女神が棲む山 雨飾山【信越エリア】
皆さん、こんにちは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
2021年の7月に、信越エリアの100名山、雨飾山にテント泊登山をしてきましたので、
その様子を記事にいたします。
何と言っても、信越エリアの中でも、北アルプス方面北部、富山、新潟方面は遠いのでなかなか行く機会が少なく、行ける時がチャンス!といった具合だ。
感想から申しますと、独特の魅力があると言えます。
多少キツい登りで危険個所もありますが、アルプスに登るよりかは難易度は低いので、登山に慣れた中級者の方にはお勧めできる山であると思う。
信仰の山、雨飾山は知り合いの話によると、「雨によく降られる」とのことで、これまで何度も撤退を余儀なくされているとのこと。そして、ここには ”女神が棲んでいる” らしい・・・
果たして、天候に恵まれたのか!? 女神に会うことは出来たのか。
レポートにご期待ください。
ここでは山と高原地図№18「妙高・戸隠・雨飾り(信越トレイル)」を使用しています。
今回の登山の概要
日時:2021/07/16-17 1泊2日
天候:1日目、快晴 2日目、快晴
メンバー:6名
エリア:信越
登った山:雨飾山(1,963m)
宿泊地:雨飾り高原キャンプ場(テント泊)
ルート:1日目、雨飾り高原キャンプ場到着(宿泊)
2日目、雨飾りキャンプ場登山口荒菅沢👉笹平分岐👉雨飾山👉ピストンにて下山
累積歩行時間:約6時間18分
累積歩行距離:約7.6km
累積標高差 1,064m
スタート地点までのアクセス:赤羽発→新幹線で糸魚川駅→レンタカーで雨飾り高原へ
ルート図 下山時にルートミスを起こした。
爽やかな快晴はまるで女神が微笑んでくれているようだった
雨飾山は、長野県と新潟県の県境をまたぐ山であり、100名山の一座です。
日本海側に面していて、山頂からはその水平を一望できます。
憧れはあったものの、新潟方面は中々行く機会が無く仲間のお誘いを受け、
偶然にも登頂のチャンスが訪れました。
「雨飾山」は信仰の山であり、雨乞いをしたことが名前の由来と言われています。
この願いが叶ってかは分かりませんが、雨のために登頂を断念した話をよく聞きます。
沖縄の方から北上してくる低気圧前線の通り道なのでしょうかね。
「雨」という名前がついているだけあって、登山道はぬかるんでいました。
登山前日から晴れていたのにもかかわらず。
キャンプ場に到着
雨飾り高原キャンプ場。ここは登山口にもなっている。
料金は2,750円~4,950円プラス施設利用料1,100円。キャンプ場にしては結構高い。
シーズンによって料金は異なるが、今回いくら払ったか忘れてしまった・・・
写真のとおり、まあまあゆったりと設営できる。夕方までに半分埋まる。
飲料水は、受付の窓口が開いている間17:00頃までに声を掛ければもらえる。
持参のプラティパスなどの容器を渡そう。
草は生い茂っているが、藪漕ぎほどではない。明瞭な登山口だった。
生活感丸出し
日中は直射日光が当たると暑い。朝夕は涼しい。受付が完了したら木の札が渡されるので必ずテントにくくりつけよう。タオルとか寝袋を干すとよく乾きます。
焼き鳥
この日は登らない。昼から宴会だ。
4:00頃
早めに就寝し、日の出とともに登山を開始する。
登山道に入ると迎えてくれるのがジャングル。巨大植物が軒を連ねる。
関東の山では見られない独特な雰囲気。
登山道はしっかりと整備されていて感心しました。
途中、携帯トイレの回収ボックスが設置されていて、好印象です。
こういう山は多くの登山者に好まれるでしょうね。
そうは言いましても、注意点がないかというとそんなことはない。
多くの登山者が利用する雨飾高原からのルートでは、序盤の巨大植物、ブナの大木などに惑わされてルートを外れないようにこまめに確認してください。特に下山時!
それから、ここ・・
荒菅沢では、7月時点では雪渓でした。ここを渡渉する際、転倒して怪我をしたり、勢い余って滑り落ちてしまわないように、慎重に歩いてください。雪解けが進んでいるので、踏み抜きもあり得ます。
雪解けが進んでいる。踏み抜いたらタダでは済まない。
上を向くと、稜線が見える。女神はどこにいるのか。
後半、ぐっと標高を上げる。ここは登りも下りもキツいポイントだ。
景色を楽しみながら登ろう。
稜線にでると、天空の世界が広がっていた!!
雨飾山、いいね!
ん?
女神降臨
先ほどの稜線の登山道を線で描いてみると、女性の顔が描けるではありませんか!!
どうやらこれが女神のようです。(1つ上の写真と見比べてみてください)
爽やかな風が吹き抜けるとともに、微笑んでくれた。
山頂に到着。赤い丸の中にいるのは赤とんぼです。
お決まりの大福を食べながら、眺望タイム。
戸隠、鹿島槍、北アルプス方面
日本海側
360度ビュー。方向によって全く異なる景色が広がる。
女神が微笑む爽やかな稜線、荒々しい日本海側の山と海。
妙高戸隠連山の奥にそびえる北アルプスの山々。
やはり女神はいました。
早朝、5:00頃に登り始め、山頂で朝食(昼食)をとり、昼過ぎまでには下山する計画がおすすめです。午後になると雷の心配もありますから。
もう少し詳しくご覧になりたい方は、コチラに詳細をレポートしています。
信越エリア、雨飾山の登山レポートでした!いかがでしたか。
ではまた!