
「ヤクルト1000」がブームになった理由・・・
皆さん、こんばんは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
みなさんは、「ヤクルト1000」を飲んだことはありますか?
私はたま~に飲みます。
一時的に爆発的ヒットとなったヤクルト1000。買い占められて売り場にない時期がありました。
ヤクルト1000争奪戦みたいのがニュースで流れていたの、懐かしいですね。
2022年と言う時期から考えてその背景はお察しできます。
普通のヤクルトで良いのでは?と私は思うタイプです(笑)
結論からお話しますと、 ”ヤクルト1000” が売れた理由は、
腸内細菌学会などが用語として提唱した『脳腸相関』という健康用語が出始め、腸内環境や免疫向上への関心が高まったことと、新型のあの感染症が大流行して、免疫を高める必要性に迫られたことから、
その時代の流れに ”ヤクルト1000” がぴったり当てはまり・・・
ヤクルト1000は大ヒットし、市場では売り切れ続出という事態に。
全国の奥様方は、ヤクルト1000を探すために、スーパーを駆け回ったとか、駆け回らなかったとか(笑)
さて、『脳腸相関』という言葉が出ましたが、詳しくご存じですか?
腸の健康、つまり腸内環境は脳と密接な関係があるということが、近年の研究で科学的に説明できるようになってきているようです。
脳と腸がお互いに影響し合っていることが示唆できる分かりやすい例を挙げると、
人はプレッシャーや緊張など脳に過度なストレスがかかると、突然腹痛を起こすなど昔から言われていますよね。
きゅ、急に腹が・・・
舞台の本番が近づいたり、運動会で自分の走る番が近づいたり、子供の頃は特にいわゆる ”見せ場” で腹が痛くなります(笑)
勿論、そうならない人もいて、そういう人は「本番に強いやつ」なんて言われてませんでしたか?
(そこを逆手にとって都合が悪い時に急に腹が痛くなったと言えば逃げれるという裏技も!?w)
体が反応を示す原理原則が、まさに脳腸相関を表しています。
腸活とか腸内フローラだとか、様々な健康用語も相まって、腸内環境を整える乳酸菌を武器に販売されるヤクルト1000は(他のヤクルト含む)見事に世の中の関心に入り込んだのだ。
脳腸相関については、マウスを使った研究で、腸内細菌のバランスが整うと、社交性の改善や認知機能の改善、不安の改善などが認められた論文も発表されているようです。
ここで分かることは、メンタルすなわちストレス緩和にも効果が期待できるという事。
乳酸菌飲料に、ストレス緩和や深い睡眠への効果を謳ったものがあるのにも納得。
また、腸内環境が整うと、
・便秘や硬便の改善
・免疫の上昇
・美肌
・ダイエット
・疲れの改善
などの効果が実感できるというアンケート結果もあり、私自身も便秘やダイエット、免疫向上に関しては実感していますので、日常的に気を遣いたいですね。
美肌にも良いという事で老若男女幅広い関心を集めた腸内環境だが、
何もそれはヤクルトだけが成し遂げられるものではないですよね・・・
私はヤクルト1000に我先に群がるのはどうかと思いました。
腸内環境に良い食事と言えば、キノコ類、ヨーグルト、食物繊維を豊富に含む野菜や果物、あとは納豆とか。
バランスの良い食事が基本ではないだろうか。
特に私は野菜を中心に摂ることで、通便も快調で健やかな感覚になれます。
ヤクルトは甘い飲料なので、糖分やカロリーもあるでしょうから、
ヤクルト一本勝負ってのは、勿体ないかなとも思いました。
案の定、ブームは去って、平常運転になっていますよ(普通に売られている)
今回のヤクルト騒動も、単に人間の単純さが露呈しただけの寸劇でした。
次はどのような健康ブームが来るか。
されど、腸は脳とも密接な関係があり、その健康は決してないがしろにしてはいけませんね。ではまた!