「素人はSNSをやるな」発言について

TOP画像はスポニチアネックスの記事より

「素人はSNSをやるな」発言で、チョコレートプラネットが炎上した問題で、今現在チャンネル登録数の減少や、再生回数の半減など、影響が尾を引いているようです。

 

炎上の経緯

この炎上は、2025年9月10日、チョコレートプラネットが自身のYoutubeサブチャンネルにて、「素人はSNSをやるな」という趣旨の発言を受け物議を醸しました。

もともと、お笑いコンビ ”アインシュタイン” の稲田氏のSNSが乗っ取りに合って被害を受けたことに対する憤りとして、「SNSでの誹謗中傷は良くない」という思いから松尾氏が発した言葉だったという。

「SNSでの誹謗中傷は良くない」「素人はNSNをやるな」

同じ趣旨であっても全く受け取り手の印象は異なるでしょう。

 

私としては全く興味が無いし、何も思わないのですが、

”SNSを絶つ” ことは暮らしの１つのテーマとしてこのブログでも扱っているので、この炎上騒動の個人的意見として記事にいたします。

心してお読みください。

 

 

発言の意図

アインシュタインの稲田氏への誹謗中傷について思ったこととして発言したとしているが、松尾氏はこれを機にSNSに対しての感情を露わにしたように見える。

「SNSが進化しすぎた。ブログの時代に戻ろうよ。SNSを免許制にすればいい」

「芸能人とかアスリートとか、そういう人以外はSNSをやるな。素人が。素人が何を発信しているんだとずっと思っていた」

 

芸能人とアスリートという括りがよく分かりませんが、要は著名人以外はSNSをやるなよ。ということでしょうか。

 

発言の意図として想定されること　その１「素人を見下している」

シンプルに「素人はSNSをやるな」と言われれば、一般人からしたら、

「何を上から目線で言っているんだ。何様のつもりなんだろう」とか

「チョコレートプラネットはファンだったけど今回の発言はガッカリ。もう見ねーよ」

など、炎上は確定である。

確かに、一般人を見下す芸能人はゼロではないだろうが、口に出さないだろう。それを口にだしたのであれば喧嘩を売っていると捉えられても仕方がない。

特に真面目に動画投稿をしている大半の一般人からすれば、逆に見下される結果となっただろう。

 

一方で、低レベルなSNS投稿を行う一般人が居るのも事実。

コンビニのおでんに指を入れたり、飲食店の醤油さしをペロペロ舐めて喜んでいる動画がアップロードされた事例が実際にあり、個人情報開示請求や訴訟問題にまで発展している。

そういった層に、SNSをやるな。ということであれば納得も出来る。

 

私個人は、チョコレートプラネットが一般人を見下していないことを信じたいですが、「素人」というワードはほとんどの人が該当してしまうため、言葉選びは良くないかなと感じた。

しかし、騒動に関してはどちらかというとマスコミ関係が、動画内の言葉尻を切り抜いて報道しているので、あえて炎上する方向に誘導しているように思えて仕方がない。（少なくとも私はそう感じた）

 

 

発言の意図として想定されること　その２「警鐘」

さて、もう一つ「素人はSNSをやるな」の言葉の意図として想定できることがあります。

それは、消すことの出来ないインターネット上で映像投稿や発言をすることは、エンターテインメントのプロの領域であり、下手に手を出すことのリスクを、

”素人はSNSをやるな”

と、警告する意味を込めていると捉えることも出来る。

それを自らが炎上を招いてまで、身を挺して発信した可能性もあり、

だとすれば、結構深い話である。

 

世間の反応

このニュースに対する世間の反応は、意外にも冷静なものが多かった。

「SNSという明確なプロが定義できない世界で、自分はプロ、一般人は素人という括りにしたことは悪かった」

「素人はSNSをやるなはパワーワード過ぎた」

「チョコプラを支えたのは他ならぬ素人なのでは・・？」

「マイナス発言ではあるが、テレビの仕事が無くなるほどの酷い発言ではない」

「言葉に気を付けるに越したことはない」

感情的な言葉は少なく、冷静なコメントに笑いました（笑）

 

とりわけ、「素人はSNSをやるな」発言がどう響くかは、日頃どれだけSNSと関わっているかによって、つまるところ人によって大きく感じ方は変わりそうだ。

Youtube動画投稿をしている人からすれば、穏やかではいられないかも知れない。

 

でも考えてみましょう。

AIによる要約では、Youtubeは国民の7割が視聴している今やテレビ以上の映像プラットフォームではあるものの、実際にYoutuberとして動画投稿者として配信している層は、たったの国民の3~4%程度だ。

しかも、その３～４％の動画配信者のうち、収益化が出来ているのがその1割で、さらにそれを生業に出来ているのはそのうちの一部（もはや素人ではない）だということを考えると、

SNS（Youtube）をやるなと言われても、国民の３～４％以外は動画投稿なんてしていないのだからほぼ全員に関係ない話ではある。怒りようがない。

とはいえ、SNS全体で考えれば、TikTok、Instagram、LINE、Facebook、X、ニコニコ動画等のプラットフォームがあるから、流行によって何かしらはやっている人は多いだろう。

また、投稿者と言う層ではなく視聴者側からしても、見下されていると感じ、動画配信と、コント？ともとれる丸坊主にする謝罪動画も火に油を注いでしまったのだろう。

 

 

私の感想

私のとっては、どうでも良く、気にならないニュースではありましたが、相変わらず強めの言葉は世間の注目を集めるものなんだなと改めて実感しました。

私は素人のYoutube投稿者ですが、 ”やるな” と言われても ”やれ” と言われても、人の意見にいちいち左右されません。

やりたいと思えばやればいいし、辞めたいと思えば辞めればいいだけ。

 

逆に、どちらかというと、もともとはYoutubeを始めとするSNSの投稿プラットフォームは、一般人が個人的に楽しんだり交流したりするために存在するささやかな場所であったはずが、テレビ離れが深刻になって来てからは、芸能人の方々が急にYoutubeをし始めたので、「なんだかな・・苦笑」と口には出さないが、複雑な心境になっている一般人の方が多いような気がしています。

だからこそ、「素人はやるな」「芸能人はやるな」のような、

売り言葉に買い言葉が相応しい状況が生まれてしまったのだと思います。

 

Youtubeは一般人が、ホームビデオのように運動会や子供が歩けるようになる姿、飼っている犬が成長する様子など、個人が思い出として楽しむ内容などが多く、誰を傷つけるわけでもなく平和な世界だと思っています。

一見、人様のホームビデオなんて親族以外誰も興味がない、と思いきや、それが結構癒しになったり応援したくなったりと、意外な需要を生んだのがYoutube。

「ヤラセ」や「不祥事」に嫌気をさした人々がテレビを見るのをやめYoutubeの視聴者となっていきました。アップロードする内容や顔を出したりすることについては一定の注意とリテラシーが必要ですが、

「都心の駅構内の迷わない歩き方」から、「車のタイヤ交換」まで、急ぎの時に手っ取り早く誰かが動画で解説してくれるYoutubeは非常に人々の役に立っています。

私の投稿した動画で、米麹を発酵させて甘酒を作る動画なんて、手際も画質も全てがアマチュアレベルですが、「役に立ちました」と喜んでいただきました。

派手な演出や合成は求めていません。知りたいことが知りたい。

むしろチープな演出がどこか懐かしく親近感が持てる。

そんなド素人ならではの魅力、世界。それがYoutubeなのではないでしょうか。

 

私はブログ、Youtubeをスタートして7年になりますが、収益等を得ている方を除いて、長く続けられる人はほとんど居ません。

みんな途中でやめます。ブログもYoutubeも9割は辞めると考えられていますが、その通りで、私が発信をスタートした2018年から今も尚続けている人はもうほとんど居ません。

炎上するなど手段を選ばず儲けようとか、資金目当てで発信する人はほぼ続かないです。

私は僅かでも構わないので、誰かの役に立てられればという思いで発信していますが、ほぼ独り言や趣味の領域で細々とやっているからこそ続いています。

特にブログは儲からないと分かった瞬間辞める人が大多数で、それはもうあからさまです。

 

収益の無いブログやYoutubeはボランティア活動のようなものです。たった一人にでも役に立ったり、届いているのであればそれは尊い事だと思います。（私は無収入ではなく広告収入でサーバー代を賄っています）

１つの記事、動画を投稿する労力はかなりの作業です。

これが続けられる地道な方は、「素人はやるな」発言を受けても気にしていないでしょう。

 

私はブログではメッセージを受け付けないように制御をかけていますが、Youtubeはオープンにしているので、普通に誹謗中傷的なメッセージは来ます。

オマエ呼ばわりをしたり、ストレートに誹謗中傷が来ますが、AIか何かの機能で、勝手に非表示にしてくれたりするので、ダメージは少ないです。

私はまだ構わないですが、それを見た視聴者が嫌な思いをしていたら嫌だな。という気持ちはあります。

どうしても誹謗中傷は避けられないと思うので（どうして人を傷つけるのか不思議でしょうがないが）投稿には一定の覚悟は必要である。

リスクという点で「やるな」というのは理解が出来ます。

「SNSが進化しすぎた。ブログの時代に戻ろうよ。SNSを免許制にすればいい」

についても、免許制の部分に関しては条件次第とは思うが、私は賛成である。

 

言い方、表現の仕方を工夫すれば、チョコプラも好感度に繋げることが出来たかもしれない。

何なら私は「スマホを捨てよう」といいながら、デジタルデトックスを推奨している立場になるので、内容次第では、「SNSやるな」には賛成することもある。

インスタントなSNSとは違って当ブログは、3,000～10,000文字くらいの長文で情報をアウトプットする行為であり、それを毎週投稿、かつ年100回投稿することを継続させることは非常に困難を極めます。またアウトプット自体が勉強と等しい効果になるので人のためでもあり、何より自分の自己研鑽に繋がるからこそ意義があります。文章を中心に展開するブログの時代に戻ると言う事は時代とは逆行しますが、平和になりそうな気はします。

 

今回のチョコプラの「素人はSNSをやるな」発言、

割と過激な発言となりがちなYahooニュースコメントでも意外と冷静なコメントが多かったので、言い換えれば、世間の人たちは嫌なニュースやSNSからは既に距離をとっていて、必要なデジタルデトックスは浸透し始めているのかもしれない・・と、今回のニュースを考察したことで、新しい発見となった。

ではまた！