北岳・間ノ岳ラウンド【南ア カモシカ山行】
皆さん、こんばんは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
今回は2018/08/15南アルプスの北岳・間ノ岳に出掛けた時の内容を記事にいたしました。
ここでは、山と高原地図No.42「北岳.甲斐駒」南アルプスを使用しています。
ハードなメニューに仕立てました。
今回のメニューはこちら。
・夜間2:00からのカモシカ山行
・標高3,000mの長距離縦走
・雨天
・最終バスまでのタイムリミット
ぶっちゃけ、どれもやりたくないメニューばかり勢ぞろいだが、南アルプスというこの大きな山の中でこれらをたっぷりと堪能したぞ(笑)
夏に山を登らない理由はない!
トレーニングメニューの解説は下記の通り☝
夜間の長距離縦走はロングレースに出るためには欠かせないトレーニングだ。それに夜に迷わず登るというルートファインディングのトレーニングにもなる。
高山病がひどい私の体質を慣らすために、定期的に高山トレーニングを行う必要がある。
スタート地点までの最終バスの時間までに下山するには走らなければ間に合わない。
実は、トレラン仲間が立ててくれたトレーニングメニューで、今回は2人での登山となる。
北岳・間ノ岳の概要
北岳は標高3,193m、日本では富士山に次ぐ標高第2位の山であり、間ノ岳は標高3,190mで日本での標高は第3位である。南アルプス、赤石山脈に鎮座する。
北岳には少し離れたところに北岳山荘があり、山小屋としては大きくよく整備されていて綺麗だった。それにテント場もあるのでテント泊縦走も可能だ。テント泊装備でここまで来るのは重労働だが、テント装備のツワモノも何名かは見かけた。
農鳥岳~北岳間の稜線が縦走ラインとなっており標高3,000オーバー、雲上の超天空縦走ができる。農鳥岳も標高3,051mと日本での標高第15位、しっかり3,000オーバーであり、南アルプスの山の大きさを物語る。
農鳥岳周辺の稜線
富士山もそうだが、北岳は山頂まで延々と続く岩場の急登で体力を要する。エグいぞ。
今回の登山のまとめ
東京から車で中央道経由、奈良田ダムの駐車場まで行く。登山者向けの駐車場は広く50台以上は余裕で駐車可能だ。17:00頃到着。お盆だが、空いていた。
ここに温泉があり、入浴後、深夜1:30まで車中泊で就寝。
2:00出発、農鳥岳登山口に取りつく。登山道に入ると当然暗闇で怖すぎる。2人でヨカッタ。野生動物が猛ダッシュしてくる!・・シカだった。
4:30、順調に大門沢小屋に到着。赤く染まる富士山に感動する。いつかここに泊まりに来たい!
7:40 遂に稜線に出る。すぐ上の写真がそれだ。天空の縦走が始まるが、徐々に天候が悪くなる。
農鳥岳に到着して西農鳥岳に向かう途中で雨になる。標高3,000クラスになると雨は下から降ってくる。体温、体力が奪われる。しかし、雨の中の荷物の出し入れ、手際のよい休憩など良い経験となる。
11:00 間ノ岳に到着。相変わらず雨が止まない。体力が限界に近付いている気がする。眠気が時々襲う。高山病の症状で肺が苦しく速く進めなくなる。
12:00 北岳山荘に到着。寒さが堪え、ここでカップラーメンをすする。広河原の最終バスの時刻に間に合うかギリギリのラインだが、急ぐより敢えて30分休憩し、後半に温存するという選択をする。
北岳に着いたのは13:10 若干の頭痛があるが、少し標高に慣れてきた気がする。外国人が軽装とビニール傘で登ってくる。富士山ではNGな行為だが、北岳でも止めていただきたい。ここからは下山道。
下山については省略するが、特に迷うようなところは無い。広河原~白根御池~北岳ルートは分かり易かった。広河原に着く間際でようやく雨が止む。
バスの最終時刻は16:30 バス停に着いたのは16:30 ドンピシャ!滑り込みセーフとはまさにこのことか( ゚Д゚)
乗り遅れたら、このまま山に閉じ込められるか、高額のタクシーをチャーターするか、20キロ以上走って自家用車のある奈良田まで走るかを報告することになっていたかと思います。ブログ的にはそっちのほうが面白いかも知れませんが、今回はセーフでした(笑)
さらに詳しくはこちらから写真付きの冒険記録をお読みください。ではまた!