
かかりつけ医は必要か?(本音はさておき)
近年、かかりつけ医の重要性がクローズアップされています。
かかりつけ医がいるということは、同じ医師に診察を受けることになるので、
体の状況を覚えていてくれたり、コミュニケーションも取りやすいだろう。
医師からしても、知っている患者の診察は対処しやすい筈だ。
一方で大きな病院などに行くと、診察するたびに違う医師が担当するので、
対応もまちまちであり、納得できる治療を受けられないパターンも生じる。
(受診歴を記載したカルテがあったとしても)
だからこそ、「かかりつけ医」の存在は侮れない。
2025年4月から「かかりつけ医機能報告制度」というものが施行されたのをご存じだろうか。
通称で ”かかりつけ医制度” とも言われるが、これは患者にかかりつけ医が割り当てられるよな制度を想像するが、違う。
この制度は患者ではなく、医療機関側が日々対応した医療実績を都道府県に報告し、特定の医療施設への重複(オーバーユース)や医療需要を国が把握し、適切化図る制度である。
つまり、これからデータをしっかり取っていきまっせ。ということ。
これからの時代、ただでさえ人員不足で医療提供が困難になる可能性がある中で、本格的な高齢化社会による病院通いの人口が増えることが100%見込まれる以上、しっかりデータを取って活用しなければ、特定の病院だけが常にパンクしてしまいかねない。
この制度を生かすことで、患者のニーズに合った疾病の専門分野である医療機関を選択できるようになることが期待できる。
特に個人医院なんか自宅兼診療所だったりするので、口コミでもない限り知る由もなく「こんなところにあったのか!」なんてことはザラだ。
皮肉を言って申し訳ないが、病院もレストランと同じサービス業に似ていて、人気不人気で混んでいる混んでいないが実はあったりするので、医療提供の平準化ができるものなのか怪しいものである。
一応、メリットも考えてみる。
かかりつけ医がいることで、個人が受けれるメリットとしては、
医師のアドバイスで自分で出来る事が増えること。つまり、わざわざ病院に行かなくても良い判断基準や処置方法を教えてくれたりするのはかかりつけ医ならではと言えるでしょう。これはプラスだと思う。
後は、大多数の人が望んでいることと思いますが、紹介状を書いてもらって大きな専門病院に連携してもらえることですね。
私も整形外科医にヘルニアで入院したいなら、この紹介状を直接某大学病院に持っていってと渡されたことがあります(その後入院)
紹介状があることで、紹介先の病院で発生する初診料がかからなかったり、高額な選定医療費を請求されずに済む場合があるぞ。
忘れないでほしいが、病院には行かないに越したことはない。病院に行く前提というのはいただけない。
特に生活習慣病なんて、日頃の食事の管理がほとんどで、プラスα、睡眠と運動がほどほど適切であれば、病院とは無縁になるはず。
みんな病院に通い詰めて医療費が膨大化しているおかげで、そのしわ寄せとして働く現役世代が負担する社会保険料がどんどん上がっていることを考えると、腑に落ちない。
医療費3割負担(或いは1割負担)だし、受けるだけ、受けとくべ!という考えヤメテ。
というか、病院にかからなくても良いように、健康で規則正しい生活をしてくれ!!
・・・つい、本音が少し出てしまいました。このようなことを申し上げましたが、「あれ?おかしいな」と感じたら早期発見、早期治療が大事であることは書き加えておきます。
私個人の結論としては、今はかかりつけ医いらない。です。
高齢者になれば、嫌でも体弱くなるんで、考えざるを得ないかも知れませんが、その時その時担当する医師に委ねる形で良いかなと思っているところです。
仕事の関係で知り合った医師や身近な医師が居ますが、タダで自分の体の相談をしたり処置をお願いする行為は失礼だと思うので、しません。
それがプロに対する礼儀かと思います。
皆さんはかかりつけ医はいますか?ではまた!