【決着!?】短所を補うべきか or 長所を伸ばすべきか
皆さん、こんばんは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
短所を補うべきか、それとも、長所を伸ばすべきか について、
これは幼いころから幾度となく投げかけられてきたテーマではないでしょうか。
どちらを取るべきか、究極ともいえる2者選択。学生時代にグループで討議した時、各々の考え方の違いにバチバチと火花を散らして対決したのは私だけではないハズ。
一般的には、長所を伸ばすべきと論じられることが多いと思いますが、その状況とはうってかわって指摘されるのは”短所を補うこと”ばかりではないでしょうか。
特に親とか。
今回は、この短所を補うべきか、長所を伸ばすべきかの2者選択について考察してみようと思います。
あなたはどっち派ですか?もう答えは出ていますか?
短所って何だろう。そもそも2者選択するべきなのかについても注目しますので、よろしければお読みください。
年齢によって変わる価値観
とある調査によると、年齢が若いほど「短所を補いたい」と思う傾向が強い結果が出ていました。
年齢が若いほど、完璧を目指したい、他者からの目線が気になる、欠点を克服したい意欲に溢れているのかもしれませんね。多感な年頃の価値観と言えます。
そこそこ年を取ってくると、長所を伸ばすことが大切だと思う割合が増えてきています。達観してきているというか、私は私。良い部分も悪い部分も ”個性” として受け入れることが出来ているのかもしれません。
しかし、それが分かっているのに、親は子供に、短所を補うようにな発言を無意識のうちに言っていたりするので不思議なものです。
常識から逸脱してしまうことは指摘する必要がありますが、他者から悪く思われて欲しくないという親心なのかもしれませんね。
子供としては、その影響もあり、若いうちは「短所を補うこと」に目線がいきがちなのであればなんか腑に落ちました。
短所を補うべきか、長所を伸ばすべきかは、ケースバイケースだった
ここで、チャートグラフを見ながら比較していきます。
学業の成績で見てみましょう。このチャートでは、国語が得意で算数が苦手な人であることが分かります。
考え方として、得意な国語や社会をさらに伸ばすのもありですが、
受験対策や今後の進路次第では、短所を補う必要性もかなり考えられます。基礎のレベルであれば過不足があることよりもバランスよく理解した方がつぶしがきくからです。
国家試験などでは、出題範囲の全ての分野をバランスよく回答できることを合格の条件としている場合が多く、例えば、全ての分野で最低60%は回答できないと、他がどれだけ優秀でも不合格になることがあります。この場合に限っては、短所を補う勉強法が求められます。
では、こちらはいかがでしょうか。
とある、陸上部の学生をイメージしたチャートです。
あなたが、この陸上部の顧問や監督だった場合、この学生にどの種目をやらせてあげたいですか?短距離走?長距離走?ハンマー投げ?
それに加え、長所をのばすか、短所を補うか、どちらをアドバイスしますか?
・・・これは言うまでもなく、長距離走をやってほしいし、長所をどんどん伸ばしてもらいたいですよね!
この選手は体は小柄で華奢だが、身軽で軽快に走り続けるのが持ち味です。
この選手にパワーをつけさせて、ハンマー投げをさせても室伏選手になるのは厳しいかもしれません(笑)記録は伸びるかもしれませんが、向き不向きと言う言葉があるように、より可能性の高い方にチャレンジさせてあげたいし、本人もそれを望んでいるはずです。
ということで、短所を補うか、長所を伸ばすか、どちらか1つだけを常に選ぶのではなく、状況や比較対象によっては様々な選択があり得るということだ。
すなわち、どちらにするべきか結論付けるべきではないとも言えます。
短所ってダメなことなのでしょうか?という確信に迫る
さて、徐々に核心に迫っていきます。
短所って必ずしもダメなことなのでしょうか。
短所って、見方を変えればそれは長所にもなると考えます。
つまり、短所を長所として代用する。というズルい技があるのです(笑)
冗談はさておき、次のチャートを見てください。
とある人物の特徴をチャート化しました。
グラフから読み取れる人物像としては、冷静で自信に溢れるが、不真面目で集中力に欠ける人であることが分かる。(とんでもない人物になったぞ笑)
ここで言うと、真面目さがない、集中力がないことが短所に該当します。
これを見方を変えて、どのような長所に見せることが出来るか。
真面目さがない = とても”おおらか”である
集中力がない = 長期分散し、じっくり取り組める
気が短い人と、気が長い人が一長一短であるのと同じように、どのような短所にも、見方によっては良い一面が見つかるというものだ。
例えば上記のフローチャートの一長一短は次のように考えられる。
賢い(近寄りがたい) = 親しみやすい(おバカさんだけど)
冷静(冷たい) = 情熱的だ(すぐ怒るけど)
集中力がある(はやく終わらせたがる) = じっくり取り組める(時間はかかるけど)
自信がある(嫌味がある) = 謙虚だ(自分を過小評価しすぎだけど)
いかがだろうか。極端な例えかもしれないが、どんな長所にも影はあるし、どんな短所にも見方によっては光る部分はある。ということです。
この考え方を当てはめるのであれば、特に短所を補う必要はなく、状況によってはその短所でさえ、長所として代用すれば良いという事です。
完璧な人間などなく、得意不得意があってこそ、それが個性と言えるのではないでしょうか。
一般的に「長所を伸ばすべき」と言われることが多いのは、人としての個性を尊重する傾向からなのだと思うのです。
とはいえ、人はどうしても、嫌な部分に目を向けてしまうことも事実。
以前、別の記事でも書きましたが、そういう時は ”前向き変換” が有効です。
before | after |
冷たい人だよね | 冷静で知的な人だよね |
せっかちだよね | 対応が早いよね |
八方美人だよね | 人付き合いが上手だよね |
生意気だよね | 自分の考えを持っているよね |
でしゃばりだよね | 世話好きだよね |
だらしがないよね | おおらかだよね |
堅苦しいよね | 真面目だよね |
しつこいよね | 粘り強いよね |
すぐ怒るよね | 情熱的だよね |
この表のように、後ろ向きな指摘を、前向きな言葉に変換するだけで、アラ不思議。
むしろ、長所になっちゃう魔法の変換です。是非、試してみてね。
”前向き変換”の使い方はこちらの記事で徹底解説!
まとめ
楽しくお読みいただけましたでしょうか。
ある意味、中々深いテーマではありますが、長所と短所、どちらに対応するべきか。
状況によってその矛先は異なる事、一般的には長所に目を向けるべきと言われていること、短所そのものが実は長所にもなりうること。様々角度でお話してきました。
助長補短(じょちょうほたん)という言葉があり、長所を生かしつつ、短所を補うという四字熟語があるくらい、このテーマは古くから議論され続け、この先未来も永久的に語り続けられるのだろうと思います。
我が道を行くタイプの人は、短所には一切目を向けず、長所一点集中の人も居そうですが、それもある意味シンプルで良いのかもしれません。
長所を伸ばすべきか、短所を補うべきか、どちらにも手を入れるべきか、
長所を伸ばすべきことが一般的に多く語られますが、あなたもそう思いますか?
ではまた!