NHKは許されない

NHKは許されない

2023年6月24日 オフ 投稿者:

少し過激なタイトルでごめんなさい。この記事については、元NHK関係者による内部情報とされる内容も引用しながら徹底的に解説していきます。

 

今や、すっかりテレビを視聴しなくなった私ですが、それでも数あるテレビ局の中でも実はNHKは好きな方です。

 

特筆するべきは子供向けの教育テレビ。ピタゴラスイッチに日付が変わるときに流れるユニークな時報番組。

山岳スポーツやアドベンチャーレースの映像も取り扱っているし、地震などのニュース速報は一早く放送され、大自然のネイチャー番組に、ドキュメンタリー。

年末の紅白歌合戦とその後に粛々と映し出される「行く年くる年」

日曜日の昼間には今尚放送されている「のど自慢大会」など、余計なCMは流れず、新しいんだけど、どこか古い昭和を感じる雰囲気に至るまで、

家族でテレビを付けて食卓を囲んでいてもストレスが小さいのが良かったのです。

 

 

ですが、それとこれとは別。

NHKは倫理的に超えてはいけない一線を越えてしまったと思う・・・

 

私は、この放送を知った時に、鳥肌と背筋が凍るほどの冷や汗をかきました。

これは只事では収まらないだろうなと注目していましたが、案の定、大きな問題に発展していきました。

 

 

それが次のニュースです。

 

なぜニュースウォッチ9は「ワクチン死」に触れなかったのか――遺族の決死の告白を踏みにじった「NHKの粗暴」【NHKワクチン被害者遺族放送問題#1】

5月15日に放送されたNHK「ニュースウォッチ9」のエンドロールで流れた映像がいま、問題となっている。コロナワクチン接種後に「副反応との因果関係が疑われる症状」で肉親を亡くした遺族たちの告白を「切り取って」放送していたのだ。

「NHKは番組の中で『偏向報道』をした事実については認めました。しかし、私たちが求めた『なぜそんな形で放送をしたのか』という意図については、説明すらされていない。謝罪はあった。しかし、いくら謝られたからといっても、遺族たちの怒りがおさまったわけではありません」

ここに登場した遺族全員が「肉親は、新型コロナのワクチン接種後の副反応による疑いで命を落とした」と主張している。決してコロナに感染して亡くなったわけではないのだ。  しかし、番組動画を見る限りでは、彼らは「コロナに感染して亡くなった」と受け止められるつくりになっている。ここに、遺族は憤っているのだ。

引用:Yahooニュース 現代ビジネス 配信より一部抜粋

 

私も色々調べ、実際の取材の内容と放送された内容を比較して拝見いたしましたが、編集され具合がかなりヤバかったです汗

簡単に解説すると、NHKのニュースウォッチ9という番組の最後のエンドロールと共に流れる約1分間の映像が問題となっており、

新型コロナワクチン接種直後に亡くなられた遺族を「鵜川氏が代表を務める遺族の会(つなぐ会)」を通して取材し、コロナワクチンで亡くなったと考えられる遺族もたくさんいるんだよ。ということを風化させず伝えていって欲しいというコメントを収録したが、なんとそれを編集し、

コロナワクチンというフレーズは一切使わずに「コロナ禍」に置き換え、放送したことにより、まったく異なった印象の映像になってしまったということです。

つまり、ワクチンではなくコロナで亡くなってしまったように見える映像に編集したのです。

引用:NHK ニュースウォッチ9番組HPより

これが問題となっている番組です。【おわび】に本件について書かれていますね。ワクチンが原因で亡くなったというご遺族の訴えを伝えていませんでしたと。

新型コロナワクチンのマイナスイメージは放送できないので、ニュアンスを変えておけば良いという軽い感覚で編集したのでしょうけど、この件に関しては国民の目も厳しくなってきているし、ご遺族当事者からしたら、本当に辛く悲しいと感じられたことでしょう。とても胸が痛みます。

私はこの映像を見ていて、平常に戻りつつある・・という文字と共に、河野さんのご主人の遺影写真が浮かび上がってきたシーンが最も衝撃的に辛かったです。ひど過ぎる。

なんだ!これは!ヤバすぎるだろ!!と。

引用:東郷さんのアメブロ記事より

 

引用:東郷さんのアメブロ記事より

 

引用:東郷さんのアメブロ記事より

いずれもワクチン接種後に亡くなられたご遺族の悲しみに暮れた訴えでしたが、ワクチンの雰囲気は一切感じさせない編集であることが分かります。

 

インターネット上でも物議を醸しているが、様々な意見があり、

「何が悪いのか分からない」

「むしろ問題が表沙汰になって良かったのでは」

「表沙汰にするためにわざと編集したのでは?」

 

人それぞれの意見が異なることは当たり前のことなので良いと思いますが、世の中を変えるために、わざとこのような批判を浴びるような編集をするとは到底思えません。そこまでレベルは高くないと思いますし、逆に「まさかこんなに問題になるとは思わなかった」というのが現実かと思います。

他のテレビ局だったら、批判を恐れてそもそもこの話題すら取り扱わなかったでしょう。むしろ、今回の騒動を静かに見ながら「人の振り見て我が振り直せ」ということで、自分たちの放送では気を付けようと思っているに違いありません。

ワクチンで亡くなったのなら、視聴者はワクチンに慎重になりますが、コロナで亡くなったのなら逆にワクチンを接種しようという考えになります。

ゆえに、内容次第で誘導される判断や行動が180度変わります。

国民の8割を接種しようという判断にできるほど、TV報道の威力は絶大です。

 

最近は徐々に変わってきましたが、少なくても3年間はワクチン接種を否定する放送は無かったので、

言い換えれば、これを機に、mRNAワクチンを否定はせずとも、今後はもう少し中立的、公平性のある視点でコロナワクチンの話題をテレビでも取り上げてくれるようになるのであれば、

「むしろ表沙汰になって良かった」という意見には賛成できる。

なので個人的な感情で言えば、NHKよりも、静かにやり過ごそうとするその他の大手テレビ局の方が悪質な印象があります。この話題を取り扱っただけNHKはマシ。問題は、スポンサーで成り立つ一般の放送局は出資者にそれなりに忖度するのは否めないけど、NHKは視聴者から強制的に料金を徴収しているので、公平性に欠けていれば批判も大きくなるし、一体誰に忖度しているかと言われるだろう。行政に対してか。NHKの存在意義とは如何に。

 

ただ、そもそもそれ以前の問題で、コロナワクチンの是非は置いておいて、今回の放送や編集は法律に接触しないのか。といった疑問が残ります。

 

総務省の資料を確認したところ、

国内放送等の放送番組の編集等について、次の法律が定められていました。

放送法第4条 放送事業者は、国内放送及び内外放送(以下「国内放送等」という。)の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。
一 公安及び善良な風俗を害しないこと。
二 政治的に公平であること。
三 報道は事実をまげないですること。
四 意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。

 

今回の映像及び編集は、二の政治的に公平かは微妙ですが、三はおもいっきり逸脱しているし、偏向報道であることから四も遵守されていないことになります。

すなわち、法的にOUTであると考えます。

 

そうこうしているうちに、遂にBPO案件になってしまいました!

BPOとは放送倫理・番組向上機構であり、視聴者の人権に寄り添った放送倫理の問題に対応するべく存在する第三者機関としています。

放送法の問題と、取材を受けた方の意図とは異なった編集、放送がなされたことの事実経緯の確認と調査が入るものと思われます。

NHKコロナ報道審議入り BPO、放送倫理違反疑い

放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は9日、NHKの報道番組「ニュースウオッチ9」の新型コロナウイルスを巡る放送内容について、放送倫理違反の疑いがあるとして審議入りを決めた。  

NHKは5月15日の番組エンディングで放送した「新型コロナ5類移行1週間・戻りつつある日常」で、遺族3人の声を短く紹介。ワクチンが原因で家族が亡くなったと訴えている遺族の思いを報じず、「コロナウイルスに感染して亡くなったと受け取られるように伝えた」と番組公式サイトで16日に謝罪した。  

同委員会の小町谷育子委員長は審議入りの理由について「NHKからの報告書は納得できる内容ではなかった。かなり話を聴かないと事実関係が分からない」と述べた。

引用:Yahooニュース 共同通信 配信より抜粋

放送直後からかなりのクレームがNHKに入ったと思われる。メールによるものを中心に、私が調べた当初で1,000件以上になっているという記事を確認しています。

当初はTwitterとInstagramで謝罪したとするが、収まらず。番組内で謝罪する運びになった模様。

率直に言ってしまえば、謝罪すればよいということではなく、

 

どのような趣旨でこの取材をしたのか。このような編集になった理由は何か。

「誰が」「どのような指示をして」このような編集になったのか、

何が問題であると認識し、今後はどう対応するのか。

 

少なくてもこれくらいは回答して欲しい。必要最低限かつ必須事項かと。

BPO入りのニュース記事にも書いてますが、NHKからの報告書が納得できる内容ではないことから、原因の説明が明瞭になされなかったことが推察される。

 

取材の意図についての情報としては、NHK側から取材依頼のあったメール文を「つなぐ会」の鵜川氏がTwitterなどで記載しているのでそれが拡散され確認することが出来る。

国会の答弁ではNHK側は、ワクチン被害の遺族であることは取材の過程で初めて知ったような回答をしていたが、実際は取材の申し込み時点からワクチン被害者の会と知って依頼をしているので、最初から知っているわけであり、真っ赤な嘘である。

結構ヤバイ。

 

 

本当はコロナが直接起因で亡くなった方を取材したかったかもしれないが、それがワクチン接種済みの方であったら、ワクチンの印象が著しく悪くなるので取材できず、かといって、ワクチンを未接種の人で、コロナウイルスが直接起因して亡くなった方は簡単には見つからず(交通事故や他の病気や癌が主因で死亡時にコロナウイルス反応がPCRで確認された方はいるだろうが)、

つまり、未接種者で新型コロナ直接起因による死亡者が限りなく少ないので、ワクチン被害の遺族会に手っ取り早く取材を取り付けた。そして捏造報道した。

こんな浅はかな予想が、あながち本当に取材の意図の一部になっていたりしそうだから悲しくなる。

これが違うのであれば、本当の意図と理由をBPO審査に入った以上、こと詳細に報告されていくことを願います。

 

 

最後になりますが

今回の一件の情報源として、元NHK職員のnote記事の一部を引用させていただきます。

【前代未聞】5/20追記・NHK健全化のために伝えたい ニュースウォッチ9組織的捏造報道の深層

5/15に放送されたニュースウォッチ9(以下NW9)の捏造報道が社会的に問題視されています。

要は「新型コロナワクチン(mRNA)接種後に亡くなられた方のご遺族を、あたかも新型コロナウイルスに感染・発症して亡くなったように捏造した」という事です。しかも、取材当初から組織的に捏造を画策し、キャスター陣さえも総出で加担したのです。

NHKは報道局とメディア戦略本部(旧・編成局計画管理部)総出で対応に走りますが、既に、取材風景の動画までアップされており、詰んでいます。

※5/20追記 関係者全員に周知された連絡メール原文も入手して確認しました。「コロナ禍で家族亡くした遺族3名。副反応でなくしたと訴えるが表現は慎重に。5類になっても忘れて欲しくない、という方向で」と記述されています。

しかも、インタビュー起こしも全スタッフに共有されていました。読まなかったのかもしれませんが、出演者含めて、当事者意識があれば全員が読むことが出来るものだったのです。

放送直後から疑問や怒りの声が噴出。放送翌日の5/16、朝からNHK上層部は騒然としていました。

翌日、NW9エンドでの形式的謝罪

本来なら放送法4条や9条にかかる訂正放送が必要になる案件ですが、5/16の放送での謝罪でNHKは幕引きを図ります。

実際、この事案に興味を示していたある雑誌社は「謝罪している以上、追及は難しい」と手を引いてしまいました。一定の効果はあったと言えます。

偏向報道はトレンド入り、「ふれあいセンター」には問い合わせ殺到

ただ、一般の方には全く効果が無かったようで、Twitterはトレンド入り、問い合わせも殺到しているようです。

※5/20追記 尻尾切りではなく、厳しい検証と上層部の裁きがNHK再生に必須

試写は、責任者全員がインタビュー起こしも全員手元に持って臨んだそうです。にも関わらず、「ワクチン関連という情報共有が無かった」と幹部は責任逃れを画策しています。

通常、試写では取材先のバックグラウンドの確認はもちろん、インタ起こしを細かく点検し、編集が事実を歪めていないか必ずチェックします。

時に、尺の関係で「作文」する事はありますが、それとて全体の趣旨を歪めない事だけは絶対に死守します。

今回は試写で確認を怠ったとすれば「字幕問題」を受けて厳格化された試写体制が遵守されていなかった事になります。また、確認の上での組織的捏造ならば放送倫理違反の度合いはより重くなります。

いずれにせよ詰んでいますが、ダメージコントロールの観点から「試写での情報共有が不十分だった」という線でNHKはストーリーを作るでしょうね。

そして、政治部・社会部に比して力が弱い「映像センター(編集)の責任して上層部は逃げ切る気だと私は推測します。

それは絶対に許してはいけません。

引用:NHK元職員フリージャーナリスト暗部ちゃんのnote記事より一部抜粋

恐らくNHK関係者も多く閲覧しているであろうジャーナリストの記事です。

NHKをぶっ壊せ!と言われてしまわないように、内部の良くないと思われる部分は変えていかなければならない時が来ているのではないでしょうか。

ちなみに前代未聞かというと、NHKは過去にも他のデモに参加した方の取材映像をオリンピック反対のデモの取材にすり替えて放送してBPO入りした件が割と最近あり、再発防止を提出したばかりだったような気がします。

 

今の放送スタンスである限り、国民からNHKは許されない。