業して上京してから2年後に働いているという情報から考えると、高卒か、専門卒か、大学中退というのが現実的か。時代的には大学に進学するのが当たり前の時代ではないことにも着目している。
後述する年収から、大卒であると書かれていることが多いが、所詮はアニメの話なのでそもそも学歴なんてものは考慮されていない可能性だってある。
野原ひろしは35歳。中堅企業で35歳で係長というのは一般的には出世が早い方だと考えるだろう。優秀という事なのか(笑)それに、年収の推定650万。これは高年収と言わざるを得ない。
国税庁による和2年分民間給与実態統計調査によると、男性で野原ひろしと同じ年代、35歳~39歳における平均年収(中央値)は477万円なのだそうです。
ここから比較する限りでは、かなりの高年収であり、
どこが普通やねん!どこが冴えないサラリーマンやねん!!
と、嘆きの叫びが聞こえてきそうです。
野原ひろしの推定年収が何故分かったかと言うと、物語中の「ひさんな給料日だゾ」の回で手取り30万円の給料のことが語られたという事と、映画でも宝くじで1億3千万円を当てたときに「父ちゃんの給料の20年分だ」と言ったことから、
手取り30万円=総支給総額40万円と推定 ×12カ月=480万円
うち、ボーナス80万円が年2回=160万円 合計640万
640万×20年間 = 1億2800万 = 推定年収640万~650万
というざっくりな計算ができる。
そして、夫婦共働きが一般的な現代とは異なり、作品の時代では専業主婦がまだ当たり前だった時代である。
すなわち、世帯年収がひろしの年収額面そのままであり、この一馬力で、マイホーム一軒家35年フルローンに新車の自家用車、愛犬のシロ、子供2人という、
まさに一家の大黒柱を担っているわけだ。これを評価しない人がいないわけがない。
首都圏在住でこれでも結構苦しい家計が予想されるが、これが質素ながらも幸せな生活という演出にもなっている。
埼玉のベッドタウンから東京に通う姿はまさに企業戦士。
こういった設定や、野原ひろしの人物像が高く評価され、
ベネッセの「たまひよ」で行われた理想のパパランキングでは
野原ひろし が堂々の第一位に輝いたそうです。
野原ひろしが1位 理想のパパランキング「アニメ・漫画部門」家族に感謝のコメント
20日の「父の日」を前にベネッセは15日、今年で4回目となる「たまひよ 理想のパパランキング 2021」を発表。新設の「アニメ・漫画部門」では「クレヨンしんちゃん」の野原ひろしが1位に選ばれた。
中略
1位のひろしを選んだ回答者は「ひろし以外ありえない。理想のパパ中のパパ!」「どこをとっても完璧。足の臭さなんて気になりません。最高のパパ」と絶賛。2位のタツオも「もの静かだけれどもしっかりと娘達や奥様を見ている、包容力がある」と支持を集めた。また1位に輝いた野原ひろしは「こんな素晴らしい賞に選んでいただけて光栄です!」と喜びのコメントを発表。「まぁ理想のパパといいましても、これは自分ひとりで取った賞ではなくて、野原一家全員で勝ち取った賞ですね」「みさえ、しんのすけ、ひまわり、シロ、いつもありがとよ」と家族に感謝した。
なんと(笑)「野原ひろし」による直々の感謝コメントもいただいていていたようでw。
ちなみに、2位のタツオとは、草壁タツオこと、となりのトトロのさつきとメイの父親である。こちらも娘想い、妻想いで評価が高いが、職業が教授だか学者だか研究者だかで、家にいることも多かったから「野原ひろし」との比較は難しい。
共通点は時代背景が昭和であるということか。
私なんか到底及ばない程、謙虚で素晴らしい父親「野原ひろし」
最初に紹介したダメなイメージ、裏を返せば非常に優秀であることでもある。
頼りなくなんかないし、むしろ超優秀、健康で健全、安月給どころか高給取り。係長は昭和では窓際の役職と言う面もあったのかもしれないが、今では基本優秀でなければなれず、一生懸命頑張っていることを背中で語っていることが伝わってくる。
これが巷では評価につながっているのだろう。
絵にかいた「普通」は 世の中の「理想」である。
一方で、これからは、そういった「こうあるべき」という価値観は薄れ、人それぞれの価値観を尊重する時代背景から、かならずしも、子供がいて、家があって・・を目指すことを強いるべきではない。という考え方も広まってきている。
35年ローンを抱えて定年までシャカリキに働く。といったことを美としない人も多い。
目標、人生設計、それはちゃんと自分で考えて、そのストーリーを創り上げていくことが大切なことであり、それはかならずしも、世間が考える「普通」や「理想」と同じでなくても構わないと私は考えます。
クレヨンしんちゃんは感動回も多く、妻、みさえが夜遅く編んだ出来の悪いマフラーが、幼稚園のバザーで売れ残り、悲しみに暮れ席を外している間、お昼休憩時間に立ち寄った夫、ひろしが、そのマフラーを買うという回が有名だが「コイツ、影の主役か!」と涙なしに語れない活躍も見せている。
作品中では自分のダメなところを隠さず、見えない優しさも時々垣間見れる野原ひろし。ニュース記事で時々彼がクローズアップされる記事を見るたびに、幸せの原点とは何かについて、深く考えさせられるのである。ではまた!