熱中症について体験談も合わせて語りまくるよ【立ち上がれ!サラリーマン!】
皆さん、こんにちは。社団法人ランナー(龍)です。
2019年5月、北海道では観測史上初の気温を記録するなど、早くも全国的に猛暑になってきております。夏本番ではどうなっちゃうの!?って思いますよね。
救急搬送の統計について
皆さんは、夏季において全国でどれだけの方が熱中症による救急搬送されているのかご存じですか?
消防庁によると、平成30年は調査開始以来、過去最多となる95,137人が救急搬送されたみたいですよ!月別では7月が最も多く、死亡者数133人と報告されました。
年齢別で見ると、高齢者(65歳以上)が全体の48%、成人が37%、その他、となっており、健常に働く世代の我々も多く救急搬送されていることが分かります。
発生場所は住居が最も多いのですが、屋外の路上や仕事場でも発生しておりますので、これからの季節は常に注意が必要ですよね!
熱中症予防のポスターも見られ、随分と認知がされてきたなと思いますが、それでも多くの方が熱中症になっているのが現状です。
クーラー、最高っ!
熱中症で倒れた経験を赤裸々に語るよ
体が暑さに慣れていない初夏は特に注意と言われていますが、
じゃあ暑さに慣れたら違うのか!と言いたい。
その考えに至った理由をこれから語ります。
※あくまで私個人の経験に基づく考えですからね!
私は暑さに弱く、暑さに体を慣らすために、6月~8月、かなり積極的に屋外で最も暑い日中に耐熱トレーニングと称してランニングを行ったが、従来の自分と比べて暑さに強くなったとか、慣れたとか、そういう感覚はまったく、そう・・まったく暑さに慣れなかったよ(泣)
結局、涼しくなるまで相変わらずパフォーマンスは悪かったし、8月の猛暑時に出場したレース「筑波連山天空ロード」では熱中症気味でスピードが出せずリタイアとなるし、その2週間前なんかランニング後に立ち寄った飲食店で倒れるといった、もはやトラウマレベルの熱中症を経験した。
その熱中症の経験をここに一部始終、報告する。
※危険なので真似しないでくださいね!!
2018年8月某日(お盆期間中)
いつも通り、耐熱トレーニングとして、気温の最も上がる時間に練習場所である河川敷に向かうため、家を出る。この日は特に猛暑だった。
容赦なく突き刺さる日差し
スタート地点から25km河口に向けて出発。ランニングを開始した。
25kmの河口付近で折り返しスタート地点まで戻ればちょうど50km。50キロも走れば通常のトレーニングとしても、耐熱トレーニングとしても申し分ない。
ちょっとダウンしても、翌日ゆっくり休めばよい。
・・・と、このくらいの軽い気持ちであった。
今、考えれば、猛暑日を避けるとか、涼しい時間帯にするなど少しの工夫で結末は変わったのだが、「耐熱トレーニング」という言葉が先行し、リスク判断には至らなかったのだ。自分は多少、鍛えているから大丈夫、といった油断であった。
装備はトレイルランのような格好で、ザックの中にはハイドレーション。3リットルの水分に食料、塩分と万が一の保険証とタクシー代(爆笑)を詰め込んでいた。
水分、塩分はなるべくこまめに摂るように心掛けた。すると25キロ到達直後に3リットルの水が空になった💦
「これは死活問題だ」
河川敷にたまにある公衆トイレの横に設置された水道から水を補給し、ついでにがぶ飲みした。
30キロを過ぎたあたりでなんとなく体が重い。・・熱中症気味である自覚症状が出始めた。
「そりゃ、これだけ暑いから仕方ないな」
自動販売機でポカリスエットを追加購入。
冬場ではそもそも50キロのランニングで3リットルも飲むなんて考えられないが、今回はこれでは足りなかったのだろう。
なんとか50キロ走り切った時にはヘトヘトだったし、いつもより2時間くらい遅い6時間半くらいのタイムであった。
「だいぶ日差しのダメージを受けたな・・そうだ!こんな日は塩分の補給も兼ねて帰りに餃子の王将でも行ってラーメン炒飯セットに餃子もつけて食べよう」
という考えに至り、餃子の王将へ
予告通り、ラーメン炒飯セットと餃子を注文。
目の前に運ばれた料理。
最初に口に入れたのは餃子。うまい!・・けど若干味覚がおかしいよ。
次に、ラーメンを口に入れた瞬間・・・・
ぶっっ!!
私はラーメンを吐き出した
目の前が霞んで見え、料理や人がグルグル回り始める。そして料理を口に運ぶことも出来ず、ついにはまっすぐ座っていることも出来なくなる。
あ、これはヤバい奴だ
一旦、トイレに駆け込み、便座に座り・・そして倒れる。
ここからは完全に無意識に体が動いた。
5秒くらい横になってから一回起き上がり、店内の席に戻り伝票を持ってレジへ。
店員は物凄く慌てて、
「あのっ!全く料理に手を付けてません!何か、失礼なことがありましたか!!」
そう言われるのも仕方がない
餃子を1口かじり、麺にいたっては一口目を吐き出している。炒飯にいたっては手をつけていないのだからな。
私は、「粗末にして申し訳ないです。体調が悪く帰ります」 と言い、
勿論全額を支払った(泣)・・・食べたかった
店員さん、本当に申し訳ありませんでした。
店を出ると薬局チェーン店で「経口補水液OS-1」を購入。
ゆっくりと少しづつ飲み、500mmを飲み干した。
・・・それから15分くらいたった頃か、随分からだの調子が良くなり、普通に家に帰宅することが出来た。凄いわOS-1
結局、暑さに慣れるどころかトラウマレベルの経験をしただけで私の2018年の夏は終わったのだった。
暑さに慣れるとか強くなるのかも疑問ですし、むしろ、猛暑時をさけるよう心掛けなければならないのだと教訓になった。
暑さ指数「WBGT」の存在
恥ずかしい経験談を熱く語ってしまいましたが、皆さんは熱中症リスクの指標である、暑さ指数「WBGT」をご存じですか?
W=wet
B=Bulb
G=Globe
T=Temperature
(湿球黒球温度)3つの計測
この指数は熱中症予防のためにアメリカから提案された指標です。
熱中症になるリスクって、単に気温だけじゃないんですよね。
気温1:湿度7:輻射熱:2の割合で計算されます。
確かに湿度って影響大きいですよね!納得。
※輻射熱とは日差しや地面、建物から反射する熱を指します
同じ気温でも、上記の条件によっては危険度が違ってくるんですね。意識しておくと良いかもしれませんね。
まとめ
環境省の熱中症予防サイトでは、今日、明日、明後日の暑さ指数の予測値を確認することが出来ます。お出かけの前にでも検索してみてください。ググってね。
私を救ったOS-1
私としては、味が苦手なのがたまにキズ・・・
OS-1のゼリー
ゼリーの方が私的には美味しく飲めるので、普段はこっちを摂取してます。
塩タブレットは必須!
レース中、水分とエナジージェルの他に塩分としてこれをこまめに摂取しています。
これらは私が登山やトレイルランニングを初めて3年以上、使い続けていますので紹介させていただきます。誰もが知っているとは思いますが(笑)
今年はしっかり対策をとって、皆さんも是非熱中症に気を付けて元気に夏を乗り越えてくださることを願っております。
又、大量の汗をかくスポーツをする前は、予め多めの水分(水、麦茶、スポーツドリンク)などノンカフェインの飲み物を摂ってウォーターローディングで脱水症状対策も心掛けてくださいね。ご安全に!
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