令和8年6月 飛竜山での滑落事故について【山岳事故】
皆さん、こんばんは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
久しぶりに山岳事故の記事となります。
かなり直近の情報になりますが、山梨県警察のホームページをみていたところ、奥秩父エリア、丹波山村の飛竜山で滑落による死亡事故の記録を見かけました。48歳男性とのことです。
お亡くなりになられた方のご冥福をお祈り申し上げます。
雲取山からの奥秩父縦走路や、丹波山村付近は遭難等が発生しやすい場所でありますが、ここ最近は事故はそう多くありませんでした。
私もここの下山道で道迷いを起こし、日没を迎えてしまった経験があります。
雲取山や七つ石山は訪れる人が多い一方、転倒や体力不足による救助要請が県警の山岳遭難記録に時々記載されますが、飛竜山は本当に久しぶりと言った印象。
ここ、飛竜山は、東京、埼玉、山梨の県境をまたぐ、奥秩父山系の隠れ名山となり、訪れる人は少ないです。それなりの熟練者が来る山です。
山梨百名山や、花の百名山といて知られています。標高も2,077mあり高度感もあります。
登山道も、藪に隠れた木の根が転倒を誘ったり、落ちたらタダでは済まない滑りやすい木道が点在したりと、滑落のリスクのある登山道です。
今回の事故は、捜索の時、沢筋で発見されたことから、滑落したと推認されたと見ています。
ニュースの記事も出ていました。
「息子が登山に行き戻ってこない」と通報 登山先の飛龍山には遺体 行方不明の男性か 山梨・丹波山村
山梨県丹波山村の飛龍山で、登山したまま行方がわかっていない神奈川県の40代の男性とみられる遺体が発見されました。
遺体は山頂から約500m北東の崖がある場所で発見され、現場の状況から警察は滑落したとみています。
県警の山岳事故報告によると100m程度滑落したと見られると書かれており、100m滑落の生存は絶望的であるため、登山当日の6/12時点で亡くなられていたと考えます。ちなみに救助隊による発見は6/15。
6/12の丹波山村の天気は午前中は晴れで、午後は天候が下り坂になり一時的に雨が降り、以降天候は悪化し、救助に遅れが生じたとされています。
(悪天候でヘリコプターが入れない)
飛竜山にも近々行こうと思っていた矢先だったので、より注意を怠らないようにしようと身が引き締まる気持ちになりました。
また飛竜山は事故は滅多に置きませんが、一度発生すると立て続ける性質があるので(単なる偶然が濃厚です)
お気を付けください。
令和2年11月、紅葉の時期に、一人の方が滑落した翌日に同じ場所でまた一人が滑落したという連鎖がありました。
11月21日
秩父山系 (飛龍山) 滑落 女 45歳 負傷
登山中、木の根に足を滑らせ滑落し、右足首を負傷したことから、救助要請。(県防災ヘリ「あかふじ」が救助)
11月22日
秩父山系 (飛龍山) 滑落 男 53歳 負傷
縦走中、バランスを崩し滑落し腰等を負傷したことから救助要請。(県防災ヘリ「あかふじ」が救助)
熊も多いエリアになりますので、そちらも注意が必要です。
これは飛竜山に限ったことではないのですが、奥秩父の山は「簡単に登らせてくれない」何かがあります。
紅葉シーズンに向けて、体力調整や情報収集をお願いします。
情報収集には少し、注意が必要で ”グーグル効果” と呼ばれる心理学効果で、苦労せず入手した情報は、あっさり忘れるという性質がどうしてもありますので、多角的に情報を集めるようにして欲しいです。
経験豊富な登山経験者の知り合いからの情報、
地元の方からの情報、
ビジターセンターの情報、
登山ポータルサイトの情報、
他者の直近の山行記録、
また、当ブログも、多くがくだらない記事かもしれませんが、
登山経験10年を超え、これまでに経験した生々しい記録を惜しみなく公開していますので、部分的に参考にしてもらえたらと思います。
自分に合った情報収集先を厳選することで、多少の知識武装はできるでしょう。
ではまた!
