【岩手】花の宝石箱 早池峰山ピストン
皆さん、こんにちは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
地域固有種の高山植物や数々の花が咲き乱れる早池峰山は「花の100名山」であり、それはまさに花の宝石箱と呼べるのではないかと思ったほどです。
岩手県にもかかわらず遠方、東京方面からの登山客も多い印象でした。
せっかく遠方、岩手まで訪れたので、連泊し、翌日は岩手山のほうにも登る計画となっております。本記事では、前半の早池峰山の部分のみ掲載しています。
ルートや、登山道及び周囲の状況の他に、日本のエーデルワイスと称されるウスユキソウの固有種「ハヤチネウスユキソウ」を始めとする、数々の高山植物を撮影したので、その花々も是非ご覧ください。
この登山の概要
日時:2023/07/07~08(金~土) 1泊
天候:曇り時々雨
メンバー:9名
エリア:栗駒・早池峰(岩手)
登った山:早池峰山(1,917m)
宿泊地:ロッジ峰南荘
ルート:
小田越(06:23)・・・五合目・御金蔵(07:13)・・・早池峰山(08:50)[休憩 30分]・・・五合目・御金蔵(10:00)・・・小田越(11:27)
累積歩行時間:約4時間34分
累積歩行距離:約5km
累積獲得標高 670m
スタート地点までのアクセス:東北新幹線 新花巻駅 ジャンボタクシー手配 ロッジ峰南荘宿泊 翌日は早池峰行きシャトルバスで小田越登山口まで
ワンポイント:登山口には高山植物見張り小屋があり、双眼鏡で常時監視されていた。
マナーの良い登山客が多く、植物を踏まないように注意しているからか、登山道のど真ん中にも希少な高山植物が咲いているなど、良好な状態が守られていた。注意点としては登山口にあるトイレを除き、用を足すときは必ず携帯トイレを利用しなければならない。登山口に携帯トイレが売られている。
ここでは、山と高原地図№6「栗駒・早池峰(焼石岳・神室山)」を使用しています。
高山植物10連発!
宿泊地、ロッジ峰南荘。郷土料理の食事が実に彩り良かったのだが、撮影し忘れました。
ロッジ峰南荘の壁に張り付いていたクワガタ♀
翌朝6:23 小田越登山口。
登山道は広く明瞭。転倒に注意は必要だが迷うことは無いだろう。
さあ!いよいよ花の宝庫、早池峰山の「高山植物10連発」をどうぞ!
1
シモツケ
2
ホソバツメクサ
3
ミヤマキンポウゲ
4
ミヤマハンショウヅル
5
希少種 ハヤチネウスユキソウ 見事!
6
ミヤマオダマキ
7
ミヤマアズマギク
8
キタヨシツガオガマ
9
コイワカガミ
10
コバイケイソウ
いかがだろうか、なかなか個性的で野性味があり、見応えがあるではないか。
時期を変えればまた違った花々を楽しめるだろう。特に注目されるのがハヤチネウスユキソウだ。日本のエーデルワイスという異名も持ち、完全に地域固有種として守らなければならない種である。翌日登った岩手山でもウスユキソウを見たが、少し特徴が違うのだから面白い。
中腹から山頂方面を撮影 岩々しい山だ。
反対側の薬師岳方面。あちら側はクマが多いという話だ。
中々雄大な景色を見ながらの登山が楽しめるぞ
稜線にでるあたりに、やや急で長い梯子場がある。危険度はそれほどでもない。
避難小屋。誰かが宿泊していた模様。トイレは携帯トイレをセッティングして用を足すシステムだ。
山頂 とても広いので大人数での休憩も可能だ。
東北の山々。景色は素晴らしい。
下山 明日登る岩手山方面に移動します。ひとまずお疲れ様でした。
100名山ではあるが、距離標高差などの難易度は低い。しかし私にとってみれば、トレーニングだけが登山なのではなく、その山独特の雰囲気だったり景色だったり高山植物がじっくり楽しめるのも非常に魅力的なのである。
又、鶏頭山や薬師岳をルートに加えることでタフな登山コースに仕立て上げることも可能だ!上級者には是非チャレンジしてもらいたい。
この登山の詳細はコチラでも公開しています。よろしければどうぞ(ヤマケイオンライン)