復旧作業後の富士山 富士吉田口山頂付近で落石事故か【山岳事故】
皆さん、こんばんは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
富士山の山開きの頃、このような記事を書きました。
山頂付近の登山道が閉鎖していたものの、本格的な登山シーズンであるお盆を迎える前に復旧作業が完了し閉鎖も解除されましたので、それに伴い多くの登山者が富士山を訪れたことでしょう。
だが、よりによって、復旧作業を行っていたとされる山梨県側の登山道「富士吉田口」の山頂付近で、2019/08/26 AM5:00頃、20代の女性が落石により亡くなられてしまいました。
※トップの写真は事故現場とは関係ありません
少し時間が経過してしまいましたが、
以下、ニュースの記事になります。
山梨県警や山梨県によると、富士山山頂に近い吉田口登山道で20代女性に落石が当たり、その後死亡が確認された。
― 省略 ―
警察は女性の身元の確認を急ぐとともに詳しい原因を調べている。
お亡くなりになられた方にご冥福をお祈り申し上げます。
こういった事故の発生を聞くと、「登山道閉鎖を解除するべきではなかったのでは!?」 と、思う方も多いかもしれません。
しかし、これについて私は、そもそも3,000m級の山に登ること自体が危険であることには変わらないので、登山道の整備について言及していいのか悪いのか、本当の原因はどうあれ、難しいと思っています。
ニュース本文にもありますが、山梨県側は復旧作業を行っていたネット箇所からの落石でないことから「今回の落石とは関係ない」としているようだ。
尚、富士山は山頂付近になると渋滞を避けたいことから、道の細い登山道を避けて、登山道から外れた場所から登る人がいたりして、そこから落石が発生するケースが散見される。私もその光景を見たことがありますし、残念ですが、富士登山あるある現象です。今回は、このケースが起因している可能性も否定できません。
登山をしている方ならご存じかと思いますが、不本意にも落石を発生させてしまった。又は、見かけた場合、
「ラーク」
「落石です!!」
など、落下方向にいるハイカーに知らせることがマナーとなっています。
あとは、自分の身を守る手段としては、
大切な頭部を守るヘルメットの着用が有効です。
私が愛用しているのはコレ
モンベル L.W.アルパインヘルメット
出典:mont-bell オンラインショップより
値段は¥8,900- + 税
特徴は何といっても220gと超軽量でありながら、登山用ヘルメットの規格をクリアしているところだ。私は、南、中、北アルプスを登る際は必ずこのヘルメットをかぶっているぞ。非常に扱いやすくお気に入りの品です。
ただ、富士山はヘルメット着用を義務付けられていない(?)とはいえ、人も多いことで落石発生の可能性が高いことから、ヘルメットを着用しないと怖くて安心して登れないのではないか。
ヘルメットの選び方は、登山用の規格であることを謳っていて、品質の良いと思われるメーカーから購入すれば問題ないだろう。ただ、サイズは自分に合うものをご確認ください。
他に、同じ価格帯で、同じく有名なメーカー、ブラックダイヤモンドのヘルメットはこちらです。上記モンベルのヘルメットより重量はあります。
今回のような富士山での落石による死亡事故はほぼ毎年発生しており、ニュースを確認する度、心苦しく思うのですが、登山において命を脅かすリスクの1つが「落石」であることを忘れないようにして登山を続けていきたいと思った次第である。ではまた!