今後コロナでレースが中止になるかどうか

今後コロナでレースが中止になるかどうか

2022年8月21日 オフ 投稿者:

2020年、2021年と軒並みコロナでトレイルランレースが中止になってきたので、

この記事を書いている2022年8月現在での見解を基に、今後コロナでレースが中止になる可能性について考えてみた。

 

この記事のお話は、各自治体の動きや2022年のレース開催状況をもとに、個人的な見解を表しているに過ぎないという事をご了承ください。勿論、真剣に書きます。

 

 

結論

ズバリ、結論から言うとコロナでレースが中止になる可能性はかなり低いと見ています。なので割と安心してレースの申し込みは行えそうだと判断しました。さらに明確化して言うならば、2022年の全レースのうち90%は開催されると予想します。

9割=開催  

1割=延期及び中止

 

今後の医療ひっ迫や感染拡大状況にもよりますが、現状を多少上下する程度の推移であれば、原則イベントは開催されていく見込みがあります。その理由は次に説明します。

 

 

 

この状況でもレースが開催されると予想される根拠

レース開催可否は主催者側の最終判断によるものと思われますが、第一に地元エリアの理解が得られることが重要なので、開催できるかどうかはその大会が行われる自治体次第でもありそうです。

 

コロナ感染対応は、国による一定の指針は出ているものの、各地方自治体で対応は様々であることは、皆さん知っていると思います。

そのことから、この町では中止判断だけど、隣町は開催した。なんてことが起こり得ます。

 

比較的制限が少ないところもあれば、シビアな自治体もあります。地域差はあるでしょうが、たまたまエリア的な感染爆発が無ければ総じて開催されているのが、今年2022年の4月~8月のレース開催状況から読み取れます。

 

 

行政の動きとしては、多くの地方自治体も東京都も然り、お盆時期での県をまたいでの行動を特別に制限していないことや、行動自粛を求めない都道府県が多い傾向があります。注意喚起や警報をしても自粛を強いることはしていないはずです。これが答えではないか。

 

8月に米CDC(アメリカ疾病対策センター)も新型コロナウイルスの対策を緩和する方針を出していましたね。

米CDCがコロナ対策緩和、濃厚接触者の自主隔離を撤廃…「無症状者の検査は推奨しない」

【ワシントン=冨山優介】米疾病対策センター(CDC)は11日、新型コロナウイルスに関する対策の指針を緩和した。濃厚接触者に求めていた自主隔離を撤廃し、学校での定期的な集団検査の推奨も取りやめる。新型コロナのリスクが低下したと判断し、市民の生活や経済活動の正常化を見据えたものだ。

中略

CDCは「パンデミック(世界的な流行)の初期に比べ、重症化や入院、死亡のリスクは大幅に減少している。新指針は、コロナが日常生活に深刻な影響を及ぼさないようにするものだ」と説明している。

引用:讀賣新聞オンライン ニュース 国際 2022/08/12 記事より一部抜粋

こういったアメリカを中心とした世界の動向も視野に入れて、日本でも無闇に人の外出を制限する事よりも日常に戻すことの方に力を入れていく方向に今後はなっていくものと思います。(そうでないと困る)

 

要約すると、以前と比べて深刻では無くなくなってきたということでしょ?

 

 

「第7波」猛威専門家有志ら警鐘鳴らす…“全数報告”“検査基準”“2段階”見直しを

2日午後3時すぎ、全国知事会会長の平井知事らは、後藤厚生労働大臣に対し、保健所や医療機関の負担の一因となっている、日々の新規感染者の全数報告を見直すよう要請した。

中略

日本感染症学会・四柳宏理事長:「順調に経過をされた場合には、いわゆる普通の風邪と、あまり大きな差はございません。新型コロナウイルスの検査を受けることは、もちろん大切ですが、検査を受けられなくても慌てないで、ご自宅で療養をして頂くことが大事だと」

後略

引用:ABCニュース ANN NEWS 2022/08/03 記事より一部抜粋

遂におっしゃりましたが、もっと皆さんに届くよう放送したら?中々今までの意識を変えることは難しいんですから、恐る恐る言ってもしょうがないでしょう。

 

・・・

ところが、メディアは感染者数の数字をひたすら発表し続けていますよ。

毎度繰り返しますが、どっちなの?(笑)

 

まあ、これらの報道のように今後、コンサートなど含む様々なイベントも基本的な衛生面、感染対策を施したうえで開催されていくのでしょう。

 

いかがでしょうか。これが、私が今後の大会が基本開催されるだろうと予想してる根拠になります。

 

 

2022年中止になったレース

一方で、トレラン業界の方がどうでしょうか。

私が知りうる限りで、2022年で中止になった(ている)大会を記載してみたいと思います。

 

【平尾富士トレイルランニングレース】 5月25日(日)長野県 主催:平尾富士トレイルランニングレース実行委員会 運営:KTF(北信濃トレイルフリークス) 理由:コロナ感染症を理由に佐久市からの開催許可が得られず、2022年の開催を断念いたしました。

【ハセツネ30K(日本山岳耐久レース)】4月3日(日)東京都 主催:一般財団法人日本山岳スポーツ協会 理由:新型コロナウィルス感染症オミクロン株急拡大による事業自粛のため、開催を中止することに決定しました。

【富士忍野高原トレイルレース】 6月5日(日) 山梨県 主催:富士忍野高原トレイルレース大会実行委員会 理由:忍野村内でも感染者が確認されていること、トレイルレース中の山道は渋滞が発生しやすく密になりやすいと、ご意見を頂きました。ランナーの皆さまは勿論のこと、ボランティアスタッフの安心安全の確保が必要となりますが、感染拡大の配慮から非常に難しく大会開催への準備も十分に出来ない状況にありました。このような状況を踏まえ、苦渋の決断となりましたが、大会の中止を決定させていただきました。

【Aso Round Trail(阿蘇ラウンドトレイル)】5月14日(金)~16日(日) 熊本県 主催:Aso Round Trail 実行委員会 運営:ユニバーサルフィールド、スカイトレイル、株式会社Local Gain 理由:新型コロナウイルス感染症の拡大防止及び、 大会を開催するにあたりコースとして使用させて頂く牧野の皆様をはじめ開催地域の皆様、そして参加者をはじめ、ボランティアスタッフ、医療・救護関係者、応援をいただく皆様など、AsoRoundTrailに関わる全ての方々の健康を最優先に考え、大会を中止することといたしました。

【SPAトレイル四万to草津】6月28日(日)群馬県 主催:スパトレイル〔四万to 草津〕実行委員会 理由:新型コロナウイルスのまん延や感染再拡大、変異株などによる感染など収束が不透明なことから通常大会の開催を見送ることとなりました。

【上州武尊スカイビュートレイル】9月24日(土)※140K 群馬県 主催:上州武尊山スカイビュートレイル実行委員会 理由:7月の土砂災害による復旧作業が開催日までに間に合わないと判断し中止せざるを得ないとの結論に至りました。

 

時期はオミクロン株が台頭した春先が多い印象です。場所は様々ですね。ご覧の通り、上州武尊だけはコロナ関係なく、土砂災害による中止とのことです。これらは公式ページから抜粋したものですが、詳細は公式ページより再確認されてください。

日本の全てのレースを確認したわけではありませんので、ここに書いてあるもの以外のレースが中止になっている可能性もあります。ご注意ください。

 

 

ほとんどのレースは開催されている

中止のレースを羅列しましたが、言い換えれば他のほとんどのレースは開催されているという事です。

この傾向から今後も状況がオセロのようにひっくり返らない限りは、開催されるのがスタンダートになるだろう。

今までエントリーにかなり躊躇していましたが(ほぼ中止になるから)今後は気にせずエントリーしていこうと考えるようになりました。

それで、ここで改めて記事にした次第です。

 

私が調べたのは以下の運営団体ですが、基本的に開催予定のスタンスでした。※2022/08/15(月)現在

SPORT AID(スポーツエイド)

主なレース

もろやまトレイルラン・両神山トレイル・四尾連稜線トレイルなど 

 

NPO野外活動推進事業団

主なレース

三浦半島横断トレイルなど

 

OSJ(アウトドアスポーツジャパン)

主なレース

奥久慈トレイル・山中温泉トレイル・ONTAKE100など

 

石岡トレイルランクラブ

主なレース

筑波連山天空ロード・石岡トレイルラン大会など

 

KFC(青梅市トライアスロンクラブ)

主なレース

青梅高水山トレイル・陣馬山トレイル・TOKYO八峰ラウンドトレイルなど

 

KTF(北信濃トレイルフリーク)

主なレース

木曽駒JAPAN・志賀高原ラウンドトレイル・妙高トレイルランレースなど

 

S-Mountain(アメアスポーツジャパン・サロモンアウトドア)

主なレース

白馬国際クラシック・4100Dマウンテントレイルin野沢温泉など

 

JSA(日本スカイランニング協会)

主なレース

蔵王スカイレース・上田スカイレース・嬬恋スカイラン

 

私が以前から知っている団体でシリーズ物で開催しているところから抜粋したので偏りがありますが、いずれも開催の意気込みは熱く、盛り上げる気満々です!

出たいシリーズが目白押しです。どれも走りたい!

 

どうでしょう。「走れる」ということは健康であることです。健康であることを再確認し、その幸せを感じながらレースに出ようじゃありませんか。

以上、今後コロナでレースが中止になるか考察する記事でした。ではまた!

 

 

お断りとして、レース中止判断のことを批判するつもりは一切なく、どちらの判断をされたとしてもそのご苦労に対し敬意を表します。またレースに出ることを絶賛お勧めしているものではなく、出場についてはご自身でご判断されることをお願いいたします。