子供にトレランをやらせて一番嬉しかったこと
皆さん、こんばんは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
題名の通り、私は子供(息子)にトレイルランニングをやらせていました。
・・過去形ですが。
今回は子供にトレランをやらせてみたいと思う方へのアドバイスとして、どのようにトレランに関わらせていったら良いか、私が子供にトレランをやらせて何が一番嬉しかったかについて語りたいと思います。
表彰されたのも楽しい思い出
うちの息子はトレランを小学校4年生の頃から始めて、中学2年まで続けました。だいたい5年間くらいでしょうか。受験を控えていたりコロナ禍などがきっかけとなり、パッタリ辞めてしまいましたけどね。
元々、トレイルランニングというスポーツは私がやっていたこともあり、幼い息子もその内容はよく理解していましたが、まさか自分がやらされるとは夢にも思っていなかったようです。
私も別に無理にやらせようとはせず、一回だけ経験だけさせてみようかと、
Fujio project主催のジュニアトレイルランニングにエントリーしたのです。
距離はだいたい2kmくらいだったでしょうか。
それを知った息子は嫌がりましたね。
危険な山を走らせるのかと(笑)
ジュニアトレイルシリーズは、山奥ではなく、公園などを利用したトレイルや丘、山の出入り口付近をコースにしていて、子供向けに配慮されていることと、スタッフや運営の体制に安心感がある事から、不安なく子供を送り出すことが出来る。
それに、早い時間に集合すれば、走るコースを試走する時間もたっぷり取れる。
レースは無事に開催され、文句も言っていた息子でしたが、
ゴール後、最初に私に放った言葉は
「すごい楽しい!次はいつ?出来れば今月もう一本出たい」
爆笑
満面の笑顔で嬉しかったですね。
これが息子にトレランをやらせて一番嬉しかった瞬間ですね。
その後、山を走る楽しさにはまり、翌々年のジュニアトレイルシリーズ全戦に出場し、さらに中学に上がってからはFunTrail名栗や戸隠マウンテントレイルなどそこそこ過酷なレースを完走するまでに至ります。
トレイルランニングを続けている人で、将来は自分の子供にもやらせてあげたい、一緒に走りたいと思っている人は多いと思います。
私は子供とトレランの楽しさを共有することが出来ました。皆さんにもその喜びを味わってもらいたいと思っています。
その先の究極は、親子対決があると思います。子供も高校生くらいになると一般的には身長も体力も親に追いつく頃かと思います。そこでトレイルランでガチ勝負なんかできたら楽しいでしょうね。
私は息子と福島県の猪苗代エリアのゲレンデ逆走マラソンにエントリーし、親子対決をする予定でしたが、コロナによる中止で、以降のレースもすべて中止が重なり、息子は山から離れてしまいました。
私も、もう無理に引き戻すつもりもないし、自分の意思に委ねさせたいと思いますが、勝負に関しては心残りとなりました。
トレラン自体が歴史が浅いスポーツであり、若い世代が多い中、親子対決をしているランナーはそうそう居ないでしょう。だからこそ面白いと思ったんだけどなぁ。
子供をどのようにトレランに触れさせるかは、少し工夫が必要かも知れません、奥さん(ご主人)の理解も必要でしょう。
一緒に楽しむコツとしては、まず自分が楽しんでいることを家族間で共有したり、応援とかでレース会場に足を運ぶと良いでしょう。そうすればトレランがどのようなものかは何となく理解します。
子供向けのレースにエントリーしてみましょう。私は勝手にエントリーしましたが、子供の承諾をとってからエントリーする方が良いかもですね。
関東在住の方であればFujio projectのジュニアトレイルランニングシリーズがおすすめです。距離が短いので挫折しにくいです。楽しい思い出になるでしょう。ちっちゃい子達、みんな楽しそうに走っていますよ。
親とペアで走れる種目もあるので、小さいうちはパパと走るのも。
ジュニアトレイルの公式ホームページはこちらから。興味がある方は是非。
代表の宮地藤雄選手
ブログでジュニアトレイルを紹介するための承諾を取るため、代表の宮地選手に連絡を取った時、好評なので益々流行るのでは?と尋ねたところ、子供たちも中学高校に進学する過程でトレランから離れちゃうんですよね・・。と寂しさ交えにおっしゃっておりました。・・確かにあくまで「ジュニア」なので、ずっとエントリーし続けられるわけではありませんものね。
普及という意味では課題があるのかもしれません。
例外なくうちの息子もトレランから離れてしまいました。
でも思い出は、心に強く刻まれていると思うし、数十年経過した後に突然、再開するケースも十分にあり得ます。またやりたいのであればその時にやれば良いと私としては思うわけです。
この記事を書いていたら恐ろしいことを思い出しました。
そういえば、私の父親からは「登山はやるな」と言われていたんです。
理由は危ないから。などを想像するんですけど、矛盾するかのように我が家には父親が甲武信ヶ岳の山頂で写真を撮っているものが額縁に飾られていたんですよね。
「なんでやねん!」 って思いましたよね(笑)
それから20年以上経過して、気が付いたら私も登山をしているわけですからね。
恐ろしですよね。遺伝子って・・・・・
あとがきになりますが、
登山やトレランにはリスクが伴いますので、子供にやらせるときは十分に見守ってあげてください。野球、サッカー、水泳、自転車、どれも同じことは言えますが。
鬼ごっこが好きな子供だったら、トレランはたぶん、ハマるんじゃないかな。大人以上に興奮する楽しさを感じているかもしれません。子供たちを見ていてそう思いました。
誰だって、最初は初心者からスタートですからね。まずは経験してみるのもいいんじゃないでしょうかね。当ブログはジュニアトレイルランニングを応援しております。
【POINT】
・日頃からトレランを知っておいてもらう
・お試しでやってみる
・続けるかどうかは本人に委ねる
ではまた!