
LA SPORTIVA AKASHA II(ラ スポルティバ アカシャ2)レビュー
皆さん、こんばんは。社団法人ランナー龍(たつ)です。
ここ近年、LA SPORTIVA(ラ スポルティバ)のシューズを買うようになり、
以前購入した、HELIOS Ⅲ(ヘルオス3)に引き続き、
定番かつロングセラーのAKASHA II(アカシャ2)を購入したので
今回はスポルティバ、アカシャのレビューをしていきたいと思います。
アカシャと聞いて、
「はは~ん、さては、厚底派だな」
と、思ったでしょう?
いやいや、私は厚底派ではなく、むしろ薄底派です(笑)
出典:ラ・スポルティバ公式HP
ぱっと見、いや、ほんのぱっと見では、厚底に見えず、シャープな見た目にスポルティバらしいがっしりとした作りで単純にカッコいいと思い買ったようなものです。
まあよくよく見ると厚底なのは分かるのですが、改めて履いてみたところ、想像以上のクッション性に驚いたものです。
ということで、スポルティバ アカシャの特徴と、実際に履いてみてのレビューを簡単に述べていきます。
チェックしていきましょう!
LA SPORTIVA AKASHA IIの特徴
ロングレースモデルの定番
望月将悟選手
引用:スポルティバ公式HP
”アカシャ” はスポルティバのシリーズ中で最も厚底なミッドソールのシューズです。
クッション性が高く、トレイルランニングのロングレースでその実力を発揮します。
そして、2025年現在購入できるアカシャは「アカシャ2」という名の通り、2世代目モデルとなります。
具体的には前世代より、ヒールの部分の柔軟性と強度をアップデートさせることによる疲労軽減と、つま先部分の強度のアップデートによるダメージ軽減と、メッシュの密度の強化による細かい異物の侵入やひっかかりを防ぐような改善がされています。
トレイルランナーのレジェンド、望月将悟選手も愛用していることで有名。
アカシャの4つのテクノロジー
・インパクトブレーキシステム・・・ソールの接地部分を斜めにすることで衝撃吸収性とトラクション力、ブレーキ性能をUP。体力の温存と多くの路面を捉える点で有利。
・フリクション(レッド)・・・完璧な配合(トゥとヒール部分に硬め、センターに軟らかめコンパウンドを配置)によりグリップ力、長期利用と衝撃吸収性を備える多用途に優れたデュアルデンシティソール。
・インジェクテッド・・・高度なクッション性、高弾性素材により“押し返す”力が働き、走行をアシスト。オフロードトレイルに適している。
・ソール(オールグラウンド)・・・岩場、草地、泥、アスファルトなどさまざまな路面に対応するオールラウンドソール。濡れた路面、乾いた路面、どちらにも対応。
長距離用のオールラウンダーといった印象ですね。
スポルティバはお値段が高いだけあって、性能品質も高いです。
スポルティバのラインナップが変わってきている!?
引用:スポルティバ公式
2023年頃のラインナップから随分変わってきている?
今までは ”アカシャ” が最もロングレースモデルとなっていたはずだが、上の表を見ると、ロングモデルとはなっているものの、全体的には中間という位置になっていた。
新たに「ウルトラ」というカテゴリが増え、PRODIGIO(プロディジオ)というモデルが生まれていた。
業界も長距離思考になってきているのでしょうか。
短距離モデルの、「ブシドー」と「ヘルオス」が無くなっている!
少しショック・・
ヘリオスは当ブログでもレビューしています。
ヘリオス3は、とても軽量で日頃の練習から20km~30kmのショートコースで抜群に使い勝手が良く、ソールのラグがつぶれるまで履きつぶしているくらい素晴らしいシューズなので、買い替えられないのは残念です。
一方で、アカシャはと言うと、ヘルオスとはコンセプトが違う。
アカシャはクッション性、安定性、長距離に特化しているので、履き心地は大きく異なる。
重さは310gで、スポルティバで最も重く、ドロップ高も10mmと、ドロップ差が大きいのも特徴だ。つまり、ゼロに近いドロップにすることよりも、走る際の離着地をしやすく楽に走れるような作りになっているのだ。
唯一、厚底である部分のみが、私が履きこなせるか心配な点である。
履いてみた
シューズの箱から、いかにもスポルティバな感じだ。開封は毎度のことワクワクする。
たくましく、カッコいい。
赤いソールにブラックカラーにイエローのロゴが、スポルティバのフラッグシップカラーだ!めちゃくちゃカッコイイ。
ソール。独特な形状。溝の深さはまあまあといったところ。赤いX(エックス)のマークは、前述したフリクションレッドの証。
ここまで見て、サロモンのシューズと随分特徴が違うな。と感じた。
ここで、実はかなりの厚底だったことに気づく。ロングレースで活躍できることに期待したい。
これを履いて、数回登山(長距離縦走や歩荷含む)や短いトレランをやりました。
想像以上にふわふわしていて、最初はなかなか慣れませんでした。
ただ、いつも厚底を履いている人は何も感じないかも知れません。
可もなく不可もなく、いい意味でバランスが良いと言えます。
短いトレランでは、普通に良いですが、軽量のヘリオスの方が足さばきがし易いし、かといって長距離縦走で恩恵を感じたかどうかも不明。
まだ30km程度しか履いていないから良さが分からないのかもしれません。
歩きにくさを感じたのは私が厚底に慣れていないせいだと思います。30kgを背負う歩荷では歩きにくかったです。
しかし、これまでのトレランシューズに無い良さと言えば、帰宅後の足の疲労の少なさでしょうか。これヘタするとめちゃくちゃ優秀なシューズの可能性もあり、TJAR(トランスジャパンアルプスレース)で選手が履くのも納得。
クッショニング性能が高いので、知らず知らずのうちにダメージが軽減されていた結果だと判断しています。
これは地味に嬉しいですね。
アカシャの良さを語るには、
70km~のロングレースで使ってみないと本当のレビューは出来ないのかもしれません。
まず完走できる実力が私に残っているかは不明ですが汗
ロングレースに出ることがあれば、またこのシューズを履いてレビューしたいと思います。ではまた!