ヒートショックに気を付けろ!
皆さん、こんばんは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
3月になり、真冬に比べ徐々に暖かくなってきていると思います。
三寒四温という言葉があるように、まだまだ寒さに油断できない状況ではありますよね。
そんな寒い時期に油断できないのが 「ヒートショック」 です。
ヒートショックって聞いたことがあるけど、なんだっけ?と思う方もいると思います。
ヒートショックとは、簡単に言えば、急激な温度差によって起きる健康被害のことを指します。
今日は、寒い時期には忘れず頭の片隅に入れておいていただきたいこのヒートショックについて注意喚起ができればなと思いました。
不慮の事故の代表格 ヒートショック
主に入浴時に発生すると言われるヒートショック。
これは、交通事故に並ぶほど不慮の事故の代表格と言われています。
外の冷たい風が流れ込む浴室の中、特に高齢者の方が熱い湯舟との温度差が体に大きな負担となり、ヒートショックが発生するので温度差が生じやすい冬は嫌な季節ですよね。
若い方はあまり気にしない方が多いかもしれませんが、
血圧が高い方や、不整脈などの症状がある方は同様に注意の必要性を感じます。
私がなぜ、ヒートショックの話題に触れたかと言うと、もう20年以上前の話ですが、独り暮らしの私の祖父が浴室で溺れて亡くなっていたことがあり、それを思い出したからです。
もともと血圧がやや高かったことと、当時は2月で浴室の窓を開けるとキンキンに冷えた風が浴室に流れ込むであろうことから、ヒートショックの可能性を否定できません。
私ももちろんそうですが、誰しも歳はとるのでヒートショックと言う名の気温差による体への負担については頭の片隅にいれておきたいものです。
・・登山の時、低体温症に気を付けるのと同じように。
ヒートショック対策
ヒートショック現象は、急激な温度差で血圧の乱高下が発生することによるショックであり、脳出血、脳梗塞、心筋梗塞、脳貧血など血液の流れが引き起こします。
対策としては、”急激”な温度差にならないように心がければ良いと率直に思うのですが、
ここでハッとサウナを思い出しました。
サウナは急激な温度差を利用して心地よい状態を狙うのが私の感覚ですが、これも気を付けなければならないということです。
(ググればサウナでヒートショックになった事例も出てくるかも知れませんね?)
私はサウナも水風呂も好きで、サウナを飛び出して水風呂にドボン!しちゃうお馬鹿さんなのですが、水は一気に浴びずにかけ水をしながら徐々に浸かっていく方が体への負担が小さいことは言うまでもありません。
こうして、サウナでゆるんだ血管を水風呂で引き締めて、これをゆるやかに数回繰り返し、血行を良くする。そして心地よい状態になっていく。
これを俗にいう 【整(ととの)う】ってやつだと思います(笑)
入浴施設は普通、浴室内にサウナがあるので、サウナを出ても比較的暖かい浴室なので個人的にはそこまで心配しませんが、
一般家庭の場合、外気で浴室がキンキンに冷えている場合があり、
湯船から出た瞬間、物凄い勢いで体が冷やされる可能性も考えられ、サウナより過酷な環境に思います。
そういえば、サウナにも高血圧、心臓に持病、酒酔いで利用してはならないような注意書きを見たことがあるかも知れません。
年齢にかかわらず用心しましょう。
さて、対策としては
急激な温度差を緩和するようにすること。つまり、
・脱衣所を暖めておく(暖房等)
・浴室を暖めておく(暖房等)
・お風呂のお湯を熱くし過ぎない
・湯船の出入りはゆっくり
・入浴前の飲酒を控える
・適度に水分を摂っておく(脱水対策)
お風呂はリラックスする場所ですから、油断しやすいのかもしれません。
まだまだ寒い日は続きますのでヒートショックにならないよう気を付けたいと思います。ではまた!