ヘッドライト SILVA(シルバ)Explore3 レビュー

ヘッドライト SILVA(シルバ)Explore3 レビュー

2021年6月11日 オフ 投稿者:

 

「このライトは、登山(トレラン)用ヘッドライトのサブとして使えそうだ」

 

PETZL(ペツル)、Ledlenser(レッドレンザー)、BlackDiamond(ブランクダイヤモンド)などと並び、

SILVA(シルバ)のヘッドライトも登山で良く使われるブランドの1つである。

 

 

私が登山で使うヘッドライトのメイン機は、ブラックダイアモンド「ストーム」である

 

 

このブログでは「登山の心得5か条」の1つに

ライトは2つ持て!

と、強めの口調で宣言しております。

 

これには理由があって、登山には当然ヘッドライトは必携装備ですが、

いざというときのために、交換用の電池、あるいは、バッテリーを持ち歩く必要があると思います。

 

私の場合、電池を使い切る主義であるため、夜行登山中に電池切れを起こしたとき、

手元が暗いと電池交換に非常に苦戦することになるので、

電池が切れた時に、もう1つのヘッドライトを取り出すだけで済むように予め2つのヘッドライトを持ち歩くようにしているのです。

そのほうが精神的にも安心です。激しくおすすめします。

 

と、いうことで

必然的に「サブ機はどれを使うか」ということになるのですが、

せっかくなら、同じものを使うのではなく、違うメーカーのもので

また違った良さを感じ取れるもの。そして、メイン機の不足を補完するようなライトを使いたいと考えた次第です。

 

そこで、私が現在サブ機として使用している、シルバのエクスプローラー3をレビューしたいと思います。

果たしてその性能は?ブラックダイヤモンド、ストームとの違いは?

そして、サブ機としておすすめする理由とは?

 

本記事は、ヘッドライトのサブ機を検討するきっかけにもなればいいなと考え書かれております。

どうぞお読みください。

 

 

シルバ エクスプローラー3の性能について

機種名 SILVA Explore3

全光束 350ルーメン

高照度 75m 40時間 (350ルーメン)

中照度 50m     –  時間 (150ルーメン)

低照度 10m 55時間 (15ルーメン)

電池  単4アルカリ3本

重量  86g

防水等級 IPX7(深さ1mに30分水没しても影響を受けない)

その他 照度切り替えの他、赤、橙2色のナイトビジョン、ストロボ機能を搭載

    ヘルメット用アタッチメント、収納袋付き

SILVA(シルバ)はスウェーデンのコンパスメーカーである。

トレッキングをはじめとするスポーツ用ヘッドライトも数多くラインナップされており、

今回紹介している、エクスプローラーは、登山用モデルの最上級モデルである。

 

サイクリング用やトレイルランニング用のもあるが、このエクスプローラーはシルバのラインナップの中でどの点においても高水準で、バランスの取れている機種。登山で使うのならこれが良いだろう。

 

ブラックダイヤモンドのストームと比較すると、

明るさ、スタミナ、防塵機能、などいずれにおいても及ばないが、

大きく劣っている。とまでは言えないし、それは許容範囲の誤差である。

 

それよりも、性能のプロフィールには書かれていない良さがある。

それは、圧倒的にシンプルで使い易い。ということだ。

 

 

細かい明るさの調整は不要。全てはボタンを押すだけ。

左が高照度  右が低照度

ボタンを長押ししたり、ダイヤルを回したりなどの操作はなく、ボタンを押すだけで光量を調節。

光の方向を変えたいとき、上下の移動もクイックリーにできて、とにかくラク。

 

 

装着時、ベルトの調整が簡単。おでこが当たる部分に滑り止めが施されていて、ズレにくく安定している。

 

明るさはどうか。

照らしてみると、高照度、低照度など出力の強さにかかわらず、足元周辺など身の回りから、直線方向の先まで万能な照らし方をしてくれる器用なライトです。

視野が広い!

高照度 350ルーメン

 

中照度 150ルーメン

 

低照度 15ルーメン

 

高照度で40時間のスタミナは驚異的である。

夜間歩行は高照度の連続使用が安心して行える。

 

 

続いて、カラーLED

 オレンジ

 赤

写真ではぱっと見、まったくおんなじに見えてしまって微妙ですが・・・

レビューなどで評判の良いオレンジの方はナイトビジョンとして使えそうです。周囲が見やすいです。

 

 

赤はこのように、リフレクターとしての用途に使えそうです。

(リフレクター=後続の歩行者に存在を知らせる、レースなどでは必携装備に指定されている場合も)

オレンジはナイトビジョン。赤はリフレクターとして使うようにします。

 

テントの中のルームライトとして使える

付属品の収納袋

これは単に収納袋としてだけではなく、この中にライトを入れ点灯させるとテント内のルームライトとして使えると、説明書かパッケージの説明欄などに解説されていた。

 

常夜灯として

ルームライトとして

最近の登山のテント泊では、テントの天井に吊るして、このように使っていますよ。

こういう使い方、面白いですよね。

 

メイン機のブラックダイヤモンド、ストームと同じ単四電池。

しかも、たったの3本で稼働させられる。

同じ電池なので互換性が良い。同じ電池規格のライトは相性が良い。

 

軽い。84g

ヘッドライトの中では軽い部類。ブラックダイヤモンド、ストームは約120g。

 

アタッチメントがあるので、ヘルメットに付けたり、ザックに付けたり、腰に付けたり。

さらに明るさが欲しい時など、2本装備で使いたいときに便利です。

夜行登山ではメイン機を使い、テントのルームライトとしてこちらを使う。

とはいえ、いざメイン機の電池が切れたら夜行登山でも使う。

そして、先ほど述べた通り、操作が楽で、軽い。

 

つまり、サブとして優秀なライトと言えます。

 

 

いかがでしたでしょうか。

シルバ、エクスプローラー3。

高照度で長時間使えるのと、滑り止めがあってズレにくい装着感と、簡単な操作が特にお勧めできるポイントです。さらに、サブ機としての要素が満載。

 

防水機能はあるので、雨は問題ないでしょうが、防塵機能の試験が行われていないため、著しい砂ぼこりや、衝撃、水中での使用はおすすめできません。多少は大事に取り扱った方が良さそうですね。

 

あと、暗闇の中で、ライトを照らしながらカメラを向けた時に気が付いたのですが、

このライトの光は、肉眼では確認できないレベルではありますが、細かい点滅をさせながら光っているように見えます。光をまともに直視しなければ問題ないと思いますが、少しチカチカします。

これがよっぽど気にする人にとっては、長時間使用で疲れてしまう可能性があるかもです。

私はこの記事を書いている時点で7か月間使っていますが、問題なく使えています。

 

暗闇の中で焚火をみると心が落ち着くように、

夜、山の中で過ごすことのある方にとって、明るさだけでなく、心の安心も灯してくれることでしょう。

是非、サブ機の検討もしてみてください。

 

 

私はエクスプローラーをサブ機として愛用していますが、メイン機として使ってももちろん良いと思います。

ヘッドライトの使い方や用途を今一度考えて検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

すみません!この記事を書いているタイミングで、エクスプローラーが売り切れてしまっていたので、アマゾンのリンクは貼れませんでした。

エクスプローラー3は廃番ですので、新しい機種を待つか、在庫販売見つけてお求めください。

1つ下のグレード、SCOUT XT と、トレイルランニング用のリンクを貼っておきますので参考までに。

ではまた!