ちょっとした余興に浪曲と相撲甚句を依頼した話
皆さん、こんばんは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
主題のとおり、ちょっとした余興に浪曲と相撲甚句を依頼してみたというお話をします。
どのような余興かと言いますと、私の所属している山岳会の周年記念式典があって、ちょうど100名余りを収容できる会場で山岳会員があつまって行事を行ったときの話です。
山岳会のイベント報告に収支報告や、会則の変更の承認を取ったりするいわゆる総会のような流れで進行していくのですが、その後で食事やお酒がふるまわれ、式典にふさわしい余興なども考える必要がありました。
山岳会では私は運営委員こそ担当していますが、年齢や経験値はまだまだ若輩者。集まる方々は50代~70代の世代が中心となるので、どのような余興がふさわしいのでしょうか・・
そこで採用したのが、浪曲と相撲甚句でした。Topの写真は浪曲師が噺をしている最中に撮影したものだ。
浪曲とは
明治時代初期から始まった芸能で、三下りの三味線を用いて物語を節と啖呵(台詞)で演じる語り芸です。※日本浪曲協会より
二人一組で、一人が噺、一人が三味線でのコンビ芸だ。
今回頼んだ浪曲師は夫婦コンビだった。
相撲甚句とは
相撲甚句(すもうじんく)とは邦楽の一種。大相撲の巡業などで披露される七五調の囃子歌である。※wikiより
巡業の余興で力士が土俵に上がり独唱しつつ、「あ~どすこい!どすこい!」と合いの手をいれる。
これは聞いたことがあるような・・・?
依頼してみて思ったこと
私は個人的に落語や寄席を見に行くような習慣はなく、こういった余興は40代未満の若い世代には馴染みがないかもしれないが、年配の方々にとっては自然と受け入れられているようであった。
浪曲はこちらに依頼した。
浪曲師 東家一太郎
浪曲を知らない方にも楽しめるよう、楽しみ方を最初に説明してから演技に入った。
浪曲師「これから、って時には合図を出しますから、そのときに”よっ!たっぷり!”って声掛けしてください」
客「よっ!たっっぷり!!」
浪曲師「・・まだ早いですよー」
アハハハ!
こんな感じでしたが(笑)
どちらかというと、あくまで余興なので演技に集中するより、お酒をのみながら談笑している風景ではありましたが、まあこんな感じで良いのでしょうね。
浪曲で15分、相撲甚句で15分。 合わせて30分程度で5万円はかからなかったと記憶しておりますので、予算的にも組み込みやすいのではないでしょうか。
和室のイメージ
このような和室に合う余興ですが、今回私たちが式典を行ったのは、中華料理をふるまうホールであり、和室ではなかったですが、舞台が完備されている会場だったので問題はなかったです。
普段、触れないものに触れるのも良いものです。
参考までに、機会があれば検討してみてはいかがでしょうか。
さて、次回は私がこの記念式典に向けて山岳会に寄贈した文章「サラリーマンができる最高の挑戦」を公開したいと思います。ではまた!