新車買います。この3台の中から選びます。

新車買います。この3台の中から選びます。

2025年12月26日 オフ 投稿者:

皆さん、こんにちは。社団法人ランナー龍(たつ)です。

 

この度、新車を買うことになり、候補の3台を紹介したいと思います。

この3台の中から選ぶのですが、

 

何故この3台を候補に挙げたのか

車の選び方

車に対する考え方

 

について、語っていきます。

 

22年間走ってきたステップワゴン

こちら、現在の愛車であるHONDA STEPWGN(ホンダ ステップワゴン)

2002年式のレトロカーです。

東北や北陸のレースに自家用車で遠征するにもかかわらず、走行距離は20年間で10万kmです。通勤や日常使いで我が家はほとんど車を使いません。

妻も、ほぼペーパードライバーであり、何なら自家用車をやめてレンタカーにした方が家計もプラスになるだろうという始末(笑)

 

日常であまり使わず、旅行も滅多に行かない。子供もすっかり大きくなった。

ということで、ファミリーカーをやめることにしました。

ありがとう。ステップワゴン。

 

ただし、車自体は好きなので、趣味や嗜好 ”自分らしい” コンセプトを持って車を選んでみようとなったわけです。

 

私が車に求めるコンセプト

  • 予算は500万
  • 軽自動車は買わない
  • 実用性は度外視
  • 趣味車
  • 唯一無二
  • 奇抜なフォルム
  • 大衆車の価格帯
  • 乗車人数は2名を想定
  • ワクワクするか?
  • スポーツ要素あり
  • 15年は乗る覚悟
  • セカンドカーは持たない

これが私のコンセプトです。この条件で車を探すと自ずと限定されると思います。

予算500万は多いと思われるかもしれないが、500万円で車体価格、各種税金や手数料、初期購入する備品やメーカーオプション、カスタムなど含めた乗り出し価格が500万円以内で収まることを指します。

実用性の度外視とは、人も乗れない、荷物も載らない、燃費も良くない、メンテナンスも大変などを指します。本来車は移動手段の足として不可欠であり、便利なものであるが、むしろ不便を求めるという考え方(不便を求めてキャンプをする考え方に似ている)でもある。

唯一無二とは、他に同じ車が無い、似たり寄ったりではない特徴を持つ車を指し、奇抜なフォルムは、いい意味で個性的なルックスであることを表しており、通りすがりの人が思わず2度見してしまうほど、視覚的興味をそそる車を指します。

大衆車という言葉はこれまで述べてきたコンセプトと逆行するが、普通の家庭が購入できる現実的な価格帯の大衆車を選びたいと考えています。予算が無制限ならいくらでも唯一無二な車が買えるかも知れないが、800万も1000万も出せないし、高級車という路線を私は求めていません。

 

少し勇気は要りますが、乗車人数は2名と多少の荷物という想定で車を選ぼうと思いました。自分と妻、自分と息子、自分一人とソロ登山やソロキャンプの道具が詰めれば構わないと考えています。

スポーツ要素は、車を所有する、運転する満足感とワクワク感のために必要な要素です。アウトドア要素も大歓迎ですが、流行りのSUV車型は少し違うかなという感覚。

私は車は家と同じように愛着を持って所有するべきであると考えており、新車または新古車を壊れるまで大切に乗ることを信条としています。既にステップワゴンを22年乗っていることもあり、特に最近の国産車であるならば、適切なメンテンナンスさえ怠らない限り、20年走行、20万キロ走行は普通に可能です。3年乗ったら売って、その資金で次の車を買うという方法は私は考えていません。

また、セカンドカーならともかく、ファーストカーとして実用性の低い車に乗るのは確かに勇気が要ります。それに家族の反対があったり説得が必要になる可能性が高いでしょう。

しかしながら、ズバリ、ファーストカーとして乗ることで本物の愛着が生まれるという面もあります。

この妙なこだわりとコンセプトに合う車は希少です。もう想像できている読者さんが多い気がしています。

 

まとめると、スマホ全盛期の現代に、敢えてガラケーを使うようなイメージです(笑)

 

 

私の選んだ3台はコレだ!

SUZUKI JIMNY SIERRA(スズキ ジムニーシエラ)

 

MAZDA ROADSTER(マツダ ロードスター)

 

MINI Cooper Convertible(ミニ クーパーコンバーチブル)

いかがでしょうか。どれも超絶カッコいいです。

 

一見、何の関連性もない3台をチョイスしているように思えますが、冒頭で述べたコンセプトに合致しており、奇抜な大衆カーとしての顔があります。

いずれも世界で売れている大衆カーなのですが、実用性という点において、これらの車を選ぶ人は少ない。乗る人を選ぶ車であることは間違いない。

また共通点として、3ドアであり、運転席、助手席、トランクルールにしかドアが無いというのは、後部座席に人を乗せるという概念が無い(笑)※ロードスターは不可能

もう1つの共通点は、ほぼ軽自動車規格ギリギリの極小サイズで軽量のスポーツカーであるということ。詳しくは後述します。

 

ジムニーシエラ

ジムニーシエラは勘違いされがちだが、軽自動車ではなく普通車である。ゆえに世界で走っているのだ。この価格帯でこのレベルのオフロード性能を有している車は他には無いと考えられており、そこが唯一無二と称される所以だ。

 

ロードスター

ロードスターは、ジムニーシエラやミニコンバーチブルのように、どうにかすれば4人は乗れるということは全くなく、確実に2人しか乗れないのが潔い(笑)

しかし、そのフォルムや走行性能は世界で評価され、最も売れている2シーターオープンカーとしてギネス記録を持っているほどだ。

 

ミニコンバーチブル

ミニコンバーチブルは、オープンカーでありながら4人乗れる点で実用性が高い。この3台の中では最もパワーが強く、唯一国産車ではなく、外車(BMW)になる。この独特の見た目と世界感と非日常感はMINIならではの個性ではないか。

 

まとめると、前項で述べた私のコンセプトに合っている3台だと断言できる。

乗る人を選ぶこの3台を新車で買って15年も乗るなんて、相当の勇気が必要ですよ。

好き嫌いも思いっきり分かれそうな3台だ。

 

3台の共通点や僅かな違いなどを詳細に比較

デザイン

ジムニーシエラ  ・・・ジープ型、スクエア形ボディの3ドア

ロードスター   ・・・クーペ型、流線形ボディの3ドア

ミニコンバーチブル ・・・クーペ型、楕円形ボディの3ドア

デザインの特徴は差があり、好みも分かれそうです。どれも非の打ちどころがありませんが、個人的に最もデザインが優れているのはロードスターだと思う。いずれも信号で止まっていると通行人に2度見される車として認知されている。

 

走行を得意とするフィールド

ジムニーシエラ  ・・・クロスカントリー、オフロード

ロードスター   ・・・オンロード(郊外)、ワインディングロード(峠道)

ミニコンバーチブル ・・・オンロード(市街地)(郊外)

走行には特化した3台で、いずれも車体の小ささや軽さで身軽なハンドリングは超逸品級だが、ジムニーシエラはカーブや段差などではオフロード車特有の揺れがあり苦手な人は居るだろう。それでも尚、場所を選ばず、未舗装路を走破できるジムニーシエラは危機の脱出能力も含めて最も優秀である。

ロングローズのロードスターは見通しの悪い交差点や出会い頭のある路地などでは前方が見えず怖いという話もありますし、車高が低く夜間の対向車のヘッドライトが直撃するなどの部分では運転しずらいと言えるでしょう。ミニコンバーチブルは逆に後方の確認がしにくいという点と、3台全車にも共通するのだけれど、ホイールベースが短いので、高速での安定性があまり良くなく、ミニコンバーチブルの圧倒的パワーを発揮する場面(必要性)は少なそうです。

勿論、「ゆったり」走るのには最高の3台です。

 

 

キャッチフレーズ

ジムニーシエラ  ・・・プロの道具、唯一無二

ロードスター   ・・・ライトウェイトスポーツ、人馬一体

ミニコンバーチブル ・・・ゴーカートフィーリング、爽やかにそよぐ風の中へ

どれも素晴らしすぎるキャッチフレーズで、もう車はこの3台しか乗りたくないと思ってしまうほど秀逸である。この中では風の中でゴーカートを操るミニコンバーチブルのキャッチフレーズが一番心に響いた。圧倒的パワーを誇るMINIをオープン状態にして爆速で駆け抜けたらどんなに気持ちが良いだろうか。

 

ボディの特徴

 

ジムニーシエラ  ・・・ラダーフレーム&リジットアスクル式サスペンション

ロードスター   ・・・オープンカー、幌車

ミニコンバーチブル ・・・オープンカー、幌車

ボディの特徴は最大の長所にもなり短所にもなる。ジムニーシエラはオフロードを走破するためのフレーム構造になっているが、それゆえの揺れや乗りごごちの悪さが許容できるかがポイントになってくる。ところかわって、ロードスターとミニコンバーチブルはオープンカーで幌車(布製カバー)なので、極端な話、鋭利なナイフで切り裂くことも出来るし、耐久性も、スチールやアルミで覆われている一般的な車よりは圧倒的に弱い。幌(ほろ)は消耗品で10年程度で30万程度の費用をかけて交換するメンテナンスも生じる為、ここが許容できるかがポイントである。ミニコンバーチブルの幌は自動開閉が出来て(ロードスターは手動)ユニオンジャックのデザインがカッコいい。

一長一短という特徴があるのも最高の車と言えよう。

 

 

定員

ジムニーシエラ  ・・・2名が前提(最大4人乗車が可能)

ロードスター   ・・・2名

ミニコンバーチブル ・・・2名が前提(最大4人乗車が可能)

いずれも2名用の車と捉えた方が良いと所有者は口を揃えます。それもそのはず、ジムニーシエラとミニコンバーチブルは後部座席に2名が座れるシートがあるものの、天井や足元が狭く、リクライニングはほぼ倒せず、我慢しながらになるので、1時間程度の移動なら可能だが長距離は苦行になるかも知れない。

ミニコンバーチブルはオープンカーなのに4名乗れるという部分でロマンに溢れます。しかも屋根が無い状態で後部座席に乗れるので、乗降はラクでしょう。それでも4人乗りの快適性を強いて言えば、リクライニングと足元のゆとりが一番取れそうなジムニーシエラに軍配が上がりそうです。

 

エンジン性能

ジムニーシエラ  ・・・1.5リッター、74馬力130ニュートン、水冷直列4気筒

ロードスター   ・・・1.5リッター、100馬力152ニュートン、水冷直列4気筒

ミニコンバーチブル ・・・2リッター、120馬力250ニュートン、水冷直列4気筒

松竹梅で、パワーも段階的に差がありました。2リッターエンジンのミニコンバーチブルがもっともパワフルです。だがその分税金や保険料は高くなりそう。さらに日本の道路を法定速度以下で快適なパワーを発揮しながら気持ちよく走る上で、15リッター、FR(後輪駆動)のジムニーシエラとロードスターの方が走りは楽しい気がする。ここでのベストオブエンジンはロードスターにしておきたい。

 

駆動式

ジムニーシエラ  ・・・5速MT(マニュアル)、4WD(パートタイム)、FR(後輪駆動)

ロードスター   ・・・6速MT(マニュアル)、2WD、FR(後輪駆動)

ミニコンバーチブル ・・・7速DTC(マニュアル式変速のオートマ車)、2WD、FF(前輪駆動)

こちらもエンジンと同じで松竹梅という感じではある。が、5MTと少し物足りないギア変速のジムニーシエラもパートタイム4WDは瓦礫や雪道も制覇できる魅力がある。何よりマニュアル操作が出来て、1.5FRのジムニーシエラとロードスターがここでも魅力として光る。4WDのジムニーシエラがここでは最適解か。

また、2.0FFでゴーカートフィーリングのミニコンバーチブルもまた違った独特の良さがあるのだろう。

 

サイズ

ジムニーシエラ  ・・・全長3550 全幅1645 車高1730

ロードスター   ・・・全長3915 全幅1735 車高1235

ミニコンバーチブル ・・・全長3880 全幅1745 車高1435

絶妙に近いサイズで、コンパクト。狭いという感覚は否めないだろうが、最もバランスが良いのはミニコンバーチブル。

 

重量

ジムニーシエラ  ・・・1100kg(JCグレード、MT車)

ロードスター   ・・・1030kg(SレザーVセレ、MT車)

ミニコンバーチブル ・・・1400kg(Cグレード)

かなりの軽量で、1.5リッターでもスポーツカー並みの走りを体験できるのも頷ける。軽い分、キビキビとしたハンドリングが楽しめるだろう。ミニコンバーチブルは一般乗用車に近い重さになってしまっている。ロードスターの軽さは秀逸だ。

 

最小回転半径

ジムニーシエラ  ・・・4.9m

ロードスター   ・・・4.7m

ミニコンバーチブル ・・・5.2m

どれも小回りが利いて素晴らしいと言える。狭い林道でのUターンや切り返しもこのサイズならバッチリだろう。狭い場所にも躊躇なく進むことが出来る。車体の全長が最も長いのにかかわらず、最も小回りが利くロードスターは素晴らしいと言える。

 

燃費

ジムニーシエラ  ・・・15.4km/L  レギュラーガソリン

ロードスター   ・・・16.8km/L  ハイオクガソリン

ミニコンバーチブル ・・・14.6km/L  ハイオクガソリン

悪くは無いが、やや悪い、というのがこの3台に共通するイメージだ。3台ともにトルクを強めにかけてスポーツ走行をする機会を考えるとカタログ値よりも悪くなるだろうし、ロードスターとミニコンバーチブルはハイオクガソリンというのも気になる。とはいえ、レギュラーとハイオクの価格差を加味しても、オフロード走行を踏まえたジムニーシエラよりロードスターの方が燃費で有利になりそう。ロードスターは走り方次第で結構燃費がいい車とさえ思えてしまうかもしれない。ミニコンバーチブルは覚悟したほうが良さそうだ(笑)

 

 

荷室容量

ジムニーシエラ  ・・・352L

ロードスター   ・・・127L

ミニコンバーチブル ・・・215L

写真のように、ジムニーシエラの荷室は他2台と比べて広く、横開きのドアは荷物を積み込みし易い。さらに352Lもあれば、キャンプ道具は勿論、車中泊も可能となる。しかも天井の上にルーフキャリアを設置すればさらなる積載量UPも望めるぞ。ジムニーシエラは狭さを最大限収納として活用することが出来る秀逸な車と言える。ミニコンバーチブルは後部座席も手荷物置き場として使いながら、一定のトランクルームがあるので、一般乗用車に近い感覚で宿泊を伴う旅行なども気兼ねなく楽しめるだろう。ロードスターはそもそも2名乗ると車内に手荷物すら置けず、全てトランクルームに仕舞う必要が出てくる。もはや荷物は持ち歩かない覚悟が必要だ。

 

価格

ジムニーシエラ  ・・・238万5900円(JCグレード MT車)

ロードスター   ・・・355万3000円(SレザーVセレ MT車)

ミニコンバーチブル ・・・467万円(Cグレード)

これまた松竹梅という感じで差が生じている。写真はロードスターで、355万という大衆車の価格帯でありながら、高級車と見間違えてしまうのような美しいフォルムは、価格と比較した時に見た目という点でコスパが優秀と言える。

勿論、造りも見た目も圧倒的に高額なミニコンバーチブルが最も高級感があるのは確かだが、値上げ傾向にあるものの、200万円台で買えて、この3台の中では最も実用面では現実的な使い方が出来ることを考えると、ジムニーシエラが最もコスパが良いと言える。

維持費、メンテナンスを考えると、車体価格抜きでミニコンバーチブルが最も費用が嵩むだろうから金銭面での覚悟は必要だ。

 

 

結局どの車を買うのか?

ワクワク感

正直、どの車もワクワク感がたまらない。ミニコンバーチブルは写真のようなイギリス国旗を思わせるユニオンジャックのデザインがカッコいいし、独特の世界感がある。ジムニーシエラの冒険感も半端なないし、ロードスターの美しさも惚れ惚れする。また、オープンカーは爽快感は素晴らしく、車好きからは車体の半分をオープンにしているオープンカーを体験しない人生は、人生の半分を損していると言われているほどだ。

 

妻の意見

基本的にジムニーシエラもロードスターもマニュアル車という点で猛反対を受けている(妻はMT免許は持っているが、ほぼペーパードライバー)この3台の中では唯一オートマ車のミニコンバーチブルのみがOKだということ。(ついでにデザインも好み)しかし、デザイン的にはジムニーシエラもロードスターも他の一般車両よりカッコいいよねということで、気持ちは分かると言う事で、渋々了承をもらったということで一応、理解無理やり説得(?)は得た。やはり日頃の行いは重要だ(苦笑)

 

 

スポーツ車であること

ジムニーシエラもロードスターもミニコンバーチブルも実はラリーカーであるという異名を持つ。走るフィールドは違えど、レースカーという側面が、スポーツカーを操っている喜びを教えてくれる。

 

 

新しい世界が見えるのではないか

3台ともに、見た目が美しくスタイリッシュである。

実用性は無視して、趣味性やロマンを求めて車を所有することで人生観の1つが変わるのではないか?そう思っており、実際どうなるのか試してみたい。

無駄な荷物は持たない、車に乗ることが嬉しい、非日常感が溢れている。

この体験は、日常のちょっとした所作にも変化が出てくるのではないか。

総じて実用性という点では不利な3台だが、不自由なほど、思い入れや、思い出が色濃く残るものだと、これまでの経験から確信しております。

 

この3台は ”納期” において大きな差があります。ミニコンバーチブルは2カ月~6カ月、ロードスターは1カ月~4カ月、ジムニーシエラは6カ月~18カ月と、ジムニーシエラは製造台数に制御がかかっており、納期のバラつきは顕著だ。

実は既に2025年の6月にジムニーシエラを予約しており、ステップワゴンの次回の車検切れまで待つという条件で予約をしています。予約後10カ月待って納車がされないようであれば、ロードスター、ミニコンバーチブルに路線変更する判断をします。

優先順からすると、1位ジムニーシエラ、2位ロードスター、3位ミニコンバーチブルになりますが、最終的に何を買うかは分かりません。

いずれ紹介するときが来ると思いますのでお楽しみに。ではまた

紹介した3台の画像はいずれも公式HPからの出典です。

ジムニーシエラ

ロードスター

ミニクーパーコンバーチブル