【閲覧注意】死に爪 について考察する
皆さん、こんにちは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
意外と思うかもしれませんが、「爪(つめ)」は簡単に剥がれます。
怖っ! 汗
と思いますよね^^;
爪が、機能しなくなることを「死に爪」と呼んでいますが、
爪が剝がれてしまう前兆は、何度も経験してくるとだんだん分かってくるものです。
実際に私の爪が死んでしまい、剥がれていくまでの過程をこれから写真をお見せしながら解説し、考察していきたいと思います。
痛々しい写真になりますので、閲覧注意であることを予めお伝えしておきます。
と、いうことで、今回は死に爪についての考察です。
足の爪に限定したお話となっております。
思ったより簡単に爪は死んでしまう
登山やトレイルランニングをされる方は既に承知のことと思います。
私も、トレランを開始した当初、自分の爪が真っ黒になり剥がれていくので、レースなどでご一緒したランナーに相談したところ、
「あ、爪ですか?真っ黒になったらたぶんもうダメですね、剥がれますよ」
と、今日の天気予報を伝えるくらいの軽い感じで答えたのでビックリしました(笑)
その方は続けました。
「これはね、死に爪って言って、爪が真っ黒になるのがその前兆」
「剥がれた後、しばらく安静にしていると新しい爪が生えてきますよ」
「私も、今4枚目の爪の剥がれ待ちです」
ええ!!?
Amazonのお目当て商品値下げ待ち みたいなニュアンスで笑っちゃうのですが、
言い換えると、ハイカーやトレイルランナーにとって、爪が剥がれるのは身近なことであり、意外と簡単に剥がれてしまうものなんだと認識しました。
そんな私も、2016年~2022年の期間で4枚の爪が剥がれました。
(右足親指2枚、左足親指2枚)
ですが、最近は対策を取り、剥がれにくくはなってきました。
何故、爪は死んでしまうのか
死んでしまう。という表現が適切かは置いておいて、
なぜ爪がいとも簡単に剥がれてしまうのか、その理由についてお話します。
爪が剥がれてしまう原因は、色々ありますが、
一般的なケースでは、爪に過度なダメージを受けてしまったことが原因になります。
重たいものを足の爪の上に落としてしまったり(想像するだけで泣ける)
何かにぶつけてしまったりすることによるダメージを指します。
とりわけ、登山やトレイルランニングは足を酷使する上、つま先をぶつける可能性は非常に高いし、しかもそれが長距離、長時間に及ぶわけです。
爪にとってはたまったもんじゃありませんよね?
特に山の下りを走ったりすると、爪にかかる負荷はかなりのものです。
想像できますよね。
人それぞれ足の指の形や、長さが違うから、個人差も大きいところだけど
アップダウンが激しいレースだと2時間程度て爪が剥がれたこともあります。
私の場合は親指が一番長い足の形状なので、親指から剥がれてきます。
問題は、歩き方、走り方、シューズとの相性、シューズのサイズ、などの要因が、もっとも大きいのではないか。というのが私の答えです。
特につま先をシューズの内側に繰り返し強く圧迫し続けると、ダメージが大きいです。それは、シューズのサイズが合っていない(サイズが小さすぎる場合ダメージが顕著)シューズの形状が自分の足の形状と合わず相性がわるいなど、こういった間接的な要因も多分にあり、シューズ選びはトレランにおいては超重要だ。
私はそれに気づき、ワンランク上のサイズにしただけで、ほとんど剥がれなくなりました・・・
どのようにして爪が剥がれていくのか
それでは、これから私が剥がし続けてきた足指の爪が内出血を起こしはがれていくのかを時系列でお見せいたします。 ここから閲覧注意。
私の足です
レース直後で、かなり足がむくんでいますね 汗
親指が内出血しています。このことで、この爪がグラグラになり、伸びたり爪の成長が完全に止まり、死に爪となります。
2か月くらいかけて徐々に剥がれていき、最後は端っこだけわずかにくっついている状態になる。そこで、爪切りで切り落としながら、剝がしやすくしてから、最後にちぎった爪が上の写真です。
無理やり剥がそうとはしませんでした。
なぜなら、剥がれそうになる爪の下に、新しい爪が薄く生え変わってきていたから、その新しい爪を守るためにも、その盾として古い爪をかぶせていたのです。
歩いている時に勝手に剥がれてしまわないよう、絆創膏でガードしていました。
生まれ変わった爪
これで、完全とは言えませんが、復活です。
新しい爪は、弱いでしょうから、ここでまた過度な衝撃を与えると、また剥がれてしまいそうなので、それだけは避けたいところ!
・・それにしても、剥がれる度に、形が悪くなってきている気がする。
対処法は・・?
これまで、4枚もの爪を失ってしまう中で、今後どう対策をとったらよいか考察してきました。
生まれ変わりの爪は弱いので、繰り返し剥がれることがクセになるのだけは避けたかった。
先ほど解説した通り、足の爪への負荷が主因であるため、効果の大小は考えずリスク軽減となるものを箇条書きにしてみた。
・爪の生え変わりは、過酷なレースと登山は控えめにすること
・足指保護中のレースでは足指の指サックを使う
・足指保護中のレースではテーピングで爪周りやつま先を保護する
・皮膚科やフットケア外来での治療
・コラーゲンの摂取
・爪がすぐ剥がれるなら今履いているシューズを疑う
まず、安静にするという意味でも爪への負荷となる登山やレースを控えるのはある意味最も効果的です。ただし、それでは山を楽しめなくなるし、スケジュールの関係で既に予定され、どうしても参加せざるを得ない状況もあるだろう。
その場合は、指サックを使ったり、テーピングをすることで、微量ながらダメージを軽減させることができる。ほんの僅かな効果しかないが、無いよりマシ程度の効果を感じた。(レースで3回くらい試しました)
爪の治療の診療科は皮膚科になりますので、治療や相談は皮膚科外来にいくことになります。又、フットケア外来や爪の治療専門院もありますね。
剥がれた後に、適切な保護が出来ていなかったり、変な生え方や伸び方を放置してマズイと思ったら、治療や矯正が必要にもなるでしょう。
又、コラーゲンをたっぷり含む食事やサプリなどの摂取は、皮膚の再生を促し、爪がよく伸びました。私は椎間板ヘルニアの治療の一環で、コラーゲンを一時的に意識的に摂取しましたが、爪の伸びが早かったことを実感しています。
そして、最後に安静にすることの次に重要なのがズバリ!シューズ選びですね。
甲が高い、幅が広い、多種多様ですが、サイズが本当に自分にピッタリなものを選んで欲しいです。私はこれだけでほぼ、爪剥がれクセが解消しています。
ピッタリ、というと解釈が難しいかも知れません。
本当にピッタリのシューズを履くと爪が剥がれまくります(私の場合は)
つま先に少しゆとりがあるくらいのサイズが本来の「ぴったり」であるということです。諸説ありますが、自分の足の5mm~1cm大きいサイズが推奨されます。
恐らく、ショップ店員さんもそのように説明してくれるはずです。
勿論、試し履きすることが重要ですが、これも意外と試し履きだけでは、十分なチェックは行えない。このシューズが欲しい!というバイアスがかかっているでしょうから(笑)
登山やレースで使ってみて初めて実感できるものである。
それゆえ、自分の足のサイズや、自分の足に合うシューズを把握することが爪を守るためには絶対押さえておきたい。
まとめ
爪はいとも簡単に剥がれてしまうものです。
登山やトレランをする人は、より身近なものになるでしょう。
実際に、何度も爪が剥がれてしまう中で、その原因や、対策を考察し、理解し対処できるようになってきました。
可能な限り、爪を剥がさないように山遊びを続けていきたいと思います。
もう繰り返さない、足の死に爪は。
いかがでしたでしょうか。
参考になれば幸いです。ではまた!